めざせ!自己ベスト 250917
10月 9日(金)に瑞穂建設スタジアム(渋川市総合公園陸上競技場)で行われる市小学校陸上記録会は、市内小学校の選手が一同に会して行われます。津久田小では、5・6年生全員がエントリーできます。これは、小規模校のメリットです。
学校では、市小学校陸上記録会へ向けて放課後の陸上強化練習が始まっています。練習再開後、まず100m走と走り高跳び、走り幅跳びの記録を測定しました。この日は、ウォームアップ後に800m走とハードル、ソフトボール投げの記録をとりました。これは、先週実施する予定でした。校庭のいたる場所で、照りつける太陽と子どもたちのやる気でオーバーヒート気味です。
800mの練習は、ジョギングとスピード練習のバランスが重要になってきます。 集団でスタートすると、すぐに長い列になりました。長距離が苦手な選手がいるので、やむを得ないところでしょうか。待っている選手からは、熱い声援が起きます。最後尾についているも、元気をもらって完走していました。
ハードル走では、3歩のリズムで最後まで走ることができるインターバルを見付けました。その中で、タイムを縮めるためには、スタートからゴールまで全力で走ることや最後まで3歩のリズムで走り越えること、低く速くハ―ドルを走り越えていくことを確認しました。4年生の中には、正規の高さのハードルを越えられない選手もいます。
ボール投げは、ジャベリックからソフトボールに戻ってきました。最近はボール離れが進んで、なんとか真っ直ぐ前に投げる子が多いのが実態です。そんな中、野球部の選手はひと味もふた味も違います。「任せとき!」とばかりに捕球する選手の頭の上を大きく越えていきました。
練習期間は短いですが、子どもたち一人ひとりが目標を持ってがんばっていきます。
お年寄りになってみると… 250916
4年生は、総合的な学習の時間の一環で福祉に関する学習を進めています。先日は福祉学習のスタートに当たって、渋川市社会福祉協議会の皆様に、「福祉とは何か」についてお話をしていただきました。
冒頭、「福祉とは何か?」という問いに、子どもたちは考え込みました。
「ふ」=「ふだんの」 「く」=「くらしを」 「し」=「しあわせにする」
ことで、「すべての人の普段の暮らしを幸せにすること」と、明確な回答をいただきました。これは、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」そのものです。
これを受けて、体験学習第一弾は高齢者疑似体験です。目には特殊なメガネを使い視野が狭い状態に、手首・足首にはおもりをつけて筋力の低下、関節にはサポーターをつけて関節が曲がりにくい状態を再現します。「身体に付けるだけで大変!」と、サポーターを付けるにも級友の介助が必要です。
高齢者になって、3階教室内~廊下~階段上り下り~2階学習室~階段上り~3階教室というコースを歩きます。ちょっと考えても、大変な体験になりそうです。唯一の助けは、級友による介助です。二人のコミュニケーションがこの上なく大切になるのです。
教室から出ると、すぐに下り階段になります。体験者は恐る恐る足を下ろしていきました。学習室では、椅子に座る・立つ、障害物をよけて歩く、床の辞書を拾って所定の場所に入れるという難関が待ち受けていました。なかなか思うように歩けず、悪戦苦闘する場面も多々あります。教室に戻ってくると、安堵する子が目立ちました。
学習の振り返りでは、「お年寄りの生活は、思ったより大変だと思いました」「目はよく見えないし、身体は重く大変でした」「お年寄りが大変なときには、手助けしたい」といった感想が聞かれました。
スリル満点!時限爆弾ゲーム 250915
1・2年生が1学期に行った英語遊びは、大好評でした。もっとやりたいという要望に応え、再び楽しい時間がやってきました。
子どもたちがよく知っている"Head, Shoulder, Knees, Toes"(ヘッド・ショルダーズ・ニーズ・アンド・トゥズ)。邦題は『あたま、かた、ひざ、つまさき』、『からだあそびのうた』と呼ばれています。ゲームは簡単です。音楽にのってALTが指定する頭、肩、膝、つま先を素速く押さえていきます。ゲームですから、間違えたらリタイヤ(その場に座る)です。ゆっくりとしたテンポで始まりました。「こんなの余裕だよ」「絶対間違えないよ」と、自信満々そうに見えます。でも、徐々にスピードアップすると…。動作を止められず、罠に引っかかってしまう子が出始めます。「ウソ!」「残念!」と嘆いてみても、あとの祭りでした。さらに、スピードアップすると、間違える子が続出してきました。残りが半分くらいになると、子どもたちは、さらにヒートアップしていました。
この日は、「happy」「sad」「angry」「tired」など、感情を表す言葉を学習です。最初に、みんなで感情を表す単語をALTといっしょに練習しました。しっかり覚えたところで、Time bomb game (時限爆弾ゲーム)の中で、覚えた単語を唱えました。このゲームは、制限時間内に、タイマーを回しながら、決められたテーマの英単語をとんどん唱えていきます。超シンプルだからこそスリルが味わえるゲームです。タイマーが鳴った時、時限爆弾が爆発するという設定です。その時、手に持っている子が単語を唱えるのです。ドキドキしながら進んでいくので、覚えた単語もなかなか出てない子もいます。「うーん!分からない」という子もいました。覚えかけた単語を必至に絞り出す子どもたちの様子はとてもかわいいです。
