いざ!ブラインドウォーク 250930
今週の福祉体験シリーズは、待ちに待ったブラインドウォークです。ブラインドウォークとは、一人がアイマスクを着用して視覚を遮断し、もう一人がその人を誘導しながら歩く体験です。この活動は、他者の手の温もりや息遣いを感じながら、自分の感覚を再確認することを目的としています。もちろん 講師は、市社会福祉協議会の皆様です。
この学習の目標は、「目が不自由な人の立場になって考えることにより、人を思いやり、積極的に助けていこうとする心情と実践意欲や態度を養う」となっています。実際に介助するロールプレイを取り入れることにより、相手の立場になった「思いやりの心」に気付かせるのです。二人組で、一方がアイマスクをつけ、もう一方が介助役です。
体験するコースは、4松教室から壁伝いに歩き、難所である階段を下ります。2階に降りると、上履きを脱いで学習室に入ります。学習室では、点在する障害物を乗り越え、床に散らばる国語辞典を棚に入れます。学級まで戻ると、目隠ししたまま食事に臨みます。
果たしてペアとなった級友の指示や励ましは、アイマスクをした体験者に通じたのか?子どもたちに聞いてみました。一番用心したのは、階段のようです。「いつ始まるのか、いつ終わるのか」 が気になっていたとのこと。また、「いつも歩いている所だけど、アイマスクをつけると長く感じた」 「目が見えないと、食事するのも大変。こぼしてしまいそう」という声も聞かれました。
最後に、ブラインドウォークで言及できなかった白杖が登場しました。持ち方を指導していただき、白杖体験を行いました。目の見えない状態を想定するために、目をつぶって、白杖だけで一人で歩いてました。「怖いな」と言う声もある中、周囲の声の支援によって何とか机にぶつからないであることはできました。
再びまちたんけんへGO! 250929
2年生が生活科で「まちたんけん」第2弾を行いました。「まちたんけん」は、自分が住むまちを友達と協力して調べたり、探検したりする中で、自分たちが住むまちや自然やそこで暮らす人々とかかわり、地域を知る学習です。
最初に、東部学校給食共同調理場へお邪魔しました。目ざとくお馴染みの栄養教諭武藤先生を見つけた子もいました。そのまま、給食の役割や当該調理所の特徴を説明していただきました。この日の給食は、小型ココアパン・牛乳・FMチキンナゲット・ペンネのペスカトーレ・コロコロ野菜スープ。子どもたちは、ペンネのペスカトーレやコロコロ野菜スープを調理する様子を見学させていただきました。「たくさんの人たちが作業してる」「大きな器具を使っているね」「早く食べたいね」といった声が聞かれました。広い調理場で、しっかりとした服装がたくさん働いている様子がよく分かりました。質問コーナーでは、「材料はどこから運ばれて来ますか?」「どうやって献立を考えているのですか?」「トラックで、こぼれないように運ぶためにどんな工夫をしていますか?」「大変なことは何ですか?」などたくさん出てきました。時間が足りなかったため、別日に学校で質問に答えていただけるようになりました。楽しみにしていた巨大しゃもじは、この日は見られませんでした。
次に公民館を訪れました。館内には、角田柳作先生の写真や書籍をはじめ、赤城地区の文化に関係する展示物がたくさんありました。館内の図書室を館内に入ると、子どもたちはたくさんの本があることに驚いていました。今回は、ここで本を借りました。最初に、本の借り方について学びました。いよいよお楽しみの本を選び。懸命に本を探します。すると、あっという間にカウンター前に行列ができました。
質問コーナーでは、「本を借りられる時間は、何時から何時ですか?」「どんな種類の本が多いのか?」「新しい本は、どのくらいの割合で入りますか?」「どんな仕事が大変ですか?」などたくさん出ました。
炸裂!津久田小PTAパワー 250927
身の危険を誘発する猛暑から一転、秋の気配が感じられるようになった、運動会へ向けてPTA奉仕作業が行われました。並行して、この日のために貯めに貯めた資源ゴミの回収が行われました。
朝7時、校門から次々と段ボールやアルミ缶、衣類等を積み込んだ車が入ってきました。待ち受けるのは、PTA広報環境委員の皆様です。荷物を分別して所定の位置に置きます。後半は、車が停止すると、さっと荷物を下ろして回収するトラックに積み込みました。そのチームワークは、鮮やかなものがありました。
奉仕活動開始直前には、PTA会長が挨拶を行い、皆様方の役割分担を確認しました。作業はカッキリ1時間。短時間一本勝負です。児童玄関前に集まって会員の皆様はやる気満々、手に手に自慢の草刈り機や高圧洗浄機がありました。
この日は、屋内外で日頃手が届かない場所に集中的に取り組んでいただきました。まずは、教室の扇風機の汚れ落とし。背が高い脚立には、お父さん方が乗っていました。外枠を外して羽を取り外します。これを受けるのは、お母さん方です。流しで羽の汚れを落としました。エアコンの配管の上の黒いゴミ落としでは、長いほうきが活躍していました。
屋外をまわってみると、窓のガラスや網戸の汚れ落としに高圧洗浄機が大活躍していました。日頃の清掃では手がつけられないので、おもしろいように汚れが落ちていきます。ただし、毎回、電源の確保に苦慮しています。
校地西の駐車場では、2台の草刈り機が大活躍。「運動会までに快適な駐車場を!」という願いが叶いました。アサギマダラの目撃情報が報告されたプール下のフジバカマの群生地でも、強力な草刈り機が機能していました。
本年度の新規作業は、西駐車場の整地と体育館渡り廊下側溝に貯まった土の除去です。保護者の皆様に利用していただく西駐車場は、看過できないデコボコがあります。今回の整地には、2tトラック山盛り1杯の路盤材を購入し、最大限の10名のマンパワーで挑みました。ここでも、テキパキとしたシャベルさばき、路盤材の迅速な運搬が印象的でした。一方、体育館渡り廊下側溝は少人数のチームで決行。教員を含めたチームワークが抜群で、湿った重い土が、あっという間に運び出されました。
限られた時間の中で、最大限の成果を上げていただいた関係者の皆様にお礼を申し上げます。
いざ!雑草との格闘 250926
夏休み明けの花壇は、マリーゴールドやサルビアの間から背が高い雑草が茂っています。生命力が旺盛な雑草は、隙間を狙って顔を出しています。9月27日のPTA奉仕活動の前までには、花壇をきれいにしておきたいところです。この日の朝活動では、全校でふれあい活動(除草作業)を行いました。子どもたちは、多くが家で草むしりをしたことがなく、手を草の中へ深くのばすことができません。田舎にもかかわらず、ミミズや幼虫にもビックリという実態が見られます。さて、その成果はどうだったでしょう?
