団再始動!競え!持久走 251022
最近は、登下校時の送迎やインドアで過ごす子が多くなったことで、子どもたちの体力低下が心配されます。学校では、角田柳作先生記念持久走大会へ向けた練習が始まりました。①持久走の能力を高める、②自己目標の達成に向けて努力する姿勢を養うということがねらいになっています。さらに、今大会の強いインセンティブは、運動会の時の三つの団で競い合うことでしょうか。優勝団には、巨大なトロフィーが授与されます。運動会で優勝した榛名団の子たちからは、「やったぁ!」という歓声があがりました。
20分休みには、マラソン練習が始まりました。早速、団で集まって準備運動が行われました。やる気がある学年は、すでに練習を始めていたのです。フライング?いいえ、やる気があればいいと思います。運動不足気味の子もいますが、それぞれが自分のペースでトラックを回ります。
やる気満々の子、嫌々参加の子と差はありますが、仕方がありません。習慣化され、自分の目標ができると欲が出てきます。しばらくすると軽快な音楽がかかり、それとともに走り始めます。低学年は内側、高学年は外側を走っています。終わった後に周回数をたずねると、低学年でも10周近く走ったという子がいました。6年生は、ストップウォッチを持って走っている子がいました。時間内に目標回数を走るのに挑戦しています。
このマラソン練習では、意欲を喚起するするのにカードを用いています。トラックを走った分だけカードに色を塗っていきます。今日は、どれだけ塗れたでしょうか。ある3年生は、「20周走ったよ」と報告。でもこれは無理です。自分の周回数をしっかり数えることも大切です。
マラソンは、努力することで記録が伸びていきます。ぜひ、目標を決めてがんばってもらいたいです。
挑戦!伝統の物語絵 251021
校内絵画展での5年生の課題は、国語の教科書に掲載されている「大造じいさんとがん」の一場面を絵にします。いわゆる物語絵というジャンルになります。
物語は、ほとんど猟師の大造じいさんやがんの「残雪」が描かれています。猟師として生計を立てる大造じいさん、毎年訪れるガンの群れ。じいさんとのがんの頭領「残雪」の知恵比べを描いた名作です。昔から国語の教科書に掲載されてきたので、読まれた方も多いと思います。
最初に、どの場面を絵にしていくか構想を練りました。今どきは、タブレットPCを駆使して材料集めをします。おなじがんでも、群れて飛ぶ際には。、同じ向きではありません。5年生では、前後、上下、斜めなどいろいろな向きのがんを収集しました。これをトレースして、真横の単調な絵を避けるようにしました。画用紙を見ると、ほとんどの子が残雪とハヤブサの戦いやクライマックスの大造じいさんと残雪の別れの場面を選択していました。今回は、この物語のアニメーションも見ました。でも、これは逆効果。アニメの画面に縛られる子を増やす結果となりました。
マーメード紙に下がきをする前には、小さい紙にガンをかきました。多くの子が羽根一枚一枚を丁寧に書き込んでいました。でも、猟師の大造じいさんというキャラクターは難しかったようです。どうしてもかわいいおじさん風になってしまいます。ある子は、じいさんやガンの出来に満足していましたが、合わせると目線や飛んでいく方向に違和感を感じていました。
彩色では、空や水辺は水色といった先入観にしばられると、見応えある絵になりません。今年は、妥協せずに満足するまで色づくりをする子が目立ちます。また、一回塗りだけでなく、二度三度色を重ねたり、色を滲ませたり、筆を叩いたりして工夫していました。背景となっている空が夕焼け、晩秋の山となっており、個性が滲み出るようになっていました。出来上がりが楽しみです。
全員で最高のゴールへ! 251018
「全員で最高のゴールへ」というスローガンを体現する運動会が行われました。子どもたちの熱気が絶好の天気を呼び込み、見る者を熱くしました。
開会式では、優勝旗返還、児童代表によるスローガン発表、選手宣誓が、子どもたちの熱く燃える闘志に火を付けました。熱い心のままドンキ体操へ。今どきの体操に、目をパチクリされる人も少なくありませんでした。。
徒競走は、3・4年生による80m走からスタートしました。子どもたちは、はじめてのコーナリングを上手に走りきり、会場からの拍手も一段と大きくなっていました。1・2年生による50m走は、直線コースを思い切り走る姿が印象的でした。練習では、ゴールテープの前で減速していましたが、今日は思い切り走り抜いた子が多かったです。高学年による100m走では、互いの走力や手の内を見切った子も多く、賢いレース展開になったようです。その結果、練習とは異なる順位になった子も少なくなかったです。
