花と笑顔と元気いっぱいの学校に進路をとれ! 250723
「花と笑顔と元気いっぱいの津久田小」を具現化する「ふれあい」活動夏花壇づくりが行われました。夏から秋の花壇を彩るのは、マリーゴールドとサルビア、ヒャクニチソウ、ベゴニア、ペチュニアなどです。今回は、熱中症と闘いながら、がんばった1・2・3年生の様子をレポートします。
1年生は、丸プランターを担当しました。丸プランターは、全部で7つあります。プランターの中央にはベコニア、周囲にマリーゴールドを植えます。担任の号令で、各グループともチームワークよく作業をこなしました。「まず、草をむしらなくちゃ」「マリーゴールドは、黄色にしようよ」「(ポットから苗が)抜けないよ」「水をたっぷりやると喜ぶよ」などいった声が聞こえてきました。短い時間に集中的に花苗が植えられました。チームワークも上々でした。
2年生は、教室前の花壇にマリーゴールドとサルビアを植えました。最初に、雑草を抜きました。「どんどん抜かないと、終わらないよ」という声に押されるように、ペースが上がっていきました。「今あるヒャクニチソウは残してよ」「先生、植えるところに線を引いて」「△△くんのは、間隔が狭いよ」「深く押し込んでね」…。植える際には、まっすぐに揃うよう担任が長い棒を置きました。この下に苗を植え込みました。苗と苗の間隔を考えて直線に植えていきます。「真っ直ぐになってるよね」「もっと深い穴を掘らなきゃ」「終わったら移植ごてを貸して下さい」などの声が聞かれる中、チームワークよく作業が進められました。後片付けもしっかりできました。植え終わった後は、じょうろやホースでたっぷりと水をやりました。強烈な日差しが差し込む環境のため、できるだけ短時間で作業を終えました。
3年生は、昆虫や植栽が大好きで、愛情を持って生き物に関わっています。今回、マリーゴールド、サルビア、ヒャクニチソウなどを角プランターに植えました。灼熱の太陽が輝く中、陽が当たらない屋根の下で進めました。残念ながら、「残り物の苗」です。それは、他学年が「ふれあい」を終え、残った苗だからです。それにもかかわらず、子どもたちはてきぱきと丁寧に植え込みました。あっという間に作業終了です。植え終わった後は、じょうろやホースでたっぷりと水をやりました。
見てくれ!俺たちのデザイン 250722
「花と笑顔と元気いっぱいの津久田小」は、誰もが知る本校のキャッチフレーズです。実際に、花がいっぱいの学校は、なんだか元気が湧いてくるような気がします。この日は、そのキャッチフレーズを具現化するために、4・5・6年生がふれあい活動を行いました。
昨年度に引き続き、花壇の仕上がりを環境委員にデザインしてもらいました。子どもたちはタブレットPCを立ち上げ、学年ごとに苗を植える場所、苗の種類を決めていきました。これを教室に持ち帰ってプレゼンテーションを行い、学級のみんなの意見を入れて最終決定したのです。各学年とも、まず環境委員のメンバーが作業の流れと植え方のポイントを説明しました。
エネルギー溢れる4年生は、駐車場側西花(北側)を選びました。横長の花にを斜めのストライプを見立てました。前日からスズランテープを張って、目印としました。マリーゴールド、サルビア、百日草、ベゴニア、ホウセンカを並べました。上部には、低学年から「スーモ」と呼ばれるコキアもたくさん植えました。環境委員の説明やリードぶりが素晴らしく、みるみる完成していきました。
5年生は、荒れ地だったプール側花壇を選びました。たっての希望で、花で担任の名前をつくりました。長持ちするように百日草を詰めて並べました。花壇の周囲には、マリーゴールドやサルビアが植えられました。花々のバランスに配慮したそうです。環境委員は、デザインの具現化に貢献し、一連の作業を差配していました。日頃から田畑を耕している子もおり、作業がスムーズに進みます。ブランコ後ろにも、マリーゴールドやヒャクニチソウを植えました。
6年生は、駐車場側西花(南側)を選びました。決選投票の末、デザインは担任の名前をひらがなで作ることにしました。花壇の中心に大きく下描きをして、百日草をこれでもかと並べました。それを取り囲むようにマリーゴールドやベゴニア、ぺチュニアを植えています。もともと植えてあった苗を抜いたり、再配置したりするのに時間がかかりました。6年生は全体のバランスがよくも見えて、苗の間隔がバッチリでした。終始、和気藹々とした活動が進められました。
1学期最後の日 250718
1学期最後の日。梅雨が明けて猛暑日が予想される中、1時間目に体育館で終業式を行いました。
