ソーラークッカーでお茶を! 241201
3年生が光の進み方について学習しました。子どもたちは、雲の合間から日光が差し込んでいる様子を見て、光はまっすぐに進んでいることは知っています。また、カーテンを閉めるなどの生活経験から、光は遮ることができることも知っています。
そんな子どもたちに、鏡ではね返した日光を日かげの壁や的に当てる活動を行ったり、日光の当たったところの明るさやあたたかさと、はね返した日光の進み方について調べたりします。
この日は、校庭の真ん中に3枚の鏡とパイロンを持って集合しました。いつものグループで、壁やパイロンに光を当てたり、鏡と鏡で光りのリレーしたりしました。「鏡ではね返した光が増えると、明るさや温かさはどうなるかな?」の問いに、子どもたちはどんどん意欲的になっていきます。
「一つのところに集めるのは、難しいね」「集まったよ!」 みんなで試行錯誤しながら協力して2つ・3つと光を重ねていきました。しばらくして放射温度計を当てると、50℃近くまで上がっていました。「見て!すごいよ」「光が多くなると明るく、温かいね」という声が出てきました。
学習のクライマックスは、「ソーラークッカーを使って紅茶を飲もう!」です。子どもたちは、教科書やwebの情報から、その形状や必要な材料を調べました。目標が明確な分、主材料のダンボールの調達・切り抜きから力こぶが入ります。「大きさは?」「横が曲がってるよ」「兜みたい」「缶は黒く塗った方が光が集められるよ」…。周囲には、日光を反射させるアルミ箔を貼っていきます。パーツを針金で繋ぐグループもいます。「やったぁ!完成」「光が集められるかな?」「早く飲みたいね」といった声が聞かれました。
子どもたちは、完成したソーラークッカーを日の当たる窓際に置きました。「太陽が動くから、これも動かそうよ」と、よいところに気付きました。結果は、熱々の熱湯とは行きませんでしたが、理科室で沸かした湯を足しておいしく紅茶やスープをいただきました。
ハッスル!タッチカラーゲーム 251128
英語のテーマの中で最も子ども達に身近なものの一つが色です。日常的に耳にするピンクやブルーなどの色の名前をすでに知っている子もいるので、他のテーマよりも取り掛かりやすいのが魅力です。
この日は1・2年生が色に関わる英語遊びを行っていました。最初は、アイスブレークの英語の歌です。
続いて、英語遊びの材料になる色を英語で言い表しました。黒板には、次々と絵カードが貼られていきます。子どもたちは、ジェス先生の発音をよく聞き、それに倣って発音していきます。元気いっぱいの子どもたちは、恐れを知らず大きな声で練習していました。中には、自信がなさそうな子もいました。
タッチカラーゲームに突入。情報ボードから英語の歌が流れてきました。歌詞に、色が含まれています。ジェス先生が、"touch something ~ ."と歌詞の色にタッチするように指示します。すると、教室では、蜘蛛の子を散らすように5秒以内に教室内の指示された色にタッチします。「赤いものあるかな?」「分からないなぁ」「ぼく、先生の服にタッチ!」「お便りの上(タイトル)が黄色だよ」…。大盛り上がりとなりました。
1年生にも2年生にも、大満足の時間になりました。
大収穫!こんにゃく掘り 251127
地域ボランティアの角田ご夫妻にご協力いただき、こんにゃく掘りを行いました。春に植えたこんにゃくの種芋はどのようになっているのでしょうか?「きっと大きくなっているよ」「腐っていたらどうしよう!」「葉のようなものが大きくなっていたからなぁ…」と期待と不安が入り交じっている様子です。子どもたちは、1年生教室前の畑に集まりました。
作業開始です。最初に、担任がこんにゃくいも種を植えたあたりを掘り返します。続いて、子どもたちは、ワクワクしながらこんにゃくいもを掘り出します。かぶれないように、手に軍手を着用しています。最初のグループが、土の中から大きく育ったこんにゃくいもを掘り出しました。それを手に「とったどぉー!」 これを合図に、子どもたちの手で、次々に掘り出されていきます。中には、大きさ比べをする子もいます。「すごいでしょ」「ボクのが最大!」大きなもので直径30cm近くありました。収穫したこんにゃくいもはが、どんどんコンテナに集められていきます。角田さんによれは、痛んだこんにゃくいもは、1個しかなかったそうです。さらに、こんにゃくいもの下に隠れている生子(きご)も丁寧に見つけました。「こんにゃくの赤ちゃんだよ」「かわいいね」「土の中にもたくさんあるよ」という声が聞かれます。子どもたちは、収穫した生子(きご)の量の多さに驚いていました。
収穫したこんにゃくいもは、毎日陽に当てて乾燥させます。低温を嫌うので、日中に児童玄関前にコンテナを持ち出します。この仕事は、誰がやるのでしょうか?もちろん子どもたちが分担して行っていきます。
必見!校内絵画展 251126
■1年「くじらぐも」中川李枝子 (作)
一年二組の子どもたちが校庭で体操をしていると、空に雲のくじらが現れて一緒に体操をはじめました。くじらがここへおいでと誘うので、二組の子どもたちはクジラに乗ろうと張り切ります。みんなで一緒にジャンプしても全然届きません。そこに急に風が吹いてみんなを空へ吹き飛ばし、くじらのくもに乗ることができました...。誰でも知っている有名なお話です。
大きなクジラを表現するのに、たくさん紙を貼っていました。クジラそっくりな形、ウサギのような形、大きな大きなくじらなど様々です。上に乗っている子どもたちも、とっても個性的です。背景となる空は、単なる水色でなく深みがでいます。
■2年「スイミー」レオ・レオニ (作)
赤い魚の群れに、一匹だけ泳ぐのが早い、黒い魚がいました。彼の名前はスイミーです。ある悪い日、群れがマグロに襲われます。生き残ったのはスイミーだけでした。スイミーは怖くて暗い海を、寂しくひとりで泳ぎます。けれど、そこには美しいクラゲや奇妙な魚、驚くほど長いウナギなどがいて、新しい発見をするたびにスイミーは元気を取り戻していきます。そして、岩陰にスイミーとそっくりの魚たちを見つけます。スイミーは海の素敵さを教え、怖がっていた魚たちと団結し、大きな魚のふりをして泳ぐことを思い付きます。そして彼らは、大きな魚を追い払ったのでした。この絵本は、スイミーが仲間を失い、旅をする中で生きる気力を取り戻し、同じ悲しみを二度と味わうまいとする物語です。