1~3年生の表現運動「かわいいけれどいいですか?」で盛り上げました。これは、CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」のヒット曲です。子どもたちからの人気も高い楽曲の運動会バージョンです。とてもテンポのいい曲で、ダンスが苦手な子でも踊りやすいように同じ振りを繰り返し入っています。子どもたちは一斉にポンポンを振りながら入場。曲が始まると手を激しく上下に動かしリズムに乗っていきました。手足を屈伸したり、体全体も揺らしたりしていきます。いよいよ隊形移動。リズムを取りながら小気味よく動いていきました。曲中、自らのかわいらしさを誇示するようにほおを押さえるシーンは一見の価値がありました。あまりのかわいらしさに、本部席の来賓の皆様もほっこりとされていました。
高学年は、リズムもテンポも速めてロック調にアレンジされた「津久田小ソーランVer.2025」です。色とりどりの音楽と和太鼓のリズに合わせて、出来るだけ腰を低く落とし、止まる時はピタッと止まるなど、ダイナミックに全身を使っていました。カラフルな法被がきらびやかに躍動します。特に、6年生のダイナミックな動きは、厳冬のニシン漁を連想させました。経験の浅い4年生も、がんばって食らいついていきました。
個々で小休止。PTA本部役員の皆様のリクエストで、ここまでの得点発表を行いました。校長・教頭・PTA会長が得点札を上げる度に、どよめきが起こりました。
続いて、遊競技が続きます。1~3年生の「津久田ハリケーン」は、3人組で棒を持ち、コーンを渦巻きのように回転しながら走ります。回転するときは、内側の子が力強く棒を回します。走力や腕力の違いも相まって、途中で棒から手が離れてしまう子もおり、ため息や爆笑が混じり合う激戦となりました。
4~6年生は、お馴染みのムカデ競走「4×4」です。選手が4人が縦一列に並び、お互いの足首を専用の器具で結んで固定した状態で走ります。簡単に見えますが、意外に難易度が高く、運動会の競技の中でも特に練習が勝敗の鍵を握る競技となっています。子どもたちは、最初調子がよくても、いつかタイミングがズレて、前のめりに転んでしまうことがあります。レースでは、それぞれが抜群のチームワークで大量リードした赤城団。ゴール前で豪快に転倒し、一気に最下位に転落しました。好事魔多しとはこのことです。思うように足が運ばず、悔し涙を流すチームも散見されました。
津久田タイムのチームによる玉入れの対抗戦です。津久田タイムでは、全校が8グループに分かれ、月1でレクを行っています。グループは、1年~6年がもれなく含まれる、いわゆる縦割りとなっています。意欲に燃える高学年は、玉入れに合わせてグループの旗を作りました。合図とともに、3グループずつ競技を行います。低学年は円の内側、高学年は円の外側から球を投げます。低学年の子が何回も投げられるような工夫です。低学年の子が入れた数が勝敗を分けるかもしれません。低学年の子も臆せずに玉を投げています。要領よく何度も入れる子、かごまで届かない子もいました。
低学年のリレーは通常のバトンではなく、3色リングを手渡しました。低学年ですから、リングを受けるのに走ってくる選手の方へ体を向けてしまうのはご愛敬といったところです。でも、練習の時よりも、ずっと上手になりました。抜きつ抜かれつの場面もあり、大変盛り上がりました。高学年では、リレーが始まると各チーム徐々にヒートアップ。差をつけられれば懸命に追い上げ、好勝負になっていきます。ライバルに負けまいと必死の形相が印象的でした。アンカーの力走は、会場の熱気を興奮のるつぼにたたき込みました。
運動会は、恒例の赤城音頭で大団円を迎えました。津久田タイムの班で並んだ子どもたち。手には鳴子を持っています。赤城音頭の先生「チーム赤踊」の皆様も半被姿で花を添えていただきました。さらに、卒業した中学生も、大勢飛び入り参加してくれました。音楽が始まると、一斉に、カチッカチッと鳴子の小気味よい音が耳に入ります。ダイナミックで享楽的な踊りが、いつまでも続いていくように感じられたほどです。曲の最後には、空手のキメのポーズが飛び出しました。