まず、全校で高らかに校歌を歌いました。1年生もほぼ歌詞を覚えて、楽しそうに歌っていました。続いて、2年・4年・6年の代表が、1学期の生活を振り返りました。それぞれが水泳、算数や体育の授業、リーダーとしての心構え等について触れていました。それぞれがよくできた点やと反省点をコンパクトにまとめていました。
校長は、冒頭、顔を食べさせたアンパンマンの画像を投影しました。子どもたちは、「あ~っ!」という声とともに、スクリーンをじっと見つめます。続けて、「ぼくは、戦争の原因は『飢え』と『欲』ではないか、と考えています。腹が減ったから隣の国からとってこようとか、領土でも資源でもちゃんとあるのにもっと欲しいとか、そういうものが戦争につながるのです」(『ぼくは戦争は大きらい』やなせたかし著、中野晴行構成、小学館)という部分を読み上げました。アンパンマンは空腹で困った子どもたちの所に飛んでいき、あんぱんでできた自らの顔を差し出して食べてもらうことで、困難を克服します。飢えのない世界をつくり、欲を戒める存在を具体化したのがアンパンマンだそうです。考えてみると、8月は前橋空襲・原爆投下・終戦と戦争に関わるメモリアルデーがあります。そこで、「この夏休みは、平和について考えてほしい」と訴えました。
終業式後、駐在さんと担当教師から夏休みに関する話がありました。駐在さんには、生活安全・交通安全・「おぜのかみさま」について、分かりやすく説明していただきました。生徒指導担当は、「す」からはじまる水難事故防止・交通事故防止・誘拐防止・メディアの使用法等に話をしました。最後に、5つのひらがなを合わせると一つの単語「すいかわり」になります。「すいかわり」が言えない子(=話を理解できない子)がいたのは、ちょっと残念でした。情報教育担当は、「Chromebookは学習ツール。関係ないことには使わないで!」と呼びかけました。養護教諭は、2時間・30分・1時間をというボードを出して、「ゲームや動画閲覧等のやり過ぎはイカん!」と述べました。
酷暑に負けず、充実した夏休みにしてください。
トラップに気をつけろ! 250717
子どもたちは日頃からたくさんの和製英語に囲まれています。何気なく使っている言葉がもとは英語だということもあります。入学して間もない1年生にとって、一番身近で聞き慣れた言葉やゲームから入るのが望ましいと思います。
この日は1・2年生が英語遊びを行っていました。最初は、ALTの自己紹介から始めました。子どもたちは、英語で耳に入る外国の生活や文化にも違和感がないようでした。
続いて、"Head, Shoulder, Knees, Toes"(ヘッド・ショルダーズ・ニーズ・アンド・トゥズ)。邦題は『あたま、かた、ひざ、つまさき』、『からだあそびのうた』と呼ばれています。ゲームは簡単です。音楽にのってALTが指定する頭、肩、膝、つま先を素速く押さえていきます。ゲームですから、間違えたらリタイヤ(その場に座る)です。ゆっくりとしたテンポで始まりました。「こんなの余裕だよ」「絶対間違えないよ」と、自信満々そうに見えます。でも、徐々にスピードアップすると…。動作を止められず、罠に引っかかってしまう子が出始めます。「ウソ!」「残念!」と嘆いてみても、あとの祭りでした。さらに、スピードアップすると、間違える子が続出してきました。残りが半分くらいになると、子どもたちは、さらにヒートアップします。そんな中、1年生のある集団に目をやると…。なんと間違えても、すぐにやり直しているではありませんか。これではリタイヤになりません。でも、大目に見ましょう。
最後は、「Simon says」(サイモンさんが言いました)。ALTが「サイモンさんは言いました。立って!」と言ったら、指示に従わなくてはいけません。ただ「立って!」と言ったら、指示に従ってはいけません。指示に従うのは、、「サイモンさんが言いました。」と言った時だけです。間違った人が、どんどん抜けていきます。最後まで残った人が勝ちという、単純なゲームだからこそ、おもしろいのです。子どもたちは、徐々に引っかかってしまいます。途中、ダンスを指定されたときには、不思議な踊りをする子に周囲は大爆笑でした。
1年生にも2年生にも、大満足の時間になりました。
真夏のブルーベリー狩り 250716
1・2年生が校区内にあるブルーベリー園に、ブルーベリー狩りに行かせていただきました。今週は天気が不安定で、この日も実施が危ぶまれいました。子どもたちの足下を見ると、少なからず長靴でした。でも、子どもたちにとっては棚からぼた餅。なんと支援バスが空いていたのです。労せしてブルーベリー園へ到着しました。