今年のスイミーは、ダークな海の中に泳いでいます。子どもたちの心象風景でしょうか。主人公のスイミーは、マンボウやウツボのような形もありました。周りに泳ぐ魚も個性的で、賑やかです。
■3年「リコーダーをふく私」
鏡やタブレットPCを駆使して、自分がリコーダーをふく姿を絵にしました。下絵で苦労したのは、肩につながる腕、リコーダーを押さえる指です。動いているようなリアリティのある指もあります。色塗りでは、原色を避けてきるだけ絵の具を混ぜ、ほおや腕は膨らみが出るように塗ってあります。髪の毛の塗りや体育着のリアルなしわも見所と言ってよいでしょう。名札を見ないでも、誰か当てられるほど本人に似ている作品もあります。
■4年「ソーラン」
運動会で好評を博したソーランを踊っている様子を表現しました。描かれているのは、もちろん自分です。よく見ると似ています。水色と黄色の旗を持ったあのダイナミックな動きが惜しみなく表現されています。腕や脚の動き、目線なども工夫されています。原色を避けてきるだけ絵の具を混ぜ、ほおや腕は膨らみが出るように塗ってあります。
■5年「大造じいさんとがん」椋 鳩十 (著) 武部 本一郎 (イラスト)
がんを狩ろうとする大造じいさんと、ガンの群れの頭領「残雪」の知恵比べを描いた名作。昔から国語の教科書に出ています。ベタ塗り・輪郭をペンでなぞることはせず、絵の具でしっかりと混色をつくりがんばりました。また、部分部分を構成する一番明るい色で薄く、画面全体を塗り上げ、全体を見ながら彩色していく事にも挑戦しています。子どもたちは、猟師のじいさんというキャラクターは難しかったようです。背景となっている夕陽・青空や枯れ草の様子もご覧ください。
■6年「わたしの大切な風景」
さりげなく遠近法が導入して、愛着のある校内の場所を選んでいます。誰がどこを選んだのか、見るだけで楽しいです。今までの学校生活の中で思い入れのある場所・ものを選んで絵にしています。例えば、校庭から見た校舎、玄関、図書室、特別教室といった身近なものから、アルプスの土管から見える風景や大きなサッカーボールと校舎の対比もありました。
「ぼく、キャラクターは得意なんですけど…」「(実物を見ないで)室内で色を塗りたいんですけど…」「一度塗りでいいですか?」の問いに対しては、「アウト!」ということにしています。下絵の段階から苦戦の連続でした。でも、しっかり観察して細かい部分も描ききっていました。よく見ると、よく見えない部分が詳しく描かれている残念な作品もありました。
車椅子は楽しそう!ホント? 251125
4年生が総合的な学習の時間で車椅子体験を行いました。講師は、渋川市社会福祉協議会にお願いしました。体育館には、お借りした車椅子が所狭しと並んでいます。
最初に、車椅子の機能や開閉方法など使用する上などを確認しました。子どもたちの中には、車椅子を押したことのある子もおり、顔を乗り出して興味深そうに聞いていました。また、スポーツ用の車椅子については、テレビ等で見て知っていました。
その後、折りたたみ椅子の障害物を置いたコースを、車椅子に乗って要介助者役と車椅子を押す介助者役のペアで回りました。練習用コースには、ジグザグ、段差があります。実際の道路や建物では段差・砂利道・ぬかるみ等の障がい(バリア)があります。段差への対応はぬかるみや砂利道等で車椅子が進めなくなった場合にも応用が出来る「介助の基本」だそうです。自動販売機でドリンクを買うコーナーもありました。※疑似体験
介助者役の子は、「右に曲がります」、「この先に段差があります」と乗っている人を気遣う声をかけ、思いやりの気持ちの大切さを学びました。段差を越える際には、車椅子の前を上げたり、バックさせたりするのに苦労していました。当然、歩けない人は、もっと大変です。一方、要介助者役の子は、体が急に傾いた時や揺れが大きくなった時は、予想以上に怖いことにも気付きました。
二度目は、介助者なしで自走してみました。さらに課題は高くなりました。でも、子どもたちは、果敢に挑戦していました。
最後に、子どもたちからは、「思ったよりも車椅子が重かったので、段差で押すのが難しかった」「乗ってみると段差では振動が大きくなって怖かった。でも、友だちが声をかけてくれると安心して乗ることができた」といった感想が聞かれました。
壁を突き破れ!津久田再発見 251124
地域は、子ども、保護者、地域の人たちがともに生活する舞台です。そこには、その地域独自のよさがある。例えば、地域の歴史や古くからの建物、旧跡、宝物等の文物であったり、伝承、伝説、行事等の文化であったり、夢をもち自分の理想の実現に向けて生き生きと生きている人そのものであったりします。
この時期、6年生は地域素材を生かした「津久田再発見」を行っています。子どもたちは、自分が住む津久田地区の観光、環境、文化等の地域のよさを調べて保護者や地域の人に紹介したり、「少子高齢化」「過疎化」に伴う地域の課題をとらえたり、「これからのまちづくり」に向けて自分たちにできることを考え、試みたりしようとしています。収集するデータは、ネット情報に偏りすぎると物真似あるいはコピー&ペーストの悪しき学習に堕落します。もっとリアルな声・データが欲しいのです。そこで、今年も探究テーマに関わる皆様方にインタビューを敢行していきます。
トップを飾り日新堂書店の中沢さんに、「津久田地区を深掘りする」と題した講話をしていただきました。軽妙な語り口に、子どもたちは釘付けになりました。津久田人形、ヒメギフチョウ、津久田城、キンメイチクなど、有名なモノ・コト・ヒトについて触れていただきました。さらに、ご自身の失敗談をはじめ、話し方やプレゼンテーションのコツなど、学習を進めていく上で参考になることがたくさん含まれていました。
追え!太陽の光 251121
3年生が光の進み方について学習しました。子どもたちは、雲の合間から日光が差し込んでいる様子を見て、光はまっすぐに進んでいることは知っています。また、カーテンを閉めるなどの生活経験から、光は遮ることができることも知っています。
そんな子どもたちに、鏡ではね返した日光を日かげの壁や的に当てる活動を行ったり、日光の当たったところの明るさやあたたかさと、はね返した日光の進み方について調べたりします。