歓喜とともに競技を終えて閉会式。優勝旗は、榛名団団長の手にしっかりと握られました。素早い整列や一糸乱れぬ応援ぶりは、まさに優勝団にふさわしいものでした。6年生の卓越した企画力や運営力なくしては、感動的な運動会は成立しないのではないかとも感じされました。
ご来賓の皆様、地域の皆様、そして保護者の皆様、早朝からのご応援ありがとうございました。
追跡!閉じ込めた空気・水 251017
「空気は粒のような存在」ととらえるといろいろなことが説明できます。大人にとって空気を粒子とらえることは難しくありません。でも、子どもたちは、「空気は目に見えない、風のようなもの」といった感覚で捉えています。4年生が学習する「閉じ込めた空気や水」は、中学生になって粒子として考えることの基礎になります。
今回、学習のはじめは、空気や水の存在を十分に体感させる活動から始めました。空気や水をろいろな袋や容器に入れ、力を加えたときの手ごたえを体感したり、コップや筒などに閉じ込めた空気を水中の泡として観察したりしました。「袋に空気をいっぱい入れたら、パンパンになったよ」「バレーボールができるよ」「押すと縮むよ」「お風呂でタオルから(空気の)泡が出た」といった声が聞かれました。
長い空気鉄砲と短い空気鉄砲、水を入れた空気鉄砲がどれがが玉を遠くまで飛ばすか予想しました。「筒が長いとよく飛ぶよ」「筒が短いと空気がよく縮んで、遠くまで飛ぶよ」「水鉄砲は水が遠くまで飛ぶから、玉もよく飛ぶんじゃないか」といった予想が出ました。実際にやってみると、水を入れた空気鉄砲は、玉がポトリと落ちてしまいました。「やっぱり長い筒はすごかったよ」「どこまで飛ぶかな」と、驚いていました。
「空気鉄砲を作って、玉を飛ばしたいよ」と声が圧倒的になりました。そこで、市販のセットを開けて、筒に玉を仕込みました。「なぜ、2個入れるの?」という疑問も出ました。飛ばしてみると、音のよさと距離が出たため、もう夢中です。廊下で打ってみると、玉が玄関の近くまで飛んでいきました。
翌日、体育館へ出かける子どもたちは緊張気味。玉がどこまで飛ぶか、誰が一番遠くに飛ばせるか競うのにドキドキしていたのでした。でも、実験が始まるといつの間にか緊張感は薄れ、体育館が興奮のるつぼと化しました。
リアルに再現!リコーダーを吹くわたし 251016
3年生は、校内絵画展に「リコーダーをふくわたし」で臨みます。リコーダーは、3年生になって練習しはじめた楽器です。作品的には、リコーダーを押さえる指の形や目線の様子と表情などが難しいところです。当然、ここが作品の見どころでもあります。
最初に、「Chromebook(タブレットPC)」でリコーダーを持った自分自身を撮影しました。意識すると手の位置や眼差しがわざとらしくなってしまい、撮影しなおした子もいました。続いて、撮影した写真を見ながらおおまかに下書きをしました。難航が予想されたリコーダーを押さえる指や腕の曲がり方がうまくいかない子もいました。例えば、指が実際のものよりかなり小さい・短いや腕がやじろべいのように不自然になってしまう、目線がおかしいなど問題が出てきたのです。「なんだか指の形がおかしいな」「リコーダーが小さすぎるよ」「指が生き物みたいだね」といったつぶやきが聞かれました。懸命に修正して、なんとか見られるようになった子も見られます。大胆にも、ペンを使った輪郭のなぞりはありません。高度ですね。
色塗りは、背景から始めました。原色のベタ塗り避ける方針に、「よし、色塗りもがんばるぞ」と宣言する子がいました。教師の熱を帯びた指導に、むチューブから出した原色の絵の具を、そのまま塗る子はいなくなりました。
肌の色は、試し塗りの用紙に何度も塗って確かめました。「まだ、肌色出ないね」「なんか違うな」「もう一度作り直すよ」と試行錯誤を繰り返す子が、昨年よりかなり多くなりました。予想以上に本物に近い色を出しています。もちろん、色を混ぜる楽しさを感得した子もいたでしょう。顔を塗るときは、頬を丸く塗り込み立体感を出していました。
これは、出来上がりが楽しみになってきました。
怒りのコントロールのコツをマスターせよ! 251015
自分の怒りやイライラにふり回され困ったことはありませんか?怒ることは悪いことではありません。でも、ついつい怒り過ぎてあとで後悔することはなくしたいです。ギャングエイジ真っ最中の3年生は、ままあることです。そこで、スクールカウンセラーから怒りやイライラのコントロールのコツ(アンガーマネジメント)を学びました。