ご挨拶をして、いざブルーベリー狩り。手に手に四角いタッパーウェアをもってスタートとなります。赤城西麓の大地で、自然の恵みをたっぷり受けて育ったおいしいブルーベリーを、たくさんゲットしたいと勇んで進みます。ちなみに、ブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属の小果樹で、その果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリーと呼ばれているそうです。ブルーベリーは、小さくて黒くなっているものが熟れていて甘いと教えていただきました。「ここおいしそうだよ」「実がいっぱい付いてるよ」と、いろいろな情報が飛び交います。「ぼくも行くよ」「ここは、たくさんとれるよ」「へんな帽子かぶった人がいるよ」という声も聞かれました。
「この木のブルーベリーおいしい!」という声が聞こえると、集まって争奪戦が起こります。すべての実が一気に熟れるわけではないのも、興味深いです。
途中で、持ち帰り用のビニール袋が配られました。もっととっていいよとということです。カップに入れたブルーベリーをビニル袋に入れ替える子もいました。おいしそうなブルーベリーをたくさんいただき、子どもも教師もほくほく顔でした。農園の皆様、ありがとうございました。
ブラボー!6年生 250715
一学期最後の音楽集会では、6年生の発表が行われました。今まで、音楽の時間や自主練習で技を磨いてきました。学年による発表の第一弾と言うことで、真価が問われる機会となりました。この日は早朝から、体育館に直前練習の歌声が響いていました。
いよいよ本番。6年生は、粛々とステージに上がっていきます。最初の演目は、老いも若きも知る名曲「翼をください」(作詞:山上路夫、作曲・編曲:村井邦彦)の二部合唱を披露しました。 強弱や音の重なり、反復と変化に着目して練習に取り組みました。この日は、サビの「この大空に 翼を広げ飛んで行きたいよ 悲しみのない 自由な空へ 翼はためかせ 行きたい」という歌詞を丁寧に読み込んで、自分たちの心情と重ね合わせながら歌っている姿が印象的でした。ともすれば自信を失いがちな6年生ですが、朗々とした歌声が響き渡っていました。
続いて、世代を超えて愛される名曲「サウンド・オブ・ミュージック」。リチャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン2世作詞のミュージカル映画の主題歌です。この曲を自慢のリコーダーで演奏しました。特に、音域の広さ、息のコントロール、装飾音や跳躍音程等に注意しながら端正に歌心溢れる演奏にしていました。終わった瞬間、会場から大きな拍手が起こりました。
演奏終了後は、会場の教員に感想を聞きました。どの感想も、6年生の歌の出来映えをたたえていました。
だめだよ!万引き 250714
万引きは、代金を支払わずに商品を持ち出す犯罪行為です。刑法235条の窃盗罪にあたり、10年以下の懲役50万円以下の罰金が科せられる重大な犯罪です。万引きがあった場合、お店より警察に通報があります。その場で捕まらなくても、防犯カメラなどにより万引きしたことが証明されれば、後からでも警察に呼び出され、詳しく取り調べをされます、また、学校に連絡が行き、家族も呼び出され、盗んだ分の代金は弁償することになります。夏休みは、万引きが多くなるということです。
そこで、スクールサポーターの佐久間さんを講師に、3年生が万引き防止教室を行いました。
考える材料は、スクールサポーターと担任が、次のようなロールプレイで提示しました。
「太郎君と次郎君が本屋に行きます。太郎君、前からほしかった漫画本を万引きしてしまいます。」その後、二人は店員に見つかって、警察に通報されます。連絡を受けた保護者は、警察で平謝りしています。担任とスクールサポーターのかけあいで、子どもたちに分かりやすい問題設定になりました。
これを受けて、自分が太郎君や次郎君だったらどう思うか考えていきました。
「次郎君だったら、太郎君をいさめることができるか?」「警察で謝る保護者を見てどう思うか?」などを考え、次々に発表していきました。
さらに、友達に万引きしようと誘われたときの対応を、ロールプレイで再現しました。誘惑する友達役はスクールサポーター、誘惑されるのは3年生の子どもたちです。「ねえ、とってもおもしろい本、万引きしないかい」「だめだよ。犯罪だよ」「ぼくは、やらないよ」「警察に捕まるよ」「絶対やっちゃいけないよ」などなど…。体験した子どもたちは、万引きをしっかりと断り、誘った友達をいさめていました。