1年生は、マリーゴールド・サルビアが茂る丸プランターの除草を行いました。全部で7つある丸プランターを分担して、2~3人のグループを作りました。子どもたちは、大きくなったマリーゴールドの根元から、雑草を引き抜きました。「いっぱい生えてるね」「ここにも隠れてるよ」「土が軟らかくて、簡単に抜けるね」「終わったら、水あげるよ」といった声が聞かれました。
2年生は、マリーゴールド・サルビア・ヒャクニチソウが茂る教室前花壇とキュウリ・ナス・パプリカがたくましく育った生活科の畑の除草を行いました。教室前花壇は、大きくなったマリーゴールドをかき分けて草を抜きます。「いっぱい生えてるね」「ぼくこんなにとったよ」と言う声が聞かれます。畑の草は、驚くほど背が高いです。子どもたちは先を握って、グッと引っ張ります。汗を拭きながら競い合いながら草を抜いていました。山になった草を積んだ一輪車は、取り合いになりました。「ぼくが押していくよ」「わたしがやりたいよ」…。成果は上々です。
3年生は、ドングリのプランターと授業で使った植物を育ててきた花壇を担当しました。先輩が植えたミズナラのドングリは、ビックリするほど大きくなりました。それだけ土が固くなり、雑草を引き抜くが大変でした。授業で植えた花壇では、「水不足で、巨大なヒマワリが枯れたね」「半袖、短パンだとかゆいんだよな」「軍手があってよかったよ」「ぼくみたいに、しっかり中に入ってよ」といった声が聞かれました。
4年生は、旅するチョウ「アサギマダラ」を誘うフジバカマを植えた花壇の雑草を抜きました。校舎北側は土が少なく、複雑に巻き付いたつるに悩まされました。体育小屋近くとブランコ後ろに植えたフジバカマは、すくすくと成長しました。すでにアサギマダラを目撃した児童も現れました。
5年生は、フランチャイズとなるプランコ後ろの急造花壇、アルプス、学童横花壇の除草を行いました。プランコ後ろ花壇が割り当てられたメンバーは勢いがあり、ちょっと物足りない表情をしていました。「俺たちが草刈り鎌、使いたかったんです」という恨み節も聞かれました。アルプスは咲いている花が少ないにもかかわらず、どこを除草してよいのか迷っていました。学童横花壇は、なかなか手が入りませんでした。ここは、2mを越えるヒマワリが枯れています。日当たりがよいので、成長のよさはピカイチでした。ヒマワリの周りは背が高い雑草がもっさりと生え、なかなか踏み込みにくい状態です。ここは、教頭の威勢のよいかけ声とともに、勇気を持って中へ分け入りました。大きなヒマワリも、グイッと引き抜きます。
6年生は、南側フェンス花壇と西駐車場(百葉箱)花壇の除草を行いました。南側フェンス花壇は、草刈り鎌で地下で伸びる根を取り除きました。西駐車場のメンバーは、草刈り鎌を上手に使えず、根の深い雑草に苦戦していました。ここは、スイセンの根も広がっており、雑草にとって生存競争が激しい場所でした。ここは6年生の力の見せ所とばかり、互いに触発し合いながら競争で草を抜いていました。
苦労した分、成果も絶大で、一輪車6杯分の雑草が運ばれていきました。
踊ろう!ドンキ体操 250925
運動会はお子さんのがんばりが見物ですが、団対抗戦の醍醐味も堪能できます。津久田小から見える3つの山をとって、赤城団・榛名団・子持団になります。団の連帯と応援が、徒競走や遊競技で最後まで踏ん張りきれるかどうかが勝負を分けています。
本日は、体育集会で団の整列を行いました。いつもの集会の隊形から、団の隊形になります。どこの団が早いでしょうか。競争モードになると、5・6年生の団幹部の目の色が変わりました。テキパキと並ぶ位置を指示し、低学年の子をその場所へ導いています。言うまでもなく、どの団も一番を目指していました。最終的には、赤城団が一番早く整列できました。榛名団・子持団の幹部は悔しそうです。
今年は、ラジオ体操を行いません。その代わり、あのドン・キホーテのテーマソング『MIRACLE SHOPPING』(ミラクル・ショッピング)で体操を行います。もちろん、歌詞なしのインストバージョンです。手を挙げる・身体を曲げる・回転する・ジャンプするなど、ラジオ体操と似た動作が入っていて、大きなかけ声をかける場面もあります。学年毎に練習が進んでいて、1年生でも軽快な動きを見せてくれました。運動会当日を楽しみにしていてください。
最後に、児童会から運動会のスローガンが発表されました。緊張気味に朝礼台に上ると、巻紙が広げられました。「全員で最高のゴールへ」です。「ゴール」は、徒競走のゴールだけではないようです。スローガンの由来については、6年生が発表してくれました。
4年生、手話に挑戦! 250924
4年生が総合的な学習の時間で、手話教室を行いました。渋川市聴覚障害者福祉協会より2名の講師においていただきました。
前半は、講話が中心です。冒頭、二人の女性の写真を見て、「どちらが聴覚障がい者でしょう?」という問題が出されました。思い思いに手を挙げた子どもたちを見ると、どうやら正解が少ないようです。「理由は、お年寄りだから」「なんとなく…」など、見かけでは分かりませんでした。これを受けて、聴覚障がい者が困ることについて考えました。子どもたちは知識や経験を想起して、たくさんの意見を出しました。実際には、車のクラクション、閉店の音楽、緊急地震速報、乗り物でのアナウンスなど困ったことがたくさんあることが分かりました。この日は、来訪者を光りで知らせるインターフォンが紹介されました。もう一つ、災害時に避難所で肩にかける黄色いスカーフには、「耳が不自由です」という文字が記されていました。最後に、聴覚障がい者のコミュニケーションの種類について学びました。筆談、空書、身振り、口書、手話の5つが挙げられました。実際にかいつまんでやってみると、相手の伝えていることが読み取れません。ここで手話が紹介され、前半終了です。