情報ボードには、ななせさんとはやとくんが登場しました。ななせさんが、「ダサイはダメ!」と言うのです。「もう知らない!」と烈火のごとく怒ったはやとくん。子どもたちは、はやとくんをどう思うか発言しました。「そんなに怒っても仕方ないよ」「『もう知らない!』って言うのはやり過ぎだよ」「仲直りするといいなぁ」「わたしは、我慢するな」といった考えが出されました。
カウンセラーからは、「怒る気持ちは自然なものです。大切なのは、その気持ちをどうやって上手にコントロールするかです。」「大切なのは、待つ・考える・伝えるですね」と教えてもらいました。
早速、隣とペアになって、ななせさんとはやとくんを演じてみました。自分なりの怒りのコントロールを使っいます。「少し待って落ち着いて考えるよ」「ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐くよ」「ゲームやめてほしいな」と、有効な発話が見られました。心なしか晴れ晴れとした表情で演じているように感じられました。そこには、大人も学びたい方法もありました。
最後に、授業を振り返り、感想を発表し合いました。
グリーン牧場に進路をとれ! 251014
ちょっと心配な天気の中、1・2年生が支援バスでグリーン牧場に出かけました。1・2年生が一緒にバスに乗るのは初めてです。安全に乗り降りしたり、マナーを守れるようにするのも、今回の学習のねらいになっています。「今日は、お弁当が楽しみだよ」「羊に会えるかな」…。朝、お弁当の袋を持った子どもたちに会い、すでにドキドキ・ワクワクしているな感じました。
まずは、渋川総合公園にて生活科の「秋さがし」に奔走しました。ここでは、学校に帰ってから授業で使うドングリや葉っぱなどを拾いました。いろいろな大きさや形のどんぐりを見つけ、まるで宝石を発見したかのように喜ぶ姿が印象的です。珍しい色や形・大きさの物を見つけると、あちこちから歓声があがりました。どんぐり拾いだけでなく、落ち葉や枯れ枝を拾って遊ぶ姿も見られました。中にはスーパーのビニル袋いっぱいになっている子どももいました。「こんな大きいドングリ、見たことないでしょ」「変な形の葉っぱ見つけたよ」「ほら、」袋がいっぱいになったよ」と、成果は上々といったところでしょうか。広大な公園内を歩くことで、秋を満喫することができました。
続いて、お楽しみのグリーン牧場へ。もちろん施設内では、2年生を中心にグループ行動です。牧場内には、ホースパーク、ラビットハウス、フリーストール乳牛舎、シープドッグ会場など興味深い施設が点在しています。グループで一緒に、ひつじやウサギと親しみながら施設を回ります。ひつじ・やぎには、手を伸ばしたくなります。「ちょっと怖いな」「食べられるんじゃないかな」と、ビクビクしながら手を伸ばしていました。うさぎとのふれあいでは、抱っこしてぬくもりを感じました。動物たちは、とても人懐こいです。子どもたちからは、「かわいいね」「あったかいね」という声が聞かれました。スポーツ広場では、広大な原っぱを走り回る、追いかけっこをする、くるくると転がるなど、心と体を一気に解放していました。でも、時間は無制限ではありません。各グループとも、残り時間を考えて、チームワークよく駆け足で回っていました。タイマーを持った時計係が大活躍です。
お待ちかねのシープ・ドッグショー。ダイナミックなショーはグリーン牧場の目玉となっています。かっこいい牧羊犬に追われ、危険を察知した羊たちは一目散に逃げ出しました。斜面を駆けおりる羊の大群。忠実に仕事をこなす牧羊犬。本場ニュージーランドさながらの大迫力です。観覧席で見学していた子どもたちは、大興奮です。ショーが落ち着くと、子どもたちは、フンを避けながら羊たちと戯れました。ふかふかの毛をさすりながら、何か話しかける子もいました。
おなかが鳴り出す頃には、お楽しみのお弁当。自慢のお弁当のハナが至るところで開きます。「おいしそうでしょ」「全部食べられるよ」「好きなモノばっかり」と言いながら、パクパク・モクモグ。自慢のキャラ弁を披露しくれる子もいました。
最後は、楽しいバター作り体験を行いました。脂肪分たっぷりの生クリームが入ったビンをひたすら振ります。「もっと振らなきゃ」「おいしくなるよ!」一生懸命にふると、なんと不思議!かたまりと液体に分離してくるではありませんか。その中の固体を皿に出してこねてこねて、こね続けました。すると、あら不思議!液体が少し出てきて固体が硬くなりました。「できたてのバターはどんな味がするかな?」「「早く食べたいなぁ」と子どもたち。できたてをクラッカーにぬって試食してみました。「美味しい!」「お母さんにも食べさせたいね」と大満足の味でした。