最後は、一人ひとりが感想をまとめていました。
実用性アップ!私だけのダンボールボックス 250711
4年生が図工で「おもしろダンボールボックス」作りに挑戦しました。生活で役に立つ丈夫な入れ物を作成するという単元です。図工室は熱帯なので、エアコンがある学習で作業を続けます。
「楽しく使える自分だけのアイデアボックスを作ろう!」と学習をスタートしました。最初に設計図を描きます。どのように使うのか、どんな形にするのか、デザインを考え構想を練りました。ダンボールカッターを用いて切り方を工夫し、物がたくさん入るような設計をする子もいれば、自分の入れたいものを想像し、仕切りの大きさや形を変えて、実用性の高い設計をする子もいました。「かわいいペットの形にするよ」「車が好きだから…」「不思議な模様を描きたいな」といった声が聞かれます。残念ながら、姿形ばかりにこだわり、生活で役に立つ入れ物を作るというコンセプトがとんでしまう子もいました。
基本の引き出しと箱を作った後、一人ひとりの形に組み立てます。穴をあけたり、扉が開くようにしたりと思い思いに造形を楽しんでいます。
この日は、最後飾り付けです。色紙や厚紙を中心に、入念に飾り付けます。「見て!小物やカードを入れるられるよ」「たくさん収納できるよ」「ここの窓が開くよ」と、オリジナル作品の工夫を自慢気に話してくれました。
大いなる古墳の里へGO! 250710
6年生が社会科見学で、かみつけの里博物館へ出かけました。TVCMの撮影スポットにもなった、東日本最大の古墳県群馬を代表する場所です。
着いて間もなく、ゆったりと博物館の館内を見学しました。ここは、保渡田古墳群から出土した埴輪や装飾品を展示しています。早速、大きなモニターで古代の映像を見たり、ジオラマで場所を確認したりして館内をめぐりました。特に、ウマやイノシシ、イヌなど子どもに人気の動物埴輪に目を奪われていました。
続いて、学芸員の方について八幡塚古墳を見学しました。創建当時の様子がわかるように二重の濠と、内濠の内部に4つの島が復元され、内堤上には54体の人物埴輪・動物埴輪などが配置されています。さらに、側面に全体にわたり葺石(ふきいし)が施され、後円部の内部には舟形石棺の展示室も設置されています。ここでは、古墳を彩る埴輪の種類や石室の配置・仕組みについて説明して頂きました。この日の津久田地区は、今にも降ってきそうな空模様。でも、6年生は、雨にとは無縁でした。子どもたちからは、「古墳には、木が生えているのかと思った」「埴輪の配置で昔の様子が分かるのか」「舟形石棺が重そう」などの感想が出ました。
続いて、楽しみにしていたまが玉づくりに挑戦しました。ボランティアの皆さんの指導を受けて、直方体の滑石を紙ヤスリで削っていきます。今年は、ほこりが立たないように、あらかじめ紙やすりを水につけてありました。
最初に、紐を通す正方形の滑石に、できるだけ大きく下絵を描きました。小さいと磨き上げるのに時間がかかります。この時点で様々なデザインが出来上がりました。次に、ヤスリで磨く作業になります。①目が粗い紙ヤスリで大ざっぱに磨く、②仕上げに目が細かいヤスリでつやを出すという工程です。子どもたちは、曲線部分を削るのに指の腹で強く押したり、鉛筆にヤスリを巻いたり工夫をしていました。最後は、出来上がったまが玉を首にかけて、「どぉーだぁ!」と一声。とても満足そうでした。
古墳時代の人になりきれるコーナーでは、当時の衣装に身を固めました。豪華な冠をかぶって、気分は古代の王族です。お祈りのポーズをキメたり、互いの姿を見合ったりして楽しいひとときを過ごしました。
吉永小百合さんも訪れたかみつけの里。ご家族でも、ゆっくりと訪問されてみてはいかがでしょうか。
津久田タイム in 熱帯! 250709
津久田小の学校教育目標「仲よく、助け合う子(豊かな人間性や社会性の育成)」を支える教育活動の一つが「津久田タイム」です。全校の子どもを学年ごとに6つの小グループに分け、一緒に活動します。毎回、鬼ごっこ、ドッジボール、陣取り、宝探しなど様々な遊びを楽しみます。6年生は、活動をスムーズに進めるためにリーダーとなり、企画・運営に当たります。1年生~6年生までの子どもたちが一緒に活動することで、人間関係を豊かにし、折り合いのつけ方を学びます。6年生にとっては、企画力を伸ばし、リーダーシップの発揮する場と考えています。