最初に、校庭の真ん中に鏡を持って集合しました。いつものグループで、壁やパイロンに光を当てたり、鏡と鏡で光を反射させたりしました。「グループ全員でリレーしながらパイロンに光を当てられるかな?」の問いに、子どもたちはどんどん意欲的になっていきます。みんなで試行錯誤しながら協力して2つ・3つと光をリレーしていきました。しばらくして、「見て!当たった!」という声が出てきました。
次に、日光を集めるとどこまで暖かくなるのだろう疑問が生まれました。子どもたちからは、「みんなで光を集めたら眩しくなったから明るくなるよ」「鏡1枚のときと比べて明るくはなるけど、暖かくはならないよ」「みんなで光を集めて手で触ったら、暖かかったから、きっと暖かくなるよ」という声が聞かれました。実験方法は、鏡を1枚・2枚・3枚と使って、反射光を当て明るさと温度を調べます。暖かさは手で触っただけでは分からないので、放射温度計を用いることにしました。「1枚より2枚、3枚のたくさんの鏡で光を集めると明るいし温度も高くなったよ」「鏡で光を集めるほど、明るくなり温度が上がって暖かくなるよ」という声が聞かれました。
さらに、もっと日光を集められる道具として虫めがねを導入しました。黒い紙に虫めがねを近づけたり、遠ざけたりして日光を集めたところの明るさや温かさを調べました。虫めがねを遠ざけて日光を小さくしなくてはならないのですが、太陽と紙の角度が直角にならないので、なかなか小さくなりません。「紙を傾けると小さくなるよ」「プランターに紙を立てかけよう」「煙が出たよ」「大きい虫めがねは、3秒だったよ」という声が聞かれました。日光を小さくして熱せられた紙から煙が上がると、歓声が起きました。虫めがねを使って日光を小さくすることで、小さくするほど明るく温かくなることが確認できました。
クライマックスは、ソーラークッカーです。どうなることでしょう?
グループで考えるインターネットの使い方 251120
昨今全国的に、児童生徒のスマホやタブレット、携帯型ゲーム機などへの過剰な依存が問題となっています。そこで、4年生~6年生が中部教育事務所青少年育成コーディネーターを講師に、情報モラル講習会を行いました。
最初に、インターネットでどんなことができるか考えました。我々が日頃からお世話になっているショッピング、音楽鑑賞、写真・動画閲覧、SNS、ゲームなどが想起されました。もちろん、調べる学習でも八面六臂の活躍をしています。講師からは、インターネットやメディアを使う際に、「①見分ける力」、「②考える力」、「③やめる力」、「④責任を取る力」が必要だと説明されました。便利な反面、深刻な問題点もあります。
いよいよグループワーク。最初に、熊本地震の際に動物園からライオン放たれたという有名なフェイク情報があります。これによってどんな問題が起こるかを考えました。3人~4人組になった子どもたちは、思いついたことを付箋にまとめていきます。賑やかな集団は4年生です。「人を傷つける」「家から出にくくなる」「つかまえないと騒ぎになる」「歩いている人がビックリする」など、思いついたことを、さっとまとめています。付箋の数がみるみる増えていきました。一方、重たいムードの6年生は、付箋が増えていきません。中道をいく5年生は、妥当な考えがどんどん増えていきました。「動物園が悪く思われる」「高齢者は疑わなく、信じてしまう」「市役所が動き出す」「雪だるま式に広がっていく」などです。
続いて、「なぜインターネットを使いすぎるといけないか?」について考えました。実は、津久田小でもゲームやSNS、テレビの長時間視聴による視力低下、睡眠不足、運動不足が話題になっています。何人かで一斉に行うオンラインゲームがかなり長い時間に及んでいる、四六時中メデイアと離れられない依存症の子どもも存在することがという話が聞こえてきます。子どもたちは、「身体を壊す」「目に悪い」「成長が鈍る」「お金を使いすぎる」「関係ないサイトへ誘導される」など、よく認識していました。
最後に、「どうしたらルールを守れるか?」考えました。従来から、学校保健委員会で、「①使う前には約束づくり」、「②一日にメディアを使うのは2時間以内」、「③寝る1時間前にはメディアら離れる」、「④自分から守り、自分から続ける」が確認されてきました。これらが概ね子どもたちに根付いていました。ただし、4年生の一部に、「家庭でルールがない」と述べる子もいて心配です。
講習会によって、インターネットを使用する際には、「①賢い利用者になる」、「②相手への思いやりと相談先をもつ」が欠かせないことが分かりました。でも、グループワークでのアイデアを実践できるかは別問題となります。ご家庭でも、再度インターネットやメディアの使い方について話題にされてはいかがでしょうか。
学ぼう!認知症の人への接し方 251119
4年生が総合的な学習の時間を利用して、認知症まなびの講座を受講しました。講師は渋川市地域包括支援センターの皆様です。
まず、「おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に暮らしいてる人は?」という質問に、意外にもあまり手が挙がりませんでした。これを受けて、認知症になる原因や症状、身体の変化、接し方などの基礎知識を学びました。
続いて、物忘れや名前間違いなど認知症が始まってきたおじいちゃんへの接し方を、寸劇で学びました。寸劇は、認知症が始まったおじいちゃん、おかあさん、はなこさんの三人家族の設定でした。①財布を片付けた場所を忘れたおじいちゃんに対しては、二人が一緒に探してやりました。②ご飯を食べたことを忘れたおじいちゃんへは、TVを一緒に見るなどやさしく接しました。寸劇は、子どもたちから笑い声が聞こえてくるなど、とても楽しく分かりやすいものでした。子どもたちは、認知症の人は不安で困っているんだということや自分達にもできることがあると気がついたと思います。
最後は、○×クイズで学習したことを振り返りました。ほとんどの子が全問正解で、これからも認知症の人をはじめ困っている人にやさしく接してくれることでしょう。
上がれ!噴水、吠えろ!空気砲 251118