盛り上がれ!英語 de クイズ大会 251012
6年生が外国語で、 「Who am I? 動物クイズ」(スリーヒントクイズ)で楽しみました。3つのヒントから動物を当てるクイズです。
冒頭、黒板に様々な動物のイラストが貼り出されました。左端には、住んでいる場所、好き・きらい、できること・できないこと・食べ物等、動物の属性も掲示されました。「live in, like, eat, can」などの言語材料もありました。さすがに動物の数があまりにも多いので、不安そうな顔をする子もいました。もちろん、自信満々でニンマリとする子もいました。
最初に、ALTの発音に合わせて、動物や場所の言い方を練習しました。子どもたちは、やや緊張気味です。
いよいよクイズ大会。子どもたちはサッと動いて、3人組になりました。グループ内の役割分担は、2人がクイズを作り、もう一人が答えます。動物は自分では選べません。箱の中からカードをひきます。「くじみたいだね」「難しいのに当たったらどうしよう」といった声が聞かれます。クイズは、最初に練習した属性などの言語材料を入れていきます。クイズを作ってから答えるまでが3分。傍らには、冷徹な砂時計が無情に時を刻みます。
身近な動物が当たると、明解なクイズが作れます。でも、希になかなかヒントが思い浮かばない動物もいます。そんな時、「cute」など感覚的な言葉が使われたり、同じ属性を二度使われたりすると出来の悪いクイズになります。困っている子には、担当やALTがそっと忍び寄ります。
徐々に教室内は和やかな雰囲気になりました。時折、爆笑が起きました。安易にジェスチャーに頼らず、スピーチのみでクイズができたことは素晴らしいと思います。
一人はみんなためのに、みんなは一人のために 251010
2学期は大きな学校行事が目白押しです。大きな行事を進める上で、みんなが「自分さえよければ」という考え方になれば、集団生活は成り立ちません。みんなが一緒に気持ちよく過ごすためには、学校のルールを守ることやみんなで助け合うことは大切なことです。
10月の朝礼は、「一人はみんなためのに、みんなは一人のために」です。校長が提示した「ワクワクする秋」と運動会のスローガン「全員で最高のゴールへ」を結びつけながら熱く語りました。
人間は一人では生きていけない社会的な生き物です。好むと好まざるにかかわらず集団を作り、その中で生きています。運動会においても、赤城団・榛名団・子持団のどこかに所属します。ぞれぞれの団では、一人ひとりがバラバラでは「最高のゴール=優勝」するはおぼつきません。自分勝手に振る舞っていては、個人の目標を達成することが難しくなるでしょう。
終盤、「こんな時、どんな言葉かけをしますか?」という問いを投げかけました。「徒競走があるけど、走るの嫌だなぁ」や「ちょっと休んでしまって、ダンスがよく分からない」といった場合です。多くの子どもたちは、そんな子を上手に受け入れ、励ましの言葉を投げかけるでしょう。
躍動!渋北小学生陸上記録会 251009
絶好のスポーツ日和の本日、渋北小学生陸上記録会が開催され、5・6年生が参加しました。この日のために、子どもたちは放課後の強化練習でさわやかな汗を流してきました。他流試合とも言える戦いに臨む6年生は、朝から少々緊張気味です。エネルギッシュな5年生は、物怖じしない強さが漲っていました。
瑞穂スタジアム(市総合公園運動場)では、大勢の出場選手に圧倒されました。出場選手のコールが行われると、スタジアムではテント下からの熱い声援に励まされたということです。
800mや1,000mでレースを引っ張る選手には、大地を揺るがす大声援が起きました。他にも、50mハードルや100m、走り高跳び、ソフトボール投げなどの個人種目では、強化練習によって自力をつけたことが感じられました。好記録が出ると噂されるトラックやフィールドで、満足度が高い記録が続出しました。「練習よりいい記録が出てよかった」「もっと出せるのに残念だった」という声が聞かれました。1,000mでは大会新記録で優勝、走り高跳びは第2位で、県大会出が判明すると、期せずして大歓声が起こりました。他にも、10以内入賞の賞状がたくさん来ました。参加選手全員でのまとまった応援は、「チーム津久田」のまとまりが感じられました。お家芸とも言える一体感のある応援は、これからも受け継がれていくでしょう。