1学期最後の津久田タイム。でも、最近の津久田小の天気は、まるで熱帯のようです。10時を過ぎる頃から熱中症の危険性がグングンと増していきます。外遊び禁止令も度々です。幸い津久田タイムは、8:25~8:40。加えて、体育帽や水筒は必携です。さらにこの日は、校庭での活動をエアコンが効く教室に変えたグループもありました。
校庭では、ブランコの前で鬼ごっこ、南のサッカーゴール付近でだるまさんが転んだ、体育小屋前でしっぽとりをしています。どのグループも6年生が企画した遊びに溌剌と取り組む姿が見られました。なるほど、6年生の指示がしっかり通っています。1年生もすっかり慣れてきたようです。中には、なるべく戦いを避けて地味にたたずんでいる、チームメイトの影にかくれてゆっくり進むなど、ちょっとズルい子も見られました。
キンキンに冷えた教室では、フルーツバスケットが行われていました。子どもたちが「◇◇が好きな人」「△△を持っている人」などの声で、椅子に座った子どもたちの大移動が起こりました。ちょっとタイミング遅れると悲惨なことが起こります。ここでも、低学年の子たちまで、イキイキと活動してました。
体育館に子どもたちがワクワクするメニューが溢れていました。いよいよ渋Pay予算で購入した備品が登場します。体育館へ行ってみるとフリスビー風キックゲームとだるま落としでたのしんでいました。キックゲームは、柔らかい円盤(ウレタン製など)を足で蹴ってゴールを狙います。円盤が大きく、ゴールが小さいので、子どもたちは慣れるまで四苦八苦していました。一方、だるま落としは、巨大で迫力がありました。上手にできると、周囲から歓声が起きました。
ステージ側からは、ゲラゲラと笑い声が聞こえてきました。ジェスチャーで盛り上がっていたのです。出題者になると、くじを引いて指定されたモノや動作をジェスチャーで表現します。時間制限は30秒。3年生の女子が手を上下に動かすと、「空を飛ぶ」「頭がかゆい」「クロール」「せっ、正解!」と、大盛り上がり。珍妙なジェスチャーが続出していました。
できたよ!自分色 250708
すっかり小学校生活に慣れてきた1年生。この日は、「カラフルいろみず」の学習をしました。ペットボトルに水を入れて、ふたに少し絵の具をだします。ふたをしてよく振るときれいな色水が出来上がります。使うことができる絵の具は、赤、青、黄の3色に制限しました。「レモンみたいな色だよ」「ジュースだったら、飲みたいな」と、はやくもノリノリの雰囲気です。
作った2本の色水を合わせると、新しい色に変身です。「どんな色になるかな?」「緑ができちゃった」「ピンクを作りたいんだけど、どうするの…。」「赤色と黄色を混ぜたら、オレンジジュースになったよ!」次々とカラフルな色水が出来上がっていきます。
みんなで色水を並べ、色のグラテーションや違いを楽しみました。また、級友の色水を見ながら、自分の作品と比べて、色水のもつ楽しさや面白さを感じることができました。自分色の色水の誕生に、子どもたちは大興奮でした。
風とゴム、電気のパワーを見よ! 250707
3年生の理科では、風やゴムのはたらきで動く車を製作して、風の強さやゴムののばしかたを変えて車の動きかたを調べています。
市販のキットを用いて、風で動く車を作りました。車体に車輪をはめて、ボール紙の帆をつけます。できた子から教室や廊下で走らせます。実験では、送風機(サーキュレーター)で帆に一定の風を当て、巻き尺で動いた距離を測定します。子どもたちは、最長距離を競っていました。発展としては、「帆の大きさや形を変えたとき、車の走る距離は、どうなるか。」という課題も考えられます。「巻き尺しっかり引っ張って」「まっすぐ走らないと、もう一度」「6m30cm」「3回やって、次だよ」といった声が聞かれました。
さらに、ゴムで動く車で実験に挑みます。実験では、「ゴムの伸ばし方と物の動き方との関係」を調べるため5㎝、10㎝、15㎝と輪ゴムの伸ばし方を変えて、車の動く距離を測って比べてみることに・・・。グループの実験の結果からゴムには、物を動かす働きがありゴムを長く伸ばすほど、物を動かす働きは大きくなることが分かりました。実験では、根拠を明らかにしながら結果の予想を立てさせた上で実験に取り組ませることにより、科学的な思考力を育てていきます。
子どもたちの強い希望で、廊下で思い切り走らせました。風で動く車では、壁面のコンセントを見つけて、送風機を回します。「まずは弱からいくよ」「やっぱり強の方が長く走ったよ」「線(板目)があるから分かりやすいね」といった声が聞かれました。そのうち、ジャンプ台を作り始めました。「この車、上れるかな」「飛び越したよ」と大歓声。本格的な斜面も登場し、角度を変えて実験するグループもいました。