「空気は粒のような存在」ととらえるといろいろなことが説明できます。大人にとって空気を粒子とらえることは難しくありません。でも、子どもたちは、「空気は目に見えない、風のようなもの」といった感覚で捉えています。4年生が学習する「閉じ込めた空気や水」は、中学生になって粒子として考えることの基礎になります。
最初に、空気や水の性質を利用したペットボトル水鉄砲を作りました。これで楽しく遊ぶ中で、「どうして水が飛ぶの?」「水が出るとき、ペットボトルが固くなっている」「もっと勢いよく水を飛び出させたいな」といった声が聞かれました。さこで、500mLと2Lのペットボトル水鉄砲はどちらが勢いよく水を飛ばすか調べました。子どもたちは、長い空気鉄砲が遠くまで玉を飛ばしたことから、2Lの大きな方が勢いよく水を出すと予測しました。でも、実際に試してみると500mLの方の勝ちでした。ここで、多くの子が、圧された空気は縮むことや圧し返す力があることを理解しました。さらに、出口を閉じた注射器のピストンを圧して、空気が縮む限界も調べました。
その後、空気鉄砲や水鉄砲を作って、前玉や水が飛び出す理由を考えました。昔の遊びとの関わりが少なくなった昨今、子どもたちは大喜びでした。
単元のクライマックスでは、ペットボトル噴水とダンボール空気砲を作りました。ペットボトル噴水は、ペットボトルに噴水キャップを取りつけるだけです。噴水があがる理由は、多くの子が理解しています。出来上がった子から空気鉄砲のピストンを押しました。すると勢いよく水があがりました。上に載せた赤いボールがきれいに浮き上がると、「わぁー!浮き上がった」「浮き上がったボールが元に戻ったよ!」と歓声があがりました。この後、外に出て誰の噴水が高く上がるか、競い合いました。
さらに、ダンボール空気砲に挑戦です。子どもたちは、ダンボールの側面の真ん中あたりにカッターナイフで丸い穴を開けました。ふたが開く側面やすき間をガムテープで閉じて完成です。勢いよく叩くと、すごい圧力を感じました。「線香の煙を入れると分かりやすいよ」「白い煙のようなものが出るよ」「たくさん鉛筆が倒れるよ」と大興奮。早速、的を立ててグループで威力を競い合いました。「ダンボールが大きい方が強烈だよ」「ぼくたちは、強く叩いてるよ」「圧が当たる角度かな?」と侃々諤々です。ペットボトルロケットは、理科クラブの試技を見学した子が多いので、割愛しました。
見たぞ!消防士のすごさ 251117
3年生が渋川広域消防本部見学に出かけました。喜び勇んでバスに乗り込む子どもたち。乗り込むとすぐにベルクの看板が見えてきました。消防本部では、最初に、パワーポイントでの消防署の仕事や消防士の働きについての全体的な説明がありました。事前に調べてきたので、よく頭に入ったようです。
続いて、救急救命法のプチ体験を行いました。子どもたちの目の前に横たわるのは、実習用の人形です。上半身しかないのに驚きました。これを使って胸骨圧迫の実習です。胸骨圧迫では、胸の真ん中を重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。この時には、1分間に100回の速いテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。「大変なんだね」「ずっとやると疲れるね」といった感想も聞かれました。多くの子どもが顔を紅潮させててフーフー息をあげていました。
この後、施設や設備の見学になりました。子どもたちは、間近で見る消防士さんが身に付ける服やいろいろな種類の消防自動車の説明に熱心に耳を傾け、メモを取りました。大きな画面に渋川広域の地図があり、リアルタイムで様子を把握できることが分かりました。
特別に、消防士の服装をさせていただきました。三者三様、上から下までビシッと消防士の服装を身につけた子は、身が引き締まる思いだったようです。「どう?かっこいい?」と、友達に確かめる子もいました。さらに、実際に使わ れる荷物を背負うと、重くて腰が折れてしまいました。「え~っ!こんなに重い荷物背負うの!」とびっくりしていました。いろいろな消防車・救急車を間近で見て、中に入れていただいてと貴重な体験をすることができました。救急車・ポンプ車・はしご車・化学車のほかに、小さな赤い車もありました。「いったい何に使うのかなぁ?」と、学校にいるときから疑問でした。
さらに、水消火器体験をさせていただきました。昨年行われた避難訓練では、4年生~6年生の代表が勢いよく水を発射させ喝采を浴びました。今日は、何と全員が体験出来ることになりました。子どもたちは、大満足。火が消えたことを示す表示がくるくる回転すると、「やったぁ!」という声があがりました。
最後は、高い場所からロープを伝わって降りてくる高所救助の様子を見学させていただきました。「あんな高いところから、怖いなぁ」「ロープで伝わってるね」「勇敢だね」といった声が聞かれました。
ぶつけて悔いなし!3松の質問 251115
3年生の総合的な学習では、地域の素晴らしいモノ・コトを学習します。もちろん津久田人形の学習は外せません。その一貫として、地域めぐりでは、人形浄瑠璃を演じる舞台や人形を格納する倉庫を見学させていただきました。
津久田人形芝居は、江戸時代中期(享保8年頃)に興ったとされる三人遣い浄瑠璃系の人形芝居です。伊勢講のついでに大阪で芝居を見てきた当時の人々が始めたものだそうです。なんという熱意でしょう。現在、津久田桜森八幡宮境内の人形劇舞台と人形多数が県の文化財指定になっています。
この日は、津久田人形クラブの講師の皆様に、子どもたちが考えた質問に答えていただく時間が設定されました。3松教室には、狩野先生・須田先生・池田先生の重鎮と本物の人形がデーンと聳えていました。
最初の質問は、「津久田人形芝居は、なぜキンメイチクの近くにあるの?」というコロンブスの卵のような鋭いものでした。子どもの質問とはいえ、予想外の内容にしっかりと思索をしてきていただきました。明快な回答に、さっとメモをとる子がいました。他にも、
①人形は何から作られているのですか? ②人形はどうやって作るのですか? ③人形は何で塗ってあるのですか?
④人形はメイクをしているのですか? ⑤人形の重さはどれくらいですか? ⑥人形が壊れたらどうするのですか?
⑦1体作るのにどれくらいかかりますか? ⑧1年に取れるくらい公演しているのです?