後半は、日常生活に関わる簡単な手話を学び、コミュニケーションを行いました。まず、「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」など、基本的なあいさつを教えていただきました。子どもたちは、真剣に講師を見ながら、必死で手話を真似ています。驚いたのは、「津久田小学校」も手話になることです。「動作に似ているのもあるね」「田は漢字みたいだね」「恥ずかしがらないで、大きく手を動かして」といった声も聞かれました。次に、自分の苗字を手話で表しました。苗字の漢字が意外な表現になること、手話一つ一つに意味があるのに驚いた子どもも多かったです。最後に、覚えた手話を使って、級友とコミュニケーションをとりました。もう恥ずかしがる子はいません。子どもたちからは、「これからもっと手話を覚えてみたい」「手話は難しかったが、あいさつを覚えられてよかった」「町の中で困っている人がいたら、自分から声をかけたい」などの感想が聞かれました。
最後には、教えていただいた方々に「ありがとうございました。」と感謝の気持ちを自然と手話で伝える姿が見られました。
豊作だ!アサガオの種 250923
1年教室近くの花壇の前には、1年生が生活科の学習で育てているアサガオの鉢が、きれいに並んでいます。これまで1年生は、登校するとまず自分のアサガオに水やりをし、生長の様子を観察し続けてきました。夏休み中は、自宅に持ち帰り、お世話と観察を続けてきました。たくさんの花を付けたアサガオは、たくさんの実を付けました。実が乾燥して茶色に変わってくると、中の種が収穫できるようになります。割れて落ちてしまわないうちに種を取ります。
この日の2時間目は、茶色くなった実から種取りをしました。 「こんなにいっぱいあったよ!」とコップの中にはたくさんの種がありました。タブレットPCで、種を取る様子を写真におさめている子もいました。
「見て!見て!」と、収穫物を見せたがります。「ぼくの方が一番多いよ」「大きい種がとれたよ」「黒いでしょ」とそれぞれ自慢気です。少し離れた場所に、ほとんど実がついていないプランターもありました。ちょっと水やりをさぼったのでしょうか。すると、がっかりしている子に、「5年生が理科で育てたアサガオに、たくさん実があるよ」という声がかかりました。ちょっと元気が出た女子。すかさず、「もっとほしいよ」「まだあるの?」という声が聞かれました。ちょっと欲張りの子が多いのかな?
どの子もたくさんの種がとれて、とてもうれしそうでした。緑の実もまだまだあるので、これからもたくさんの種が取れそうです。
稲刈り with スイカ割り 250922
5年生が田植えを行ってからかなりの時間が経過しました。一般に、稲は穂が出てから約40~45日すると、稲穂が垂れ下がり、稲刈り時期になります。そこで、本日、5年生が学校近くにある角田さんの田んぼで稲刈り作業を行いました。角田さんには、子どもたちのために、田んぼの一角を刈らないで残しておいていただきました。
秋の太陽は日差しが強く結構きついです。もちろん田んぼには日陰がありません。子どもたちは、帽子・長ズボン・軍手を準備して臨みます。
田んぼを見ると、稲穂がすっかり頭を垂れていました。「今が刈りどきかね」「よし、やるぞ」と、子どもたちはやる気満々です。この日は、まず鎌で刈るコツを伝授していただきました。①右手に鎌を持ち、地面から約30cmくらいのところを左手でつかむ、②地面から約5cmくらいのところに鎌を当て、自分の方へ向けて稲を刈る、③自分で運べるくらいの量で、刈ったものを同じ向きで重ねるという流れです。作業が始まると、田んぼにいた虫などに驚きながらも、使ったことがなかった鎌で束にした稲を刈っていきました。そして、4束をまとめてひもで結びました。ある男子は、「なかなか切れません」「ひもの結び方が分かりません」とうなっていました。稲を刈った女子は「力を入れるのではなく、柔らかく刈った方がきれいにできます」とコツを掴んでいた。また、「(束ねた稲を)結ぶのはちょっと難しかったです」と感想を述べていました。収穫した稲は束にして乾燥させました。
作業が終わると、まるまると太ったスイカが、デーンと登場しました。この日のために、冷蔵庫で冷やしていただいていました。まさに食べごろです。こんな時やってみたいのは、スイカ割り。早速、稲穂がなくなった田んぼでチャレンジです。目隠しをした上、棒を持った子は、暗闇の中を突き進みます。「もっと前!」「もうちょっと左!」「そこだ!」…。見事にミートすると、バーンと割れました。思わず起こる拍手喝采。遠くからでも、おいしそうな赤い色が垣間見えます。別の場所では、角田さんにスイカをザク切りにしていただきました。これには、子どもたちも手が伸びます。たくさんいただき、体育着の広範囲をピンクに染めた子が続出しました。
今後は脱穀など行いながら、食卓にあがる米になるまでを学んでいきます。
めざせ!ミシンマスター 250919
家庭科は、5年生から始まります。ほとんどの子どもたちは、裁縫もミシンも初めてです。ミシンは、上糸と下糸の2本の糸をからませて布をぬい合わせます。ミシンを使うと、手ぬいに比くらべて、じょうぶに速く縫うことができます。これからは、子どもたちが裁縫道具の安全な取り扱い方、「玉どめ」「玉結び」「ぬいとり」「なみ縫い」「ボタン付け」などの手縫いの基礎的な製作技能を身に付け、マイエプロンを製作していきます。エプロンのデザインは、子どもたちが各自選びます。色とりどり、デザインも様々です。つまずいたら、タブレットPCという強力なパートナーもついています。関連動画を見ながら、ミシンの操作法を習得することも可能です。
5年生は、初めてミシンにさわる子が多いなか、ミシンの各部の名前を覚えながら、グループで交代しながら、から縫いをするところからスタート。最難関の上糸と下糸を取り付け、下糸を取り出すという作業です。これがなかなか難しい作業なのですが、成功した児童がまだできない児童にやり方を伝授してあげていました。下糸が出できた瞬間のほっとしました。