土砂災害を想定した避難訓練 250912
ここ最近、大規模な自然災害が重なり、防災に対する国民的関心が高まっています。これを受けて、学校現場では、いわゆる「防災教育」が推進されています。秋雨前線の活性化により、利根沼田地区で大雨や竜巻による大災害が発生したのも、記憶に新しいところです。
土砂災害とは、自然災害の中でも、山やがけの土砂(土や砂、石などのこと)がくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水とまじって流れてきたりすることによって、家や道路や田畑が土砂でうまったり、人命がうばわれたりする災害のことです。
9月15日は、津久田小防災の日です。かつて学校区が、9月15日にカスリーン台風に起因する沼尾川の土砂災害に見舞われたからです。そこで、大規模な土砂災害を想定した避難訓練を行いました。学校の裏の斜面が崩れたというという想定です。
最も生命の危険にさらされるのは、1階・2階の教室の子どもたちで。放送を聞き終わると、1・2年生とひだまり・なかよし学級の子どもたちが3階へ避難しました。「おさない・かけない・しゃべらない・もどらない」の「お・か・し・も」などの約束を守りながら避難しました。普段にぎやかな1・2年生は、粛々と家庭科室へ避難しました。他の学年は、体育帽をかぶって、教室で待機しました。
最後に、校長より土砂災害や避難する際の注意点についての話を聞きました。沼田の豪雨・竜巻災害やカスリーン台風による土石流災害にも触れていました。すでに理科でカスリーン台風による災害を学習した6年生は、よく頭に入ったようでした。
「メリハリの木」で行動をビシッと! 250911
皆さん、津久田小の児童玄関先の廊下にそびえる「キラキラの木」をご存知でしょうか。子どもたちが友だちのキラキラした姿(良いところ)を見つけたら、花の形をしたカードに書いて出します。集まったカードの内容を、給食時に代表委員が放送で発表してくれています。その放送を聞いていると優しい気づきに心がホッコリとします。発表されたカードは廊下の「キラキラの木」に貼っています。これから「キラキラの木」の花も満開になるでしょう。
これに刺激されたのか、2年生が「メリハリの木」を作成中です。それは学級会で学級の目標を見直した時のことです。「休み時間を楽しみすぎて、授業に遅れそうになる」「授業中ふざけてしまう」「係の仕事をさぼってしまう」などの反省が次々に出されました。子どもたちは、「それって行動にメリハリがないことだよ」と気付きました。行動のメリハリなさを改善するための方策が、「メリハリの木」なのです。「『キラキラの木』みたいにしたいね」というアイデアの元に誕生したのです。
早速、木の作成に入りました。枝につく葉は、Chrombookで調べます。子どもたちは、喜び勇んでログインしていました。「見て!イチョウの葉みたいでしょ」と、見せてくれる女子もいました。木の本体は、男の子が大きな模造紙に描きました。
「メリハリの木」の効果が、早く顕在化するといいですね。
Let's enjoy 津久田タイム 250910
小規模校としての重要な教育活動の目玉の一つ「津久田タイム」。2学期も順調に行われているでしょうか。
津久田タイムでは、全校の子どもを学年ごとに6つの小グループに分け、一緒に活動します。今年は、津久田タイムのグループが2つずつ統合して、赤城・榛名・子持の運動会の団になります。毎回、鬼ごっこ、ドッジボール、陣取り、宝探しなど様々な遊びを楽しみます。6年生は、活動をスムーズに進めるためにリーダーとなり、企画・運営に当たります。1年生~6年生までの子どもたちが一緒に活動することで、人間関係を豊かにし、折り合いのつけ方を学びます。
9月に入って、朝行事の時間は思い切り身体が動かせるようになりました。この日は、校庭に、体育館に子どもたちがワクワクするメニューが溢れていました。外では、西花壇前でしっぽ取り、体育小屋館前で鬼ごっこ、アルプスを中心にかくれんぼ、タイヤを使った陣取りが行われていました。しっぽ取りは、低学年男子のコマネズミのような変化の激しい動きが際立っていました。かくれんぼでは、なんと真っ暗なトンネルで静かにしている子がいました。陣取りでは、1年生が落ちないように6年生が寄り添っていました。
一方、体育館では、ジェスチャーやボーリング&だるま落としが行われていました。ジェスチャーは、何を演じるか前もって決まっていません。くじを引いて、瞬時にパフォーマンスを行うのです。それでも、パフォーマンスが終わると、大爆笑が起こりました。巨大なだるま落としは、渋ペイで購入していただいたものです。
6年生にとっては企画力を伸ばし、リーダーシップの発揮する場と考えています。この日は、ポイントを押さえた説明やしっかりとした時間の管理が印象的でした。やはり場数を重ねた効果でしょうか。安心して見ていられました。1年生もすかっり慣れて、思い切り活動を楽しんでいました。
福祉って何だ? 250909