ゴムで動く車では、プロペラをつけて走らせました。「太いゴムの方が遠くまで走るよ」「ゴムを2本つけるとパワーが出るよ」などといったアイデアが出ました。
最後は、体育館でレースを行いました。3人一組でチームを作り、30mの距離を競いました。この日のために、子どもたちは研鑽を続けました。ゴムの長さ・太さ・本数を変えて最適な車に変身させました。体育館を覆う熱気よりも熱いレースが展開されました。
4年生は、速く走るモーターカーを作るため、モーターを速く回す方法を追究してきました。それまでの実験結果を生かして、一番楽しみにしていたモーターカーを作りました。ミニ四駆の経験が少ない子が多く、配線に苦労する子が多くなってきました。さらに、マニュアルを読まない子(読めない子)が増えています。ここまで大変でした。
モーターカー・レースの日。子どもたちは、愛車を持って体育館に集まりました。ここで、最高のパフォーマンスが発揮できるように最後の調整を行いました。友だちと協力しながら、導線の接続や車輪の傾きなどをチェックしました。残念ながら、今まで遊びすぎた子は電池切れ寸前でした。ちょっとした回路のトラブルで思うように走らなかった子たちも、緊張感を持ってレースを見つめています。ついにスタート!さすが、どの車も瞬発力があり、抜きつ抜かれつといった状況です。優勝候補の車は、新品の電池を用意していました。予選では、ダントツの走りでした。でも、決勝では、まっすぐ走らず壁に激突。「なんだよ!」と、ショックが隠せません。ここでも、体育館を覆う熱気よりも熱いレースが展開されました。
追跡!雨水のゆくえ 250706
4年生が、雨水のゆくえを調べています。「校庭に降った雨は、どこに行ってしまうか?」という問いに対して、3つの仮説を立てました。それは、①水は流れて側溝に流れ込む、②地面に染み込む、③空気中に出て行くという3つでした。
まず、雨が降った後の校庭の写真を見て、雨水の流れ方を予想しました。タブレットPC内にある写真を確認しながら、校庭の航空写真に水たまりや川を書き込みます。「あんなに降った雨水も、いつの間にかなくなっちゃうね」「流れていっちゃうの?」「側溝に流れるんだよ」「地面にしみ込むかも…」「蒸発するよ」というつぶやきが聞かれます。写真には、どんどん水たまりや川が書き込まれていきます。
次に、校庭に降りて、へこんでいる場所に定規や水平器をあてたり、筒を二つに切った樋にビー玉を置いて地面の傾きを調べました。続いて、砂粒の大きさによる水のしみ込みのちがいを調べました。今まで使ったことがない水平器を置くグループもありました。子どもたちからは、「校庭は平らじゃなかったんだ」「川がいくつか確認できた」「写真に予想したのと同じだったよ」「側溝まで流れていくね」といった声が聞かれました。
別の日、砂場の砂と校庭の土への水のしみ込む様子を比べました。プラスチックコップと割りばしで実験装置を組み立てます。「砂場の方が速いよ」。「速く乾いてるよ」「カップへは同じ量の砂・土を入れるよ」「水の量もそろえるよ」という意見が聞かれました。実験の様子は、タブレットPCで撮影し、後でも確認できるようにしました。
残りは、水が水蒸気になって空気中に出ていく蒸発について実験は、別の単元で検証していきます。
味は抜群!カレーライス 250704
2日目は、広葉樹に囲まれたキャンプ場でカレーライスづくりを行いました。炊事場には、米・野菜・肉・カレールーが用意してありました。グループごとに、火の係、カレー係、お米係、食器の係による分業で臨みます。
火の係は、まき小屋から「まき」を運び、なたで細く割ります。普段から重いものを持たない子どもたちは、フーフー言いながらまきを運びました。まき割りでは、ふしがないまきを選ぶこと、軍手を利き腕ででない方に重ねてつけること、なたはまきと一緒に振り歯が入ったら片手で優しく割ることがポイントでした。細いまきが15本できたら、火おこしです。かまどの中に、空気が入るようにまきを並べ、新聞紙に火を付けました。「見て見て、付いたよ」「(火が)ボーボーだよ」どのグループも間もなくまきに火が付きました。