おもむろにミシン練習布が出てきました。安全に留意しながら、ミシンでぬう練習が始まりました。まもなく、あちこちからあがるのは、「Help!」の声です。その度に、担当する教師は大忙しです。最初はミシンのスピードに戸惑っていた子どもたちもすぐに慣れ、ミシンぬいが楽しくなったようです。「だんだん楽しくなったよ」「エプロンづくり任せて!」「ランチョンマットやクッションカバーもつくってみたい」という声が聞こえてきました。毎時間の精進が大切になりそうです。
挑戦!昆虫地図づくり 250918
3年生の子どもたちは、これまでモンシロチョウが卵から幼虫、さなぎ、成虫になる過程を観察してきました。毎日エサやりを行って、数多くの成虫を育て上げました。虫かごから話してやる際には、ちょっとした儀式のようでした。最近では、赤城自然園から提供された世界最大の甲虫コーカサスオオカブトが教室後ろに鎮座しています。全校で一番虫好きな面目躍如といった状況です。
2学期になって、動物のすみかをみつけて、「津久田小昆虫地図」を作成することになりました。校地内をめぐって、いろいろな動物の食べ物や住む場所を調べます。収集したデータはロイロノートでまとめ上げて、みんなで共有していきます。
この日は、校地内をいくつかに分けて担当する場所を決めました。持ち物は、水筒と記録用紙です。校地内で生き物を見つけ、場所と気付いたことをA3版の航空写真に記録します。子どもたちは、「バッタは草むら、ダンゴムシは枯葉の下かな」「花壇と生活科の畑でたくさん見つかる」と見通しを立てました。
あるグループは場所を決め、全員で協力しながら粛々と調べ済みの場所を広げていっています。一方、石や枯葉をどけるのが苦手で、ちょっと時間がかかりすぎるグループも見られました。「4年生・6年生の花壇のところに、チョウがたくさん飛んでるよ」「モンシロチョウ、モンキチョウ、ベニシジミもいる」「トンボが舞ってるよ」とたくさん発見しました。理科室前では、「うわぁ、こんにゃくがでかくなってる」「4月の頃は、花が咲いてたよ」という発見がありました。久しぶりにプールの扉を開けたチームは、「水が緑色になってるね」「トンボがたくさんとんでるね」「スズメバチがおぼれてるよ」「ゲンゴロウとミズカマキリが浮いたり沈んだりしてるよ」「ヤゴみつけたよ」「トンボがたくさんいるわけだ」といった発見がありました。さらに、大きなオタマジャクシを発見しました。でも、残念ながら特定外来生物のウシガエルでした。
「次は、校舎の北側の草むらを見よう」、子どもたちは、意欲満々のようです。
※プールに消毒用の塩素を入れて駆除が完了しました。
めざせ!自己ベスト 250917
10月 9日(金)に瑞穂建設スタジアム(渋川市総合公園陸上競技場)で行われる市小学校陸上記録会は、市内小学校の選手が一同に会して行われます。津久田小では、5・6年生全員がエントリーできます。これは、小規模校のメリットです。
学校では、市小学校陸上記録会へ向けて放課後の陸上強化練習が始まっています。練習再開後、まず100m走と走り高跳び、走り幅跳びの記録を測定しました。この日は、ウォームアップ後に800m走とハードル、ソフトボール投げの記録をとりました。これは、先週実施する予定でした。校庭のいたる場所で、照りつける太陽と子どもたちのやる気でオーバーヒート気味です。
800mの練習は、ジョギングとスピード練習のバランスが重要になってきます。 集団でスタートすると、すぐに長い列になりました。長距離が苦手な選手がいるので、やむを得ないところでしょうか。待っている選手からは、熱い声援が起きます。最後尾についているも、元気をもらって完走していました。
ハードル走では、3歩のリズムで最後まで走ることができるインターバルを見付けました。その中で、タイムを縮めるためには、スタートからゴールまで全力で走ることや最後まで3歩のリズムで走り越えること、低く速くハ―ドルを走り越えていくことを確認しました。4年生の中には、正規の高さのハードルを越えられない選手もいます。
ボール投げは、ジャベリックからソフトボールに戻ってきました。最近はボール離れが進んで、なんとか真っ直ぐ前に投げる子が多いのが実態です。そんな中、野球部の選手はひと味もふた味も違います。「任せとき!」とばかりに捕球する選手の頭の上を大きく越えていきました。
練習期間は短いですが、子どもたち一人ひとりが目標を持ってがんばっていきます。
お年寄りになってみると… 250916
4年生は、総合的な学習の時間の一環で福祉に関する学習を進めています。先日は福祉学習のスタートに当たって、渋川市社会福祉協議会の皆様に、「福祉とは何か」についてお話をしていただきました。
冒頭、「福祉とは何か?」という問いに、子どもたちは考え込みました。
「ふ」=「ふだんの」 「く」=「くらしを」 「し」=「しあわせにする」
ことで、「すべての人の普段の暮らしを幸せにすること」と、明確な回答をいただきました。これは、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」そのものです。
これを受けて、体験学習第一弾は高齢者疑似体験です。目には特殊なメガネを使い視野が狭い状態に、手首・足首にはおもりをつけて筋力の低下、関節にはサポーターをつけて関節が曲がりにくい状態を再現します。「身体に付けるだけで大変!」と、サポーターを付けるにも級友の介助が必要です。
高齢者になって、3階教室内~廊下~階段上り下り~2階学習室~階段上り~3階教室というコースを歩きます。ちょっと考えても、大変な体験になりそうです。唯一の助けは、級友による介助です。二人のコミュニケーションがこの上なく大切になるのです。
教室から出ると、すぐに下り階段になります。体験者は恐る恐る足を下ろしていきました。学習室では、椅子に座る・立つ、障害物をよけて歩く、床の辞書を拾って所定の場所に入れるという難関が待ち受けていました。なかなか思うように歩けず、悪戦苦闘する場面も多々あります。教室に戻ってくると、安堵する子が目立ちました。
学習の振り返りでは、「お年寄りの生活は、思ったより大変だと思いました」「目はよく見えないし、身体は重く大変でした」「お年寄りが大変なときには、手助けしたい」といった感想が聞かれました。