大会の華男女4×100mリレーは、手に汗握るレース展開で大健闘!でも、「もっと走れたのに」と悔しそうな顔をする選手もいました。
ともすれば大きな会場に圧倒されがちな津久田っ子ですが、やればできるという思いを強くしたと思います。その証拠に、戦い終わると、多くの選手が爽快な表情をしていました。今後、持久走大会や駅伝大会が行われますが、一人ひとりがさらなる力を発揮してくれると思います。
ベイシアへGO! 251008
3年生が社会科見学でベイシア渋川こもち店へ行ってきました。「いつも行くから、何がどこにあるか知ってるよ」「お母さんから頼まれたもの、買って帰るよ」「質問、考えてあるよ」という声が聞かれました。お小遣い持参に、子どもたちはワクワクが溢れていました。
待っていたのは、店長さんです。最初に、お店全体の説明をしていただきました。子どもたちは、いつできたか、クリーニング店など敷地内の施設、来店者数などを忘れずにメモしていました。
店内は、商品の配列が上下に工夫され、表示も分かりやすくなっていました。特に、人気商品は数も多く、平積みになっていました。店長さんは、それぞれの売り場へ行くと、売り上げNO.1の商品を教えて下さいました。季節柄、鍋用の食材が売れ始めているとのことです。また、リーズナブルな値段にも品質にもびっくりしました。ベイシアのオリジナル商品も数多くあって、それぞれ主力商品になっていました。「これ、見たことあるよ」「うちで使ってる」など言う声も聞かれます。
この日は、関係者以外立ち入り禁止のバックヤードに案内していただきました。寿司を作ってる人、大きな段ポールをいくつも運ぶ人、売り場に出す前の膨大な商品等に驚きを禁じ得ないようでした。子どもたちにとっては、スーパー=商品売り場です。今回の見学で、売り場へ行く前の裏方の仕事の多様さを学びました。また、パンフレットいっぱいにメモをとる子が多く、3年生の成長が感じられました。
最後は、お小遣い500円で、予め決めておいた商品の買い物をしました。子どもたちが購入したのは、食品が多いです。カレー、トマトケチャップとマヨネーズ、缶詰、茶漬け、ふりかけなどです。食品以外では、洗剤、歯ブラシ、爪楊枝、消しゴムなどです。もちろんおやつや生鮮食品はNGです。子どもたちは、セルフレジに挑戦です。初めての子でも、「ちゃんとできたよ」「簡単だったよ」という感想が聞かれました。もちろんマイバッグ持参です。
吠えろ!団旗、狙え!優勝 251007
学校では、運動会へ向けた練習が熱を帯びてきました。高学年は1時間目に、低学年は2時間目に合同体育を行っています。それとともに、20分休みや昼休みには、核となる4年生~6年生が自主的に練習する姿が散見されています。
この日は団ごとに教室に集まり、ソーラン節の練習をしていました。情報ボードからは、大音量で動画が流れていました。でも、子どもたち熱気は、動画のボリュームに負けていません。本番でソーラン節を踊った経験があるのは、6年生だけです。練習ををリードしたいところですが、生きのいい4・5年生に押される場面が見受けられました。隣の教室からは、大きなかけ声が聞こえてくることも…。すると、すぐに触発され、「◇◇団に負けないよ!」という声があがります。ソーラン節を踊る際のコツは、全身を使って全力で力強く踊ることです。その上で注意することは、出来るだけ腰を低く落とす、止まる時はピタッと止まるなどです。格好良く踊る子もかなり多くなってきています。
別の日には、校庭からムカデ競走のかけ声があがっていました。縦に4人が並び、足を専用バンドでくくり競争します。まだ息が合わず、豪快に転ぶチームも見られます。この競技で重要なのが先頭でしょうか。前の人が引っ張る形になるため、先頭には背が高く、体格が良く、足が速く、積極的に引っ張ってくれる人が適しています。また最後尾は、全員に届く大きな声を出せる人が適しています。何度転んでも、立ち上がる子どもたちの姿には、学ぶべきものがあります。
運動会の華団対抗リレーのバトンパスを練習する集団もいました。バトンパスはリレー競技の成功において、非常に重要な要素です。スムーズなバトンの受け渡しが、チームのパフォーマンスを大きく左右します。この日は、バトンの受け渡しが不十分なペアやストライドが合わないペアも多く見られました。