飯ごうと鍋には、「すす」を落としやすくするため、クレンザーを塗り込みました。カレー係はピーラーを使って、ジャガイモとニンジンの皮をむきました。その後、玉ねぎはくし切りに、ニンジンは輪切りや半月切りにするなど、均一に加熱できるように大きさをそろえて切りました。肉も火が通りやすい大きさに切りました。子どもたちは家庭科で包丁を使っているため、スムーズに作業が進みました。煮えてきたと思ったら、お玉でジャガイモをすくい、竹串を刺してゆで加減を確認します。これだけで、「おいしいぞ」と叫ぶ子がいました。
炊飯では、米をとぐのが初めての子がいました。今回は、「はんごうの変化を見てみよう」と教わりました。フタのすきまから水や蒸気が出る → 泡が出る →湯気が出てご飯の炊ける匂いがするというプロセスで炊きあげました。味見した子は、「俺たち、名人級!」と言っていました。
皿に盛りつけるまでの時間は、予定より1時間近く早くなりました。エネルギッシュな5年生は、身体がよく動いていました。さて、お味はどうか?もちろん最高でした。
帰りは、絶好の天気の下、ぐんま天文台に寄りました。最初に、150cm望遠鏡を目の当たりにしました。この望遠鏡は凹面鏡と凸面鏡を組合せて光を集める反射式望遠鏡です。主鏡の直径が150cmであることから、“150センチ望遠鏡”と呼んでいます。中に入っている鏡(ミニサイズ)も見せていただきました。続いて、太陽望遠鏡スペースへ進みました。ここでは、直径1メートルの太陽投影像で黒点などが観察できるほか、スペクトル、プロミネンスなども観察できるそうです。ラッキーにも、この日はNHKの取材が入りました。最後に、3Dのシミュレーション映像を使って宇宙の広がりについて解説していただきました。小学校の学習内容をはるかに超えていましたが、話術の巧みさ・事例やたとえの分かりやすさで子どもたちを飽きさせませんでした。専用のメガネをかけると、「怖い人」になってしまいました。
5年生、北毛青少年自然の家へ! 250703
5年生が北毛青少年自然の家で、宿泊体験を行いました。天候との戦いでもありました。
1日目の午前中は、5班編制で、自然の家の周辺でウォークラリーを行いました。テーマは、「信頼と協力」です。果たして、競技を通して「信頼と協力」は涵養できたでしょうか。
急な上り坂や絶景の展望台を含むコースには、5カ所のチェックポイントが設けられました。それぞれ、なわとび・輪投げ・クイズ・ポーズがありました。子どもたちは友達と協力しながらチェックポイントの課題をクリアーしていきました。その中でも、苦戦したのがなわとびです。回し手二人、とび手3人のエイト(8の字)では、かなり忙しいです。また、雑草が生い茂り、湿り気があるグランドでは、環境が良好とは言えません。クイズにも苦戦しましたが、残念ながら、途中の雷でゴールできないチームもありました。でも、ほとんどのチームが高得点でゴールしました。優勝チームには、北毛青少年自然の家特製のバッヂが贈呈されました。
午後は、ガラス細工が初めてという人も楽しめるサンドブラストです。世界で一つの素敵なマイグラスが出来上がります。最初に、シールにキャラクターや模様、文字等を描き、カッターで切り抜きます。切り抜いたシールをコップに貼りつけ、マスキングします。次に、サンドブラスト専用の機械で彫刻していきます。ピストルのような装置で、ガラスに高速で砂粒を吹きかけます。これによって、彫刻した箇所がすりガラスのような繊細な質感でコップにきれいに浮き上がります。今回は、職員の皆様にひとりひとりが丁寧に機械操作を教えていただき、自分の手で機械を操作することができました。最後に、バケツの中で砂を洗い流すと、出来上がりです。
夕食後は、キャンプファイヤーになりました。予定は、キャンプファイヤーでした。数日前から、リハーサルを繰り返してきたのに、雨天のため急遽変更となりました。でも、キャンドルの火をもらい受ける精鋭は、ピンチをチャンスに変えました。
まず、厳かな雰囲気の中で火の神とその火の使いが入場してきました。分火の合図で4人の使いに火が分けられ、一斉にキャンドルに点火しました。続いて、「ジンギスカン」で、子どもたちは忘我の境地に。あちこちでかけ声が上がりました。
クライマックスを迎えて、盛り上げ役ノグッチさんの登場です。ノグッチさんが提示するするゲーム(エクササイズ)は、膝を曲げたり、腕を回したり、チームを組み替えたり、歌のスピードに緩急をつけたりします。また、子どもたちは、狩人や水くみ、森の生き物等になりきります。あっと言う間に、汗だくだくで紅潮、体育館は興奮の坩堝と化しました。ています。さらに、ノグッチさんの動作を真似たり、繰り返したり、唱えたりするゲームが続きます。ノグッチさんも、ハッスルしすぎて息が切れるほどです。炎の中に飛び込んでしまうのではないかと心配するほどの盛り上がりでした。