スリル満点!時限爆弾ゲーム 250915
1・2年生が1学期に行った英語遊びは、大好評でした。もっとやりたいという要望に応え、再び楽しい時間がやってきました。
子どもたちがよく知っている"Head, Shoulder, Knees, Toes"(ヘッド・ショルダーズ・ニーズ・アンド・トゥズ)。邦題は『あたま、かた、ひざ、つまさき』、『からだあそびのうた』と呼ばれています。ゲームは簡単です。音楽にのってALTが指定する頭、肩、膝、つま先を素速く押さえていきます。ゲームですから、間違えたらリタイヤ(その場に座る)です。ゆっくりとしたテンポで始まりました。「こんなの余裕だよ」「絶対間違えないよ」と、自信満々そうに見えます。でも、徐々にスピードアップすると…。動作を止められず、罠に引っかかってしまう子が出始めます。「ウソ!」「残念!」と嘆いてみても、あとの祭りでした。さらに、スピードアップすると、間違える子が続出してきました。残りが半分くらいになると、子どもたちは、さらにヒートアップしていました。
この日は、「happy」「sad」「angry」「tired」など、感情を表す言葉を学習です。最初に、みんなで感情を表す単語をALTといっしょに練習しました。しっかり覚えたところで、Time bomb game (時限爆弾ゲーム)の中で、覚えた単語を唱えました。このゲームは、制限時間内に、タイマーを回しながら、決められたテーマの英単語をとんどん唱えていきます。超シンプルだからこそスリルが味わえるゲームです。タイマーが鳴った時、時限爆弾が爆発するという設定です。その時、手に持っている子が単語を唱えるのです。ドキドキしながら進んでいくので、覚えた単語もなかなか出てない子もいます。「うーん!分からない」という子もいました。覚えかけた単語を必至に絞り出す子どもたちの様子はとてもかわいいです。
土砂災害を想定した避難訓練 250912
ここ最近、大規模な自然災害が重なり、防災に対する国民的関心が高まっています。これを受けて、学校現場では、いわゆる「防災教育」が推進されています。秋雨前線の活性化により、利根沼田地区で大雨や竜巻による大災害が発生したのも、記憶に新しいところです。
土砂災害とは、自然災害の中でも、山やがけの土砂(土や砂、石などのこと)がくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水とまじって流れてきたりすることによって、家や道路や田畑が土砂でうまったり、人命がうばわれたりする災害のことです。
9月15日は、津久田小防災の日です。かつて学校区が、9月15日にカスリーン台風に起因する沼尾川の土砂災害に見舞われたからです。そこで、大規模な土砂災害を想定した避難訓練を行いました。学校の裏の斜面が崩れたというという想定です。
最も生命の危険にさらされるのは、1階・2階の教室の子どもたちで。放送を聞き終わると、1・2年生とひだまり・なかよし学級の子どもたちが3階へ避難しました。「おさない・かけない・しゃべらない・もどらない」の「お・か・し・も」などの約束を守りながら避難しました。普段にぎやかな1・2年生は、粛々と家庭科室へ避難しました。他の学年は、体育帽をかぶって、教室で待機しました。
最後に、校長より土砂災害や避難する際の注意点についての話を聞きました。沼田の豪雨・竜巻災害やカスリーン台風による土石流災害にも触れていました。すでに理科でカスリーン台風による災害を学習した6年生は、よく頭に入ったようでした。
「メリハリの木」で行動をビシッと! 250911
皆さん、津久田小の児童玄関先の廊下にそびえる「キラキラの木」をご存知でしょうか。子どもたちが友だちのキラキラした姿(良いところ)を見つけたら、花の形をしたカードに書いて出します。集まったカードの内容を、給食時に代表委員が放送で発表してくれています。その放送を聞いていると優しい気づきに心がホッコリとします。発表されたカードは廊下の「キラキラの木」に貼っています。これから「キラキラの木」の花も満開になるでしょう。
これに刺激されたのか、2年生が「メリハリの木」を作成中です。それは学級会で学級の目標を見直した時のことです。「休み時間を楽しみすぎて、授業に遅れそうになる」「授業中ふざけてしまう」「係の仕事をさぼってしまう」などの反省が次々に出されました。子どもたちは、「それって行動にメリハリがないことだよ」と気付きました。行動のメリハリなさを改善するための方策が、「メリハリの木」なのです。「『キラキラの木』みたいにしたいね」というアイデアの元に誕生したのです。
早速、木の作成に入りました。枝につく葉は、Chrombookで調べます。子どもたちは、喜び勇んでログインしていました。「見て!イチョウの葉みたいでしょ」と、見せてくれる女子もいました。木の本体は、男の子が大きな模造紙に描きました。
「メリハリの木」の効果が、早く顕在化するといいですね。
Let's enjoy 津久田タイム 250910
小規模校としての重要な教育活動の目玉の一つ「津久田タイム」。2学期も順調に行われているでしょうか。
津久田タイムでは、全校の子どもを学年ごとに6つの小グループに分け、一緒に活動します。今年は、津久田タイムのグループが2つずつ統合して、赤城・榛名・子持の運動会の団になります。毎回、鬼ごっこ、ドッジボール、陣取り、宝探しなど様々な遊びを楽しみます。6年生は、活動をスムーズに進めるためにリーダーとなり、企画・運営に当たります。1年生~6年生までの子どもたちが一緒に活動することで、人間関係を豊かにし、折り合いのつけ方を学びます。
9月に入って、朝行事の時間は思い切り身体が動かせるようになりました。この日は、校庭に、体育館に子どもたちがワクワクするメニューが溢れていました。外では、西花壇前でしっぽ取り、体育小屋館前で鬼ごっこ、アルプスを中心にかくれんぼ、タイヤを使った陣取りが行われていました。しっぽ取りは、低学年男子のコマネズミのような変化の激しい動きが際立っていました。かくれんぼでは、なんと真っ暗なトンネルで静かにしている子がいました。陣取りでは、1年生が落ちないように6年生が寄り添っていました。