という質問が出ました。
人形の動かし方や黒子の衣装の説明も追加されるなど懇切丁寧な説明で、最後は時間が足りなくなってきました。それにしても3年生の集中力が特筆に値します。難しい内容を興味深く聞いていました。12月に津久田人形桜座による伝統芸能教室を鑑賞する事前学習として、充実した時が流れていました。
煙に巻かれた子どもたち? 2511144
これからの季節は、空気が乾燥して火災が発生しやすいです。そこで、今年も火災を想定した避難訓練を行いました。今回は、教職員にも子どもたちにも、発生場所を知らせませんでした。想定は、大きな地震が発生後に、火災が起こったというものです。
校内放送で不協和音の緊急地震速報がなりました。あの気分が不快になる音です。5年生の教室では、子どもたちが一斉に机の下に潜り込み、しっかり頭を守っていました。地震がおさまって間もなく、けたたましい音で火災報知器が鳴り出しました。火災発生場所は、1階技術員室でした。でも、初期消火は失敗。駆けつけた教員は、職員室に緊急連絡しました。
続いて、避難指示の放送をよく聞きます。火災のニュースを見ると火の怖さが伝わってきます。しかし、深刻な被害の多くは、煙や有毒ガスによって逃げ遅れることが原因と言われています。そのため、鼻と口をハンカチで覆って避難しました。「東階段を降るよ」という指示で動き始めます。でも、すぐに唖然とすることに…。なんと6松教室前では、防火シャッターが降りていました。しかたなしに、先導の教員が開けている狭い防火ドアをくぐって進みました。1階でも同じ事が起きていました。児童玄関まで行けないので、1年教室から校庭へ出ました。
避難場所に集合した子どもたちは、校長と東分署職員様の話を聞き、訓練全体を振り返りました。クイズ「下校途中で畑で火事になりそうな所をみつけたらどうするか?」では、「近くにいる大人に知らせる」という適切な選択肢を選ぶ子が多かったです。
避難訓練終了後は、全校児童(※一部不参加)が煙霧体験に臨みました。煙霧体験では、児童玄関前にに設営したテントの中にスモークを充満させ、実際の?災現場を想定した訓練です。口と鼻をハンカチで押さえながら、体を低くして手探りで進みます。6年生から勇気を出してスタート!テントの中からは、「(煙で)まったく見えない」「中が真っ白で怖い」と児童の声が飛び交い、火災現場の怖さを体感することができました。
くぎ打ちは任せて! 251113
図工室から、リズムよくトントンという音が聞こえてきます。大工さんでもいるのかなと思って、のぞいてみました。この日は、3年「トントンどんどんくぎうって」で木材にくぎを打ち込んでいました。
金づちでくぎをうつのは、初めての子が多いので、最初にくぎの正しい打ち方を学びました。子どもたちは、大・中・小3種類のくぎを使っていきます。サンプルの木材で正しいくぎのうち方を練習です。
①打ち始めは、左の親指と人差し指でくぎの下の方を持ち、右手で金づちの柄の頭に近い方をもって、軽く打つ。
②くぎがしっかりささったら、柄の下の方を持って、ひじと手首を使って打ち込んでいく。
③打ち終わりは、柄の頭に近い方を持って、頭の丸い面で打ち込む。
「金づちで木にくぎをどんどん打っていこう!」という指示が出ました。子どもたちは、角材をうまく組み合わせて、試行錯誤しながら作品を仕上げます。自分の好きな動物や昆虫、車や飛行機などの乗り物、建物などになっていくのでしょう。級友の部品を持っていてあげる子、リズムよくくぎを打ち付ける子、失敗したくぎを抜く子など様々です。まわってみると、「短いの(くぎ)打つの難しい」「曲がっちゃうよ」「あっ、今度は馬に見えてきた!」「お父さんから教えてもらったよ」「ウサギに見えるでしょ」といった声が聞かれました。
楽しい作品が出来上がりそうです。
描け!踊る自分 251112
4年生は、校内絵画展に運動会の絵で臨みます。モデルは「津久田小ソーランVer.2025」で一生懸命踊った自分の姿。色とりどりの音楽と和太鼓のリズに合わせて、出来るだけ腰を低く落とし、止まる時はピタッと止まるなど、ダイナミックに全身を使っていた姿が思い出されます。カラフルな法被がきらびやかに躍動していた姿を画用紙いっぱいに描いていきます。
運動会では、リズムもテンポも速めてロック調にアレンジされた4年生~6年生の「津久田小ソーランVer.2025」が好評を博しました。ダイナミックな動きは、厳冬のニシン漁を連想させました。経験の浅い4年生も、がんばって食らいついていきました。 最後は、学年毎のユニットで、ダイナミックなポーズをキメました。もちろん会場からは、滝のような拍手が起こりました。
下描きでは、Chromebookで写真を見ながら構図を決めました。力強さが表現されるように、身長に写真を選んでいきました。感動はあっても、大きく表現することはなかなか難しいものです。表情や法被のたなびきなど難しいです。でも、最初に大雑把に下書きをすると、書きたい部分が全部入ることが分かりました。「顔がよく似ているね」「腕の動きがリアル」「影つくと、グッと締まるね」といった声が聞かれました。
彩色では、空の色、髪の色、肌の色にこだわりました。絵の具をチューブから出したまま使うのでなく、作った色を試し塗りしながら、色を置いていきました。
激闘!ブラックマンVSホワイトマン 251111 Admin カテゴリ:全校
帽子が飛ぶような風が吹いているものの持久走に最適な日差しの中、角田柳作先生記念校内持久走大会が行われました。今回から、赤城・榛名・子持の団対抗となりました。優勝団に贈呈される豪華なトロフィーが走るインセンティブになっているようです。ただしコンディションはベストではありません。体調不良のため、高学年を中心に欠席が多くなってしまいました。開会式では、校長が、「マラソンには、『苦しいならやめようよ』と誘惑するブラックマンと『最後まで走り抜こう』」と励ますホワイトマンがいます。ブラックマンに負けないようにがんばろう!」と述べました。誰にでもあるブラックマンとホワイトマンの戦い、どちらが勝ったでしょう。
1・2年生は、学校のまわりを走ります。校地北側は卒立橋までのコースを1周します。2年生は、1年生に負けないぞとばかり、やる気が漲っているようです。一方、1年生は、はじめての大会になります。両学年とも、この日のために休み時間の練習を重ねてきました。