4~6年生は、種目の練習の他に、当日を中心に委員会ごとに割り当てられた仕事があります。特に、放送委員は、放送原稿の収集や読み合わせに大忙しです
挑戦!オリジナルトートバッグづくり 251006
6年生が家庭科で、オリジナルのトートバッグに挑戦しました。これまでの学習で身に付けた技能や気付きを生かして、 目的に合った縫い方を工夫し、自分の思いを形にできるように取り組んでいます。今回は、現代の子どもたちになじみの薄いミシンを扱うことになります。
最初に家庭科室に行ってみると、子どもたちは、物差しの当て方やチャコペンの使い方を学習していました。さらに、皆でミシンの使い方を確認しました。小さな布でミシンのテクニックを思い出すように練習しました。
続いて、布にチャコペンを使って、縫う線を描きます。さらに、布を折り返したり、合わせたりして、バッグの形に整えます。折り返した布がずれないように、マチ針で丁寧に留めていきました。実際に自分たちが使う袋になるので、子どもたちの表情は真剣です。裏側も同じようにしていきます。うまくできたかなどうか、互いにチェックします。「大丈夫かい?」「バッチリだよ」という声が聞こえてきました。
いよいよミシンをセット。針や糸のセットの仕方はどうか、最初に練習したことを思い出しながらグループで準備しました。
恐る恐るスイッチを入れると、なんとか針がまっすぐ進んでいきました。慣れない男子が奮闘する姿もそこかしこに。「返し縫いをして、丈夫にしよう」と声がかかります。自信のない子は、クループの子に支援を求めています。
アサギマダラ到来! 251004
「(登校途中)プールの下、アサギマダラが来ていました」という報告がありました。アサギマダラは、タテハチョウ科の蝶で、アゲハ蝶くらいの大きさの綺麗なチョウです。アサギマダラの「アサギ(浅葱)」は青緑色の古い呼び名で、翅のうす水色に由来しています。渡り鳥はよく知られていますが、渡り蝶です。しかもその距離は2,000kmを越えます。
津久田小では、アサギマダラが好むフジバカマを4カ所植えています。校舎北職員駐車場、プール下通学路、校庭西ミミちゃんの部屋横、ブランコ後ろです。夏の猛暑とつるの繁茂で、校舎北職員駐車場とプール下通学路がダメージを受けました。
この日、3年生が理科で昆虫地図作成のため、校庭で昆虫さがしをしていました。昆虫地図はどのチームもほぼ出来上がり、ダメ押しの昆虫さがしに出かけていました。「先生!アサギマダラが来てる」「青くてとてもきれい」と呼びに来ました。場所は、校庭西ミミちゃんの部屋横でした。子どもたちは大騒ぎです。見ると、2匹のアサギマダラが優雅に舞っていました。「しっ!うるさいと飛んでっちゃうよ」と男のが言いました。
別の日の下校時にも、同じ場所で3年生が発見しました。ヒメギフチョウに付随して学習しているのは、(メインは)4年です。4年生からは、未だに発見したという報告はありません。
ダンシング・デイズ 251003
今年の1~3年生の表現運動は、「かわいいけれどいいですか?」で盛り上げます。 これはは、CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」のヒット曲です。子どもたちにも人気が高い楽曲の運動会バージョンです。とてもテンポのいい曲で、ダンスが苦手な子でも踊りやすいように同じ振りを繰り返し入っています。
本番では、入場曲が響き渡ると、一斉にポンポンを振りながら入場してきます。でも、練習があるレベルに達するまで、カラフルできらびやかなポンポンは使用しません。手を叩きながら隊形が作られました。曲が始まると、手を激しく上下に動かしリズムに乗ります。手足を屈伸したり、体全体も揺らしたりしていきます。いよいよ隊形移動。リズムを取りながら小気味よく動いていきました。曲中、自らのかわいらしさを誇示するようにほおを押さえるシーンがあって、一番の見物となっています。
現在の状態は、全体的に音楽に合わせてよく踊れています。でも、何となくできている子が多く、これからは一つ一つの動作のキレをよくしていくことが課題です。例えば、ひじをしっかり伸ばすなど、大きく踊ることを意識すると見栄えがよくなります。 笑顔いっぱい、元気いっぱいに踊る子どもたちを、ぜひご覧下さい。
