スタンド・アップ!マイ・ワイヤー 250702
子どもたちにとって、アルミ線や針金のような線材からの立体構成は、魅力的ですが難しい学習になります。ぐにゃぐにゃと自在に姿を変える柔らかな線と張力をもって張った時にみせる緊張感のある直線という素材の魅力が味わえるでしょう。針金を曲げたり、巻いたりするのは、ペンチを使います。もちろん、加工しやすいようにアルミ製の針金を使用しています。図工室にあったクリスマスツリーを提示すると、「うわぁ、すごい」「どうやって作ったんだろう」という声が聞かれました。これは、前に津久田小に勤務していた教員の力作です。
教室では、懸命に針金を立てる姿が見受けられました。この作品は立たせるのが難しく、また面白いところでもあるのです。もちろん、針金の先端は危険なので、移動する時、表す時は先端を曲げておくよう、細心の注意をはらっていました。子どもたちは、思いついた形をもとにペンチで工夫しながら仕上げていきました。よく見ると、針金を曲げる、巻く、ねじる、束ねるなど、いろいろ試しながら、形を変え、組み合わせたりつなげたりして、針金の面白い形を見つけています。しばらくすると少しずつ人、動物、恐竜、建物などができあがっていくようでした。「よく立ってきたでしょう」「まだ形になってないけどね」と説明してくれる子もいました。
マイハウス、橋、人、ゾウやネコ、恐竜などの生き物、ブランコ、塔まで。ちょっと解釈不能なオブジェも目を引きました。完成品は新規の作品専用ギャラリーに展示しています。
赤城音頭の花を咲かそう! 250701
「両手に鳴子を持って楽しく踊りましょう」と声が体育館に響きます。この日の朝活動は、赤城音頭の練習です。
新型コロナウィルス感染症が流行する以前、津久田小では運動会の末尾に赤城音頭を踊っていました。本格的に復活し、本番でも和気藹々と踊ることができました。 赤城音頭は、昭和44年9月、詩人・元中学校長の須田康史氏と作曲家の西山肇氏によって創作されました。現在は、現代風にアップテンポにアレンジされ、振り付けも阿波踊りの動きが入るなど地域住民に親しまれています。
今年も、会場の皆様も輪に入っていただき、令和の赤城音頭を目指します。この日は、地域のボランティアの皆様を講師にお迎えし、4年生~6年生が参加する体育集会で練習を行いました。今までは青木様から、「踊れる子は前でお願いします。」という呼びかけがあったのですが…。残念ながら、今までのような踊りのスーパースターは、すっかり姿を消しました。逆に言うと、ここから団をリードする存在、低学年の子たちをしっかり導く存在が育っていくことを望みたいです。
試しに音楽をかけてみました。すると5・6年生は、ほぼ全員踊り出しました。物怖じしない4年はポツポツ手足を動かし始めました。本来、歌い出しの言葉を聞き分け、スタイルの変化を理解します。でも、子どもたちは、どこで阿波踊りの動きが出てくる変わらないようでした。
2回目が始まると、身体の動きがスムーズになりました。講師の皆様にも、分かりやすいように後ろを向いていただき踊っていただきました。1回目に身体がついていけなかった子も、見違えるように身体が動き出しました。みんなが一体となり、何だか楽しそうでした。
別日には、1年生~3年年の練習会を行いました。はじめて踊る1年生の張り切り様は尋常ではありません。もちろん鳴子も初めて目にしました。音楽がかかると、周りの心配は杞憂に過ぎないことが分かりました。なんとリズムに乗って踊っています。すこしくらいの間違いはどうでもよいのです。楽しく踊れたかどうかが大切です。
阿波踊りやいろいろな複雑な動きがあり、なかなかマスターできない子もいます。そこで、再び講師のみなさまに来校していただきます。コミュニティスクールも3年目。運動会当日に、赤城音頭の花を咲かせたいと思います。