一方、体育館では、ジェスチャーやボーリング&だるま落としが行われていました。ジェスチャーは、何を演じるか前もって決まっていません。くじを引いて、瞬時にパフォーマンスを行うのです。それでも、パフォーマンスが終わると、大爆笑が起こりました。巨大なだるま落としは、渋ペイで購入していただいたものです。
6年生にとっては企画力を伸ばし、リーダーシップの発揮する場と考えています。この日は、ポイントを押さえた説明やしっかりとした時間の管理が印象的でした。やはり場数を重ねた効果でしょうか。安心して見ていられました。1年生もすかっり慣れて、思い切り活動を楽しんでいました。
福祉って何だ? 250909
4年生は、総合的な学習の時間の一環で福祉に関する学習を進めています。この日は学習のスタートとして、渋川市社会福祉協議会の皆様を講師に迎え、「福祉」全般についてお話をしていただきました。
冒頭、「福祉って何ですか?」という問いに、意外にも多くの子が挙手しました。「点字や車椅子!」「お年寄りを大切にするとか…」「弱い人の立場に立つかな…」「誰もがくらしやすい」など、子どもたちの福祉に関する考えが明らかになりました。好調です。
これを受けて、「みんながくらしやすい社会」について考えました。提示されたイラストには、お年寄りや車椅子で移動する人、視力が弱い人など様々な人が描かれていました。「イラストの人たちに、どんなことができるか?」と問われました。これは、「自分だったら、どんなことをしてもらいたいか?」と、立場を逆転すると考えやすくなりました。こどもたちらは、「道路を渡るときに、手を貸す」「車椅子を押す」「点字のボードを敷く」など、たくさんの考えが発表されました。よく考えてみると、世の中には様々な状況・立場の人たちがいます。当然、それぞれの人によって幸せと感じることが違ってきます。情報ボードには、「①ちょっとした気づかい、②相手を理解する気持ち、③助け・助け合う関係の構築が大切」と投影されていました。とても腑に落ちるまとめでした。「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」に関わるクイズでも、子どもたちの着眼点は適切でした。
授業の最後には、「福祉っては何か?」という問いの回答が出ました。それは、
㋫=「ふだんの」
㋗=「くらしを」
㋛=「しあわせにする」
ことで、「すべての人の普段の暮らしを幸せにすること」と、明快なものでした。
これからも、一人一人が幸せに暮らしていけるように、お互いに助け合っていくことが大切だと強く認識しました。
いざ!ベースボール型ゲーム 250908
5年生がやわらかいボールを使って「ベースボール型」授業を行っていました。バットはポリエチレン製です。
「ベースボール型」授業は、「捕る」「投げる」「打つ」「走る」などいろいろな動きを経験し、全身を動かすことでの楽しさや面白みを感じることができる魅力があります。攻撃では一人ひとりが主役になるチャンスがあり、チームで動くために必要な「協調性」や「規律」なども身に付けることができます。ただ、野球部の子とまったく経験がない女の子の差があるため、それぞれルールを工夫しています。
この日は、チームに分かれて、バットで止まっているボールを打つ練習を行いました。ポールは、パイロンと棒の上に静止しています。これを順番にポリエチレン製のバットで打ちます。バッターと次の子以外は、守備についています。
「じゃ、打つよ」「よし来い!」「思い切って打てよ」と、やる気満々です。カコーン!野球をやっている子は、大きな当たりを続けます。女の子も、上手にミートする子がいました。野球と縁がない子も何度か繰り返すうちに、ボールが前に飛ぶようになりました。周りの子たちのアドバイスもナイスでした。
守備の子たちは、声を出しながらボールに反応していました。中には、ゆっくりしたゴロをトンネルしてしまう子もいました。
だんだん、実践形式の試合になっていきます。
ダイナミックに「コロコロぺったん」 250905
「コロコロぺったん」。とってもかわいらしいネーミングの1年生の図工教材です。決められた絵の具をトレイに出して、身の回りにある材料やローラーでスタンピングします。
この日は、図工室に大きな模造紙が用意されていました。グループで思うがまま、コロコロぺったんしていきます。子どもたちは、絵の具や材料を見ると、エンジン全開です。 ある子は、紙の上をローラーで何度も動かします。「きれいな色が出たよ」「濃いところと薄いところがあるよ」とびっくり。廃材のロールをトントンとスタンピングする男の子もいます。「丸がたくさんできるよ」とご満悦です。緩衝材のプチプチや布・毛糸などをスタンプしておもしろい効果を上げている女の子も見受けられました。おっと!手をカラフルなスタンプにしているチームもありました。スタンプだけでなく、身体を奔放に動かして手で絵の具を塗り込んでいる子もいました。手にはべっとりと絵の具がついていました。
1枚の模造紙と4色(赤・青・緑・黄)の絵の具、ローラーを共用するため、そこには共同で活動するという自然な「かかわり」もありました。作品の出来上がりは、ちょっとアブストラクトで素晴らしいです。喜び勇んで、教室へ運んでいました。
団顔合わせで明暗が… 250904
津久田小の運動会は、3つの団で戦います。津久田小から見える3つの山をとって、赤城団・榛名団・子持団になります。団の連帯と応援が、徒競走や遊競技で最後まで踏ん張りきれるかどうかが勝負を分けています。残念ながら応援合戦はありません。