4~6年生の表現運動は、「津久田小ソーラン Ver.2025」です。子どもたちが踊るのは、正調のソーラン節ではありません。リズムもテンポも速めてロック調にアレンジされたソーラン節になります。6年生は二度目ですが、4・5年生ははじめて挑戦になります。
体育館での練習では、子どもたちの前に大型モニターがありました。ステージ上には、6年生の男女がキレキレの踊りを披露しています。各学年の前には、6年生の選抜メンバーが背中越しに動きを披露しています。
この日は、運動会当日の場所で練習していました。ソーラン節を踊る際のコツは、全身を使って全力で力強く踊ることです。その上で注意することは、出来るだけ腰を低く落とす、止まる時はピタッと止まるなどです。
数が少ない4年生は、手脚の動きが小さい感じです。5年生は、各動作がしっかり頭に入っていないため、他人を見て動いています。やや酔っ払いのような動きなのは、気のせいでしょうか。さすが表現の旺盛な6年生は、小気味よく身体を動かし、キメのポーズも見栄えがありました。この日も、一番後ろで身体を動かしていました。
6年生は、4・5年生に技を伝授しなければなりません。ポイントを決めて、分解練習をした後、集まって話し合いました。話し合いを受けて、さらに練習をしていました。 これから、繰り返し練習を通してキレのあるダンスに仕上げていきます。
つながれ絆!赤城音頭 251002
運動会の最後を飾る赤城音頭。コロナ禍以降、本格的に復活し、本番でも和気藹々と踊ることができました。 赤城音頭は、昭和44年9月、詩人・元中学校長の須田康史氏と作曲家の西山肇氏によって創作されました。現在は、現代風にアップテンポにアレンジされ、振り付けも阿波踊りの動きが入るなど地域住民に親しまれています。
今年も、会場の皆様も輪に入っていただき、令和の赤城音頭を目指します。1学期に、低学年・高学年に分かれて1回ずつ練習しました。高学年は、多くの子が身体の動きがスムーズで、表情と元気な声を出すことが課題でした。講師の皆様にも、分かりやすいように後ろを向いていただき踊っていただきました。最初に身体がついていけなかった子も、見違えるように身体が動き出しました。みんなが一体となり、何だか楽しそうでした。低学年では、はじめて踊る1年生の張り切り様は尋常ではありませんでした。もちろん鳴子も初めて目にしました。音楽がかかると、周りの心配は杞憂に過ぎないことが分かりました。なんとリズムに乗って踊っていました。ウキウキと楽しく踊れっていました。
この日は、チーム「赤踊」の皆様を講師にお迎えし、最後の練習を行いました。皆様には、ステー上で、子どもたちに背を向けて踊っていただきました。その甲斐あって、2ヶ月ぶりの練習にもかかわらず、多くの子がリズムに乗って楽しそうに踊っていました。最後の決めポーズやかけ声も、バッチリ決まってきました。赤城音頭には阿波踊りやジャズダンスなど複雑な動きがあり、思い通りマスターできない子もいます。間違えてもいいのです。みんなで楽しく踊って、目に見えない絆を感じてみたいのです。
魔法の循環コード 251001
自分で作曲して、みんなで繋げたらどんなに楽しいでしょう。こんな授業が6年生の音楽で行われました。
そんなことができるのでしょうか?その秘密は、循環コードを用いることだったのです。循環コードとは、反復して使えるコード進行のことです。ここ最近、海外でも人気がある日本のシティポップでも、一つの循環コードを永遠とループさせるループ曲が多くなっています。
子どもたちは、何度も繰り返すコード(和音)を使って、各自で作曲していきます。今時は、タブレットPCで、和音の中の音を選んで曲を作ります。ChromeMusiclabというアプリのソングメーカーを使って旋律をつくる方法を覚えました。五線譜に記述するのでなく、キーボードで視覚的に音を選んでいく感覚です。入力したら、キーボードで再生させます。「循環コードを使うと、きれいに響くよ」「思ったより簡単だな」といった声が聞かれます。何度も聞き直してよいものに変える子もいます。終わり方についても工夫して、終わる感じを出していきます。早く終わった子は、両手でキーボードを弾く子もいました。
循環コードを使っていると、友達の旋律と繋げても曲が成立します。作った人が違うのに繋いでみると、あら不思議!「思ったより聴けるよ」「違和感がないね」「不思議な響きで、楽しめる」といった声が聞かれます。まるで、ジャズやロックのコンサートで用いられるアドリブのようです。いよいよ14人全員で繋いでみます。さて、どんな素敵な曲になるでしょうか?