いよいよ号砲が鳴ります。プールの北側に立っていると子どもたちが次々に走り去っていきました。女子のトップ集団は2年生が多く、1年生も混じっていました。力強い走りで他を大きく引き離して走り過ぎていきました。その後は、1・2年生が混ざり合って走り過ぎていきます。コースの中では、学校の北側がやや上りで苦しくなるようです。子どもたちは、ゼーゼー!ハーハー!と苦しそうでした。総じて一日の長がある2年生の方が、1年生を圧倒した感じです。はじめて持久走に臨む1年生は、ペースを保つのが難しいようです。ブラックマンに負けてしまうのか?それに比べて、2年生はさすがに安定しています。1・2年とも、トップの選手が新記録を出しました。
男子は、2年生数名がロケットスタート!圧倒的な走りで、まもなく後方を置いてけぼりにしました。1年生も懸命にがんばりますが、追いつきませんでした。そのままゴールしました。後ろは下克上の状態です。真ん中より後ろの子になると、卒立橋で歩きそうになります。最後の登りでは、急激にスピードダウンしていきました。でも、最後まで諦めない姿勢が立派でした。男女とも上位は、2年生が占めていました。上位に食い込んだ1年は、目がギラギラとしていて、意欲溢れていました。沿道で応援するお父さん・お母さんからも、闘志をもらっているようでした。
3・4年生は、卒立橋を二度回ります。それに伴い登りが二度です。3・4年女子は、すぐに4年生の上位陣が飛び出しました。卒立橋を曲がると苦悶の表情を浮かべています。4年生2名が飛び出しました。その後ろの選手たちは、上り坂で長い集団になっていました。特に3年生は、二度の登りにブラックマンが顔を出します。それでも東門が見えると、急に息を吹き返します。今までの疲れがどこへやら、最後のトラックでは抜きつ抜かれつ状態でした。最後のグループには、安全確認を行っていた教員が大きな声で励ましました。その後ペースメーカーのように一緒に走って行きました。
3・4年男子は、試走の反省を生かした走りを見せます。スタートから間もなく4年生が飛び出し、3年生が懸命についていきます。それに続いて3・4年生が列を作って卒立橋を通過していきます。トップ集団は、2周目も軽快にステップを刻みます。最後の上り坂、沿道の応援に励まされながら、歯を食いしばって進んでいきました。ホワイトマンが踏ん張ります。3年男子も健闘、好タイムが続出しました。
卒立橋に立っていると、5・6年生女子が次々に走り去っていきました。トップは、6年生が悠々とした走りを見せました。試走の反省を生かして最初から飛ばしていきます。続いて5年生。各々の表情からは、自分の壁を破ろうという気持ちがひしひしと伝わってきます。少し距離を開けて第2集団が続いていきます。最後は、苦しい上り坂。ゼイゼイという息づかいが聞こえてきました。でも、上位陣は変わりませんでした。その後ろの選手は、上り坂でのつばぜり合いが続いていきました。沿道の熱い応援に、練習では歩いて選手も歯を食いしばって走り続けていました。
男子は、県陸上記録会出場の6年生が韋駄天のような走りで駆け抜けます。懸命に続くのは6年生の集団です。そのまま、グーンと矢のようなスピードで駆け抜けました。後半は登りの試練が脚にきます。でも、最後まで諦めない姿勢が立派でした。後半の上り坂は、最後の戦いにかける6年生が歯ぎしりをしながら登っていきます。「もうちょっと、20分休みに走っておけば…」という後悔の念を抱いた選手も少なくなかったはずです。トップ選手は、余裕で新記録達成です。
2学期後半も、ブラックマンに負けないように自らの目標を達成してもらいたいです。また、沿道の皆様からの温かい応援は、選手をどれだけ勇気づけたことか。しかも、お子さんだけでなく、多くの選手に及んでいたことは特筆に値します。
閉会式では、お楽しみの校長賞・担任賞が設けられていました。無作為に箱の中から引いたボールと同じ出席番号の選手は、小躍りしてます。なんと得点が2倍になるのです。さて、注目の優勝団は、表彰集会での発表となります。
描け!わたしの大切な風景 251110
校内絵画展へ向けた子どもたちの奮闘レポート、最後は6年生です。6年生は「大切な風景」をテーマに、今までの学校生活の中で思い入れのある場所・ものを選んで絵にしています。例えば、校庭から見た校舎、机と椅子、階段、特別教室、といった身近なものから、アルプスなど校庭の遊具、樹木などです。
子どもたちの絵は成長とともに少しずつ変化していきますが、絵の印象が大きく変わるポイントには、「遠近法」という技法が関係しています。高学年になると、遠くのものは小さく、近くのものは大きく描ける子が増えていきます。そんな「遠近感のある絵」は、上手に見えるのではないでしょうか。また、部分部分を構成する一番明るい色で薄く、画面全体を塗り上げ、全体を見ながら彩色していく事にも挑戦しています。今回は、チューブから絵の具を出してすぐに塗る、森全体ではなく木を見て、一部分だけ異様に細かく描くことからの脱皮を目指しています。「ぼく、キャラクターは得意なんですけど…」「(実物を見ないで)室内で色を塗りたいんですけど…」「一度塗りでいいですか?」の問いに対しては、「アウト!」ということにしています。
タブレットPCもフル活用。描きたい場所を撮影し、その都度形や色を確かめることができます。昔は、ありえないツールです。
現在、完成を目指して、最後の関門となる「光と影」を入れる段階へ入ってきました。ただ、6年生は、完成までにかかる時間を見積もって、今日は〇〇までやりきるといった取り組みができません。締め切りが見えてきて焦る子が多いようです。最高学年の絵画ですから、全校の見本となるようなマイ・ベストな作品にしてもらいたいです。
再現!利根川 251109
5年生が理科で、利根川を事例に「流れる水のはたらきと土地の変化」の学習をしています。子どもたちは、川の水の速さや量に着目し、条件を制御した実験を通して、浸食・運堆積堆積の各作用や石の形の大きさや形の変化、洪水を防ぐ工夫などを学びます。
この日は、プランターの受け皿に校庭の土を入れて川のモデルを作りました。ここに、急な水路と緩やかな水路、水の量の違いで水の働きを調べました。プラスチックコップからゆっくりと地面に水を流し、けずられるところや土や石がたまるところを観察しました。また、カーブの内側と外側に旗を立てて、どちらが削られるか比べました。さらに、水量を増やして、流れの速さや地面のけずられ方を調べました。「いつも同じくらいの水を出すんだよ」「水の勢いが強すぎるよ」「カーブのところに注目!」「川に沿って堤防作っちゃダメだよ」という声が聞かれます。木の削りカスや鰹節、色チョークを流して、流水のスピードや各作用を視覚化する工夫が行われました。また、川岸を削る様子を動画で撮影して、教室で再生できるようにしていました。