最後に、「今日の日はさようなら」を歌いながら、キャンプファイヤーは終わりを迎えました。
オマケが待っていました。お風呂の裏番組で、星空観測会が行われました。玄関前には、望遠鏡と共に天文台の職員が待っていました。子どもたちを待つ星空も、この時期としては申し分がないくらいです。月のクレーター、夏の大三角、火星、北斗七星…と望遠鏡が向いていきます。子どもたちも、たっぷりと星空を堪能していました。いよいよ一日も終わりを迎えます。気持ちよさそうに風呂につかった子どもたち。大きな湯船にご満悦です。部屋に帰ると、静かに一日の振り返りを行いました。
スタンド・アップ!マイ・ワイヤー 250702
子どもたちにとって、アルミ線や針金のような線材からの立体構成は、魅力的ですが難しい学習になります。ぐにゃぐにゃと自在に姿を変える柔らかな線と張力をもって張った時にみせる緊張感のある直線という素材の魅力が味わえるでしょう。針金を曲げたり、巻いたりするのは、ペンチを使います。もちろん、加工しやすいようにアルミ製の針金を使用しています。図工室にあったクリスマスツリーを提示すると、「うわぁ、すごい」「どうやって作ったんだろう」という声が聞かれました。これは、前に津久田小に勤務していた教員の力作です。
教室では、懸命に針金を立てる姿が見受けられました。この作品は立たせるのが難しく、また面白いところでもあるのです。もちろん、針金の先端は危険なので、移動する時、表す時は先端を曲げておくよう、細心の注意をはらっていました。子どもたちは、思いついた形をもとにペンチで工夫しながら仕上げていきました。よく見ると、針金を曲げる、巻く、ねじる、束ねるなど、いろいろ試しながら、形を変え、組み合わせたりつなげたりして、針金の面白い形を見つけています。しばらくすると少しずつ人、動物、恐竜、建物などができあがっていくようでした。「よく立ってきたでしょう」「まだ形になってないけどね」と説明してくれる子もいました。
釣り、宇宙、スキー・モーグルの技、ペンギンやゴリラ、青龍などの生き物、ブランコ、不思議な塔やツリーまで。ちょっと解釈不能なオブジェも目を引きました。完成品は新規の作品専用ギャラリーに展示しています。
赤城音頭の花を咲かそう! 250701
「両手に鳴子を持って楽しく踊りましょう」と声が体育館に響きます。この日の朝活動は、赤城音頭の練習です。
新型コロナウィルス感染症が流行する以前、津久田小では運動会の末尾に赤城音頭を踊っていました。本格的に復活し、本番でも和気藹々と踊ることができました。 赤城音頭は、昭和44年9月、詩人・元中学校長の須田康史氏と作曲家の西山肇氏によって創作されました。現在は、現代風にアップテンポにアレンジされ、振り付けも阿波踊りの動きが入るなど地域住民に親しまれています。
今年も、会場の皆様も輪に入っていただき、令和の赤城音頭を目指します。この日は、地域のボランティアの皆様を講師にお迎えし、4年生~6年生が参加する体育集会で練習を行いました。今までは青木様から、「踊れる子は前でお願いします。」という呼びかけがあったのですが…。残念ながら、今までのような踊りのスーパースターは、すっかり姿を消しました。逆に言うと、ここから団をリードする存在、低学年の子たちをしっかり導く存在が育っていくことを望みたいです。
試しに音楽をかけてみました。すると5・6年生は、ほぼ全員踊り出しました。物怖じしない4年はポツポツ手足を動かし始めました。本来、歌い出しの言葉を聞き分け、スタイルの変化を理解します。でも、子どもたちは、どこで阿波踊りの動きが出てくる変わらないようでした。
2回目が始まると、身体の動きがスムーズになりました。講師の皆様にも、分かりやすいように後ろを向いていただき踊っていただきました。1回目に身体がついていけなかった子も、見違えるように身体が動き出しました。みんなが一体となり、何だか楽しそうでした。
別日には、1年生~3年年の練習会を行いました。はじめて踊る1年生の張り切り様は尋常ではありません。もちろん鳴子も初めて目にしました。音楽がかかると、周りの心配は杞憂に過ぎないことが分かりました。なんとリズムに乗って踊っています。すこしくらいの間違いはどうでもよいのです。楽しく踊れたかどうかが大切です。
阿波踊りやいろいろな複雑な動きがあり、なかなかマスターできない子もいます。そこで、再び講師のみなさまに来校していただきます。コミュニティスクールも3年目。運動会当日に、赤城音頭の花を咲かせたいと思います。