この日は、体育集会で運動会の団顔合わせが行われました。体育館での整列がスムーズに行われる予定でしたが、1・2年生で所属団を忘れてしまう子がいました。今まで経験がないため、団が分かっても、自分の場所が分からずに右往左往する子が目立ちました。でも、6年生の丁寧な対応で徐々に列が整い始めました。前には堂々とした5・6年生の団長、副団長、応援団長が並び立ちました。この後、団の幹部が勝利への決意を述べました。でも、いつもおとなしい6年生は、ちょっとバイタリティが足りないようです。これでは低学年まで、「勝ちたい!」という願いが伝わっていきません。そのうち榛名団が声が多きなってきました。ヒビビッと響いてきたのです。これに負けじと子持団が一皮むけ始めました。残念なのは赤城団。団幹部が恥も外聞も捨てて、まず声を出さないと組織がまとまりません。この先が心配になりました。
これから、団でまとまって作戦づくりや練習を行っていきます。上級生には、リーダー役の苦手な子もいますが、必ずリーダーになる仕組みです。下級生の面倒をみることで困ることもあります。そのような経験をするなかで、多様な人とのかかわり方を学んでいきます。一方、下級生は、「ぼくも大きくなったら、団長や応援団長になって……」と上級生の背中を見て、その動きを覚えていきます。
種がとれたよ! 250903
9月に入っても熱帯地方にいるような空気の中、3年生が校庭の植物を観察しました。3年生では、「植物の育ち方は、種子から発芽し子葉が出て、葉が茂り、花が咲き、花が果実になった後は個体は枯死するという一定の順序があること」を学びます。グループで1台Chromebookを持ち出して、写真を撮ります。もちろん、帽子や水筒は必須になります。春から育てているヒマワリやホウセンカ、図書室前のミニ野菜畑も気になるところです。
ミニ野菜畑に行ってみると、暑さでヒマワリが立ち枯れ状態になっていました。水道から遠く、水が届きにくい場所です。「あっ!花が下へ向いているよ」「2m38cmあったよね」「種がとれそうだよ」種がとれることが分かると、「まいたときと同じ種だったよ」「私もほしい」「もっとほしい」と、次々に手が出てきました。写真の技量もアップしてきたようです。
オクラや枝豆、ピーマンの苗も暑そうです。大きくなりすぎて食べられないオクラを切ってみました。「まいたときと同じような種があるよ」「色が白いけど、形はそっくりだね」「星形の断面も見たいな」という声が聞かれました。
児童玄関前でも、いろいろな花がありました。「ホウセンカは、まだ実が弾けないよ」「ホウセンカの種は実の中に隠れているね」「ヒャクニチソウはまだまだだね」という声が聞かれました。
最後に、ヘチマ棚を見ました。「電柱にまでつるが伸びてるよ」「お母さんが好きなんで、ゴーヤがほしい」「ヘチマも大きくなってきたよ」といろいろな発見がありました。
興奮!ウニが見えたよ 250902
5年生の理科では、植物の種子、魚の産んだ卵、人の受精卵を通して、「生命の連続性」に関わる学習を行います。今回は、ヘチマ(単性花)やアサガオ(両性花)の花と実の様子から、実になるのは花のどの部分かを予想しながら花のつくりを観察し、花にはおしべやめしべ、がくがあること、めしべのもとの部分が実になることをとらえます。また顕微鏡を使って花粉を観察し、植物の種類によって花粉の色や形などが違うことをとらえていきます。そしておしべの花粉のはたらきについて考え、制御すべき要因に着目しながら受粉実験を行い、植物は花粉がめしべの柱頭につく(受粉する)と実ができるという見方や考え方ができるようにします。
この日は、二人組でヘチマとアサガオの花粉を観察しました。子どもたちは、メダカのたまごの観察で解剖顕微鏡や双眼実体顕微鏡は使ってきました。でも、一般的な顕微鏡を使うのは、初めてになります。
最初に、花粉の採取に向かいました。方法は簡単。セロテープで花粉を集め、スライドガラスに貼り付けます。「アサガオの花粉が見えないよ」「ヘチマは黄色くて、分かりやすいね」という声が聞かれます。
顕微鏡の注意を守って、観察スタート!「反射鏡を動かして、視野を明るくしよう」「ボクがピントを合わせるよ」「最初に40倍で見よう」「すごい!見えてきたよ」「ウニみたいのが見えてきたよ」「ヘチマはラグビーボールみたい」「アサガオは周りに毛が生えてるよ」と、子どもたちは興奮していました。余裕があるペアは、市販のユリ、マツ、カボチャのプレパラートもステージに載せました。「マツの花粉は、ミッキーマウスみたい」という声があがりました。たしかに空気袋がついて、ミッキーマウスに見えてきました。
単元のヤマは、理科の醍醐味が味わえる条件を制御した結実実験です。
昆虫界最強のカブトムシ到来! 250901
貴重なカブトムシの配布に応募したところ、なんとコーカサスオオカブトが当たりました。好奇心溢れる3年生に告知したところ、尋常でない目の輝きが表れました。もちろん、3年生は理科で昆虫について学習します。でも、日頃から生物の話題があがれば、バッタやカミキリムシ、カマキリの卵嚢、カエルなどの飼育が始まります。モンシロチョウの学習では、アゲハの幼虫を持参するほどです。生物に関する学究の徒が多い雰囲気です。
コーカサスオオカブトは、昆虫界最強と言われています。光沢が強く、カブトムシの中で特に好戦的です。ツメも大変鋭く、前胸背板と腹部との間に挟まれると爪切りのようにスパっと切断でき、角以外も全身武器といった感じで、まさに最強のオオカブトです。飼育ケースを開けたとたん、その光沢ある黒々とした身体に高貴なモノが感じられました。 市の職員から届くやいなや、3年生の教室へ。待ちに待ってましたとばかりの子どもたち。もちろん準備は万全でした。「専用のマット、準備しておきました。」「昼休みに、木や草を集めました」「普通のゼリーじゃ、食べないよ」「角ではさまれないように気をつけて!」といった声が聞こえてきました。
噂を聞きつけて、隣の教室からも大勢集まってきました。一言居士も多いようです。ある男の子が、「任せて!ボクがお披露目させるよ」と、他学年の子にも開陳していました。飼育は難度が高いようですが、子どもたちはやってくれると思います。
マスターするぞ!のこぎりの技 250829
3年生で「釘打ち」を経験した子どもたち。今年は、「のこぎり」で木を切ることに挑戦です。現在、図工「のこぎりギコギコ」で、木材を切って作品を組み立てる学習に挑戦しています。のこぎりで木を思いのままに切っていき、切ってできた木切れを組み合わせたり、つないだりしながら、作りたいものを考えていきます。どんな作品になるか、とても楽しみです。