さらに、大雨が降って流量が増えた川と通常の川を比較する実験では、新しく購入した備品が登場。一つのはこの中でボトルの数を変えて水を流しました。水や砂の量、川の形などの条件をしっかり制御できるようになりました。「水の量が2倍になったら、すぐに洪水が発生したよ」「カーブの外側が破れた」「とんでもないことが起こった」といった声が聞かれました。
次は、湯桧曽・津久田・伊勢崎の石を見て、形や大きさのちがいができた理由を追及します。理科室には、石のモデルとなる園芸用の吸水スポンジが置いてありました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」始動! 251107
「縄文の森」とは、なんて魅力的な言葉でしょう。小学校では、6年生が社会で学習します。渋川市では、史跡瀧沢石器時代遺跡の保存整備事業に伴い、「育てよう!縄文の森プロジェクト」を実施します。縄文時代の植生環境や発掘調査によって発見された配石遺構を復元し、自然との共生が図られていた縄文時代を体感し、学ぶことができる場の創造を目指しているそうです。津久田小では、5年生がこの中の植樹プロジェクトの参加に手を挙げました。子どもたちは、ドングリの植え付けから育苗、現地での植樹までを一環して行っていきます。5年生は、6年になっても引き続き、ドングリに関わっていくのです。津久田小では、以前からヒメギフチョウ保護の一助となるよう、ミズナラのドングリを植えています。
校庭に出てみると、緑色の旗が風にたなびいています。この日は、文化財保護課の皆様を講師に、縄文時代に盛んに利用された「どんぐり」をはじめとした堅果類8種をプランターに植えました。育成する堅果類は、コナラ・ミズナラ・クヌギ・シラカシ・スダジイ・クリ・クルミ・トチノキです。先日、モロコシ山で採取したミズナラのドングリも植え込みます。
冒頭、プロジェクトの全体像について説明を受けました。その壮大さと責任の重さに、お祭り好きな子どもたちも決意を新たにしたようです。子どもたちの前には、赤玉土や腐葉土が入った入れ物が並んでいます。ここで、8種類のドングリが手渡されました。「いろいろな種類があるね」「みんな形がちがうね」「食べられるものもあるよ」「これ見たことある (※校庭東端のアルプスの周りにある)」といった声が聞かれます。早速、二人組でプランターの中で土作りにトライします。「最初に、赤玉土を入れるよ」「平らにして…」「次に、腐葉土を入れるよ」
出来上がったら、プランターの下穴から出てくるまで水をやりました。「なかなか染みないね」「時間がかかりそうだね」とは、子どもたち。しっかり水が行き渡ったところで、手渡されたドングリを植え込みました。「芽が出るといいな」「来年、待ってるよ」という声もかかりました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」は、始まったばかり。これから粘り強く、ドングリを育成していきます。
Live at Hokkitsu community center 241106
渋川・北群馬児童生徒音楽会の11月7日午後の部で、津久田小3年~5年生の歌声が北橘公民館の大ホールに響きました。今まで練習では、何度も困難にぶつかってきました。例年になく、歌詞が覚えられない子や暗譜ではない子が多かったのです。でも、練習を見る度に劇的に向上していきました。この日も、リハーサルからノリノリで声が出すぎるほどです。実際、「山椒は小粒でも…」ではないですが、声のパワーでは大きな学校に引けをとりませんでした。「本番に強い津久田小」は、この日も健在。「今までで一番よい仕上がりだった」という声が聞かれました。
今年の演目は、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(二部合唱)」(作曲:ロバート・シャーマン)と「Voices(二部合唱)」(作詞・作曲:中山真理)です。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、1964年の映画『メリー・ポピンズ』の劇中で歌われる楽曲です。不思議な響きのこの言葉は、願いを叶える言葉です。♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス アンディリディリディリアンディリラーイ♪という楽しいリフレインは、思わず身体を揺らしたくなります。心地よい緊張感から始まったこの曲も、冒頭から滝のような声が出ました。伴奏も軽快です。もちろんサビの部分の振り付けも、いつもより一体感がありました。この日の魔法の言葉は、子どもたちのどんな夢を叶えてくれるのでしょうか。
伴奏者が入れ替わって、次の曲は「スマイル・アゲイン」。しっとりとした歌い出しから好調さがうかがえました。サビの♪Smile Again Smile Again うつむかないで (同)笑って見せて (同)どんなあなたも みんな好きだから♪もピッタリ合って感動的でした。この日も、「子音をしっかり発音すること」ということに注意しながら、丁寧に歌っていました。身体全体を使った振り付けも、曲のよさをアピールしていました。
この日は、渋川広域の中学生の滝のような声量の「大地讃頌」など、素晴らしい歌声も聴けました。さすが中学生はすごかったです。
音楽会参加曲完成・披露 251105
今年も渋川北群馬児童生徒音楽会では、保護者の皆さんへの発表はありません。そこで、本日の音楽集会は、子どもたちへ・保護者の皆様への渋川北群馬児童生徒音楽会参加曲披露の場になりました。他流試合とも言える音楽会に参加する3年生~5年生は、やる気満々でした。でも、終了後聞いてみると、結構緊張していたとのことです。
1カ月前、体育館では場所決めが行われていました。神妙な顔でそれぞれの位置につく子どもたち。学年はバラバラで、パート別に並び直しました。ストレートに前へ出る声を出す6年生たちと合同練習をして、自分たちの歌がまだまだ発展途上だということも知りました。それからの3学年の合同練習があって今日につながりました。
演目は、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(二部合唱)」(作曲:ロバート・シャーマン)と「Voices(二部合唱)」(作詞・作曲:中山真理)です。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、1964年の映画『メリー・ポピンズ』の劇中で歌われる楽曲です。不思議な響きのこの言葉は、願いを叶える言葉です。♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス アンディリディリディリアンディリラーイ♪という楽しいリフレインは、思わず身体を揺らしたくなります。サビの部分では、手を挙げたり指を回したりする振り付けが入ります。歌いながら軽快に振り付けをするのが苦手な子もいるので、何度も何度も練習を重ねました。魔法の言葉で、持久走大会や音楽会に挑戦する子どもたちを鼓舞しているかのようでした。