いよいよ実践。最初に、教師から「力を抜いて刃の重みで切っていく感覚でいくと、スムーズに切れます。」と確認されました。さらに、「目線は真上に、板に垂直に、しっかりと押さえて、引くときに削れる…」、どのポイントを理解していても、やってみるとなかなかうまくいかないものです。切り始めは、「棒が」ぐらぐらするよ」「なかなか切れないよ~」「曲がっちゃうよ」「粉がたくさん出て、線が見えないよ」と悪戦苦闘していた子が目立ちました。また、早く切ろうと焦って、無意識に力が入り過ぎる子もいました。体勢が斜めになってのこぎりが真っ直ぐ引けない子は、「もう少し体を真っ直ぐにして切りなさい」というアドバイスされていました。
「うまく切れると、切り口はきれいだね」と言う子もいました。時間が経つと、要領をつかむ子が増えていきました。「最後に切れはしがポトッって下に落ちる瞬間が、気持ちいい!」「もっとやりたいな」という声も聞かれました。さすがに、お父さんが大工さんの子は、スムーズに木を切っていました。
ここは天国か?特別教室エアコン稼働! 250828
2学期が始まって2日目。恒例の発育測定が始まりました。3時間目からは、場所を移して理科室で実施しました。昨年までは、理科室で発育測定なんて考えられませんでした。れからは気温に左右されません。特別教室に待望のエアコンが入ったからです。
ちなみに、5年生の発育測定では、身長の伸びを気にしている子が多いようでした。
20分休みの図書でも、快適な環境で図書の貸し出しが進められていました。心なしか、いつもよりカウンターの前の列が長いようです。「夏休み前までは、暑かったよね」「涼しくて、読書が進みそう」とは、図書室にいた子の弁です。
3時間目の図工室では、4年生がのこぎりで木を切っていました。「涼しいから、作業がはかどるよ」「1学期は教室の授業ばっかだったね」その通りです。酷暑の中、図工や音楽は教室やエアコンがある学習室で行われていました。
「ここは、天国だね」と、しみじみ言う子もいました。
2学期始まる 250827
ニコニコ顔で、真っ黒に日焼けした子どもたちが、久しぶりに学校に戻ってきて2学期が始まりました。児童玄関では、宿題のポスターや大きな袋を手にした子どもたちが、元気よくあいさつしてきました。宿題の事前提出により、両手が空いている子もチラホラ見えました。誰かと見紛うばかりに、ぐっと身長が伸びた子も見受けられます。待望の発育測定は、明日からになります。
2学期は子どもたちが達成感を味わい、自らを成長させる機会、多くの人と関わる機会がたくさんあります。運動会・持久走大会・体験学習。そして人の心を大切にする人権集中学習、人の命を大切にする避難訓練。全ての行事が自分から取り組む心を磨く素晴らしい行事です。また、みんなで協力しなければ進まない行事でもあります。是非真剣に取り組み心とからだを成長させて下さい。
始業式では、久しぶりの校歌が体育館いっぱいに響きました。1年生も、しっかりと歌詞を覚えていました。続いて、各学年の代表児童が2学期にがんばりたいことについて作文を読みました。どの子も、漢字をしっかり覚える、算数の苦手な単元に力を入れる、持久走大会等に力を発揮する、運動会で親に誇れるような活躍をするといった気合いが漲っていました。
校長は、「2学期も引き続き、ワクワクすることを体験しよう、安全・安心に過ごそう、いつでも相談しよう」と呼びかけました。さらに、再び、「今年は、戦後80年」に関わるトピックを熱く取り上げました。おもむろに2冊の書籍を取り出しました。なんと自宅から、前橋空襲に関わる「時計は生きていた」(作:木暮正夫)と「はだしのゲン」(作:中沢啓治)を持参したのでした。 残念ながら、津久田小で「はだしをゲン」を読んだことがある子は1名しかいませんでした。
始業式の後、先日の陸上の県大会で、3位になった子の表彰が行われました。2学期には、どんなワクワクが待っているのか、楽しみになりました。
待ってました!特別教室へのエアコン設置 250804
1学期の終盤、体温を超えるような暑さのため、音楽室や家庭科室・図工室では授業ができませんでした。図書室でも、長く本を読んでいると、サウナにいる感覚になりました。すでにエアコンが設置された普通教室に移動して授業が行われました。
子どもたちの熱中症対策とともに快適な学習環境を整えるため、待望のエアコン工事が始まっています。いよいよ音楽室、理科室、家庭科室、図工室、図書室など特別教室に設置されることになりました。夏休みが始まると同時に着工となりました。
多目的室には、大量の資材が運ばれました。ブルーシートの青色がまぶしいです。作業員の皆さんは、ファンがついた作業着でがんばっていました。現在、音楽室・家庭科室・図工室には、取り付けが完了しました。
2学期からは、快適な環境で授業が行われそうです。
守るぞ安全!通学路合同点検 250801
学校・渋川警察署・土木事務所・土木維持課・土木管理課・交通政策課・教育委員会による通学路の合同点検が行われました。
今回は、赤北中北約200m付近東斜面で土砂の吹き出しの危険性を点検しました。樹木が繁茂する斜面は、土砂崩れによる道路の遮断が心配です。鉄橋狩野々橋交差点T字路は、段差をなくすことやグリーンベルトを設けることが課題となりました。
小池原1号橋西変則四差路は、横断旗の破損が進んでいました。持ってみると、ただの棒でした。早急な補給が必要です。
敷島駅北踏切は、道路の幅狭にも関わらず、交通量が多いことで知られています。実際、子どもたちのすぐ脇を車が通過していきます。ここでは、グリーンベルトの設置、道路脇の草刈りが必要でした。
その他にも、横断歩道や停止線が消えかかっている場所を点検しました。学校としては、危険なところは早期に改善していく方向でお願いしました。これからも、保護者・地域の皆様から情報をいただけるとありがたいです。