「スマイル・アゲイン」のサビは、♪Smile Again Smile Again うつむかないで (同)笑って見せて (同)どんなあなたも みんな好きだから♪と、津久田タイム等で大切にしているものとピッタリ合って感動的です。もちろん大人にとっても胸に刺さります。背中を押される思いがします。「子音をしっかり発音すること」ということに注意しながら、丁寧に歌っていました。曲の最後は、身体全体を活用したポーズが炸裂し、耳目を集めました。
終了後、子どもたちや教職員が感想を述べました。「声が前に出ていて、楽しさが伝わってきました」「全員で行ったアクションがピッタリ揃っていて、迫力がありました」「ゼロからはじめて、感動させる歌に仕上がっていた」など、感想が仕上がりを物語っているでしょう。
本日学校に来られなかった皆様は、期間限定のYouTUbe配信をご覧ください。
生きているだけで100点満点 251104
最近のニュースは、いじめが原因の自殺、殺人事件や深刻な交通事故など、人の命を粗末にする事件が跡を絶ちません。そこで、津久田小では、助産師会の講師による、「いのち大切さ助産師講座」を実施し、命の誕生の不思議さ、一つしかない自分の命、家族の宝物である自分そして友達の大切さについて学びました。
講座では、まず、タイムマシーンに乗り込み、時間をさかのぼりました。行き着く先は、お母さんのお腹の中です。ここで、謎の紙片をいただきました。よく見ると中央に穴があり、白い球も付いていました。子どもたちは、「命の始まりの大きさは、折り紙に針であけた穴と同じ大きさ」という事実に、その穴を見て命の始まりに不思議さに驚いていました。
さらに、助産師さんが不思議なエプロンを身につけて登場。子宮の形のポケットには、小さな小さな胎児が入っていました。「こんな、小さいの?」 理科で学習前の4・5年生は、またも驚きです。次々に、3カ月・5カ月・8カ月・10カ月の胎児が出てきます。会場から前に出てきた子どもたちは、愛おしそうにだっこします。一列に並ぶと、胎児の大きさと重さができました。
胎児の心拍数が多いのに違和感を持った子どもたち。代表の子が会場を走ると、ほぼ同じ心拍数になりました。「なるほどな!」と、6年生も納得です。実際の動画を見ても、胎児が出てくるまで懸命にがんばっていることも実感できました。
最後に、出産シーンのドキュメント動画を視聴しました。赤ちゃんが出てくるまでのお母さんの表情は、見ているだけで苦しそうです。それだけに、出産後のお母さんと家族の表情は感動を呼びました。
子どもたちは、講座を通して「生きているだけで100点満点」というキーワードの意味をしっかりと理解していました。この講座の宿題は、子どもたちが帰宅後、お父さんかお母さんをギュッと抱きしめ、「今ここにいる奇跡」のお礼を言うことです。
願うは安全!通学班会議 251102
久しぶりに通学班会議が行われ、各班のメンバー、登校時の約束、通学路の確認を行いました。
安全を守るための通学班に、問題が見え隠れています。例えば、コロナ禍が一段落したころから、車での送迎が増え、高学年の児童が伴っていない班もあります。坂道を低学年の子だけで歩いてくる通学班も見受けられます。このことも一因となって、子どもたちの体力が低下しています。もう一つ。児童数の減少で、広範囲からまとまって通学する班も見られます。結果、待ち合わせ時間に全員が集合できないことがありました。改善策として、集合場所から離れている子に時計を持たせることにしました。おかげさまで通学路の危険箇所につきましては、通学路の合同点検の充実により改善が進んでいます。
会議が始まる前、班長が1年生を教室まで迎えに行きました。この日は、年度当初の会議後、問題はなかったかどうか話し合い、担当の教員が指導を行いました。各班とも、次のようなことが確認されました。
①待っているときや歩行中は、ふざけたり騒いだりしない。
②右側通行、横断歩道の渡り方等、交通ルールをしっかり守る。
③班長は先頭、副班長は一番後ろにつき、安全に登校する。
④登校途中は、地域や交通指導の人にしっかり挨拶する。
⑤スクールバス利用者は、バスの約束を守る。
最近、熊の出没情報がメール配信サービスで届けられます。昨年度から、班長に熊鈴を持たせています。近隣の地区で情報があった場合には、皆様への状況提供だけでなく、複数人で下校させています。
楽しいハロウィンパーティー 251101
10月になると、街のあちこちでハロウィンの飾りやイベントを見かけるようになります。ハロウィンはもともと英語圏の文化であり、「Trick or Treat!」や「Happy Halloween!」といった英語の表現がそのまま使われます。カボチャのランタンや魔女の帽子、コウモリのモチーフなど、子どもたちの目を引くものがたくさんあり、子どもたちもワクワクします。1年生の教室へ行ってみると、そんな季節行事を英語遊びに取り入れていました。教室内は、様々な飾りを身につけた子どもたちで熱気ムンムンと言った状態でした。
最初に目についたのが、奇妙でかわいい動きが目立ったハロウィン四隅ゲームです。これは、先生の指示やクイズの答えごとに子どもたちが教室の四隅に移動するゲームです。クイズで当たり外れありにしても良いですし、当たり外れのない内容にして、言葉の意味を理解させるのも有効です。四隅には、Jack-o-lantern、Black cat、Wizard、Witchの絵が掲示されていました。間違えた子どもたちからリタイアして、後ろへ下がっています。子どもたちは、互いに飾りを付けた顔を見合って大笑いしていました。
続いて、音楽に合わせてモンスター・フリーズ・ダンスで楽しみました。ハロウィンぽい音楽が鳴っている間、子どもたちはモンスターになりきって自由に動きます。音楽がストップする際に、先生が"Freeze!"と声かけし、子どもたちは止まります。子どもたちは、よくモンスターの雰囲気を出しています。声かけで止まれなかった子は、がっかりしていました。
さらに、学習のまとめとして、先生の前で一人ひとり「Trick or Treat!」や「Happy Halloween!」といったハロウィンの表現をしました。先生の前には、長い列ができました。報酬はかわいいシールです。
最後に、思い思いのポーズで集合写真をとりました。