4年生は、総合的な学習の時間の一環で福祉に関する学習を進めています。この日は学習のスタートとして、渋川市社会福祉協議会の皆様を講師に迎え、「福祉」全般についてお話をしていただきました。
冒頭、「福祉って何ですか?」という問いに、意外にも多くの子が挙手しました。「点字や車椅子!」「お年寄りを大切にするとか…」「弱い人の立場に立つかな…」「誰もがくらしやすい」など、子どもたちの福祉に関する考えが明らかになりました。好調です。
これを受けて、「みんながくらしやすい社会」について考えました。提示されたイラストには、お年寄りや車椅子で移動する人、視力が弱い人など様々な人が描かれていました。「イラストの人たちに、どんなことができるか?」と問われました。これは、「自分だったら、どんなことをしてもらいたいか?」と、立場を逆転すると考えやすくなりました。こどもたちらは、「道路を渡るときに、手を貸す」「車椅子を押す」「点字のボードを敷く」など、たくさんの考えが発表されました。よく考えてみると、世の中には様々な状況・立場の人たちがいます。当然、それぞれの人によって幸せと感じることが違ってきます。情報ボードには、「①ちょっとした気づかい、②相手を理解する気持ち、③助け・助け合う関係の構築が大切」と投影されていました。とても腑に落ちるまとめでした。「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」に関わるクイズでも、子どもたちの着眼点は適切でした。
授業の最後には、「福祉っては何か?」という問いの回答が出ました。それは、
㋫=「ふだんの」
㋗=「くらしを」
㋛=「しあわせにする」
ことで、「すべての人の普段の暮らしを幸せにすること」と、明快なものでした。
これからも、一人一人が幸せに暮らしていけるように、お互いに助け合っていくことが大切だと強く認識しました。
いざ!ベースボール型ゲーム 250908
5年生がやわらかいボールを使って「ベースボール型」授業を行っていました。バットはポリエチレン製です。
「ベースボール型」授業は、「捕る」「投げる」「打つ」「走る」などいろいろな動きを経験し、全身を動かすことでの楽しさや面白みを感じることができる魅力があります。攻撃では一人ひとりが主役になるチャンスがあり、チームで動くために必要な「協調性」や「規律」なども身に付けることができます。ただ、野球部の子とまったく経験がない女の子の差があるため、それぞれルールを工夫しています。
この日は、チームに分かれて、バットで止まっているボールを打つ練習を行いました。ポールは、パイロンと棒の上に静止しています。これを順番にポリエチレン製のバットで打ちます。バッターと次の子以外は、守備についています。
「じゃ、打つよ」「よし来い!」「思い切って打てよ」と、やる気満々です。カコーン!野球をやっている子は、大きな当たりを続けます。女の子も、上手にミートする子がいました。野球と縁がない子も何度か繰り返すうちに、ボールが前に飛ぶようになりました。周りの子たちのアドバイスもナイスでした。
守備の子たちは、声を出しながらボールに反応していました。中には、ゆっくりしたゴロをトンネルしてしまう子もいました。
だんだん、実践形式の試合になっていきます。
ダイナミックに「コロコロぺったん」 250905
「コロコロぺったん」。とってもかわいらしいネーミングの1年生の図工教材です。決められた絵の具をトレイに出して、身の回りにある材料やローラーでスタンピングします。
この日は、図工室に大きな模造紙が用意されていました。グループで思うがまま、コロコロぺったんしていきます。子どもたちは、絵の具や材料を見ると、エンジン全開です。 ある子は、紙の上をローラーで何度も動かします。「きれいな色が出たよ」「濃いところと薄いところがあるよ」とびっくり。廃材のロールをトントンとスタンピングする男の子もいます。「丸がたくさんできるよ」とご満悦です。緩衝材のプチプチや布・毛糸などをスタンプしておもしろい効果を上げている女の子も見受けられました。おっと!手をカラフルなスタンプにしているチームもありました。スタンプだけでなく、身体を奔放に動かして手で絵の具を塗り込んでいる子もいました。手にはべっとりと絵の具がついていました。
1枚の模造紙と4色(赤・青・緑・黄)の絵の具、ローラーを共用するため、そこには共同で活動するという自然な「かかわり」もありました。作品の出来上がりは、ちょっとアブストラクトで素晴らしいです。喜び勇んで、教室へ運んでいました。
団顔合わせで明暗が… 250904
津久田小の運動会は、3つの団で戦います。津久田小から見える3つの山をとって、赤城団・榛名団・子持団になります。団の連帯と応援が、徒競走や遊競技で最後まで踏ん張りきれるかどうかが勝負を分けています。残念ながら応援合戦はありません。
この日は、体育集会で運動会の団顔合わせが行われました。体育館での整列がスムーズに行われる予定でしたが、1・2年生で所属団を忘れてしまう子がいました。今まで経験がないため、団が分かっても、自分の場所が分からずに右往左往する子が目立ちました。でも、6年生の丁寧な対応で徐々に列が整い始めました。前には堂々とした5・6年生の団長、副団長、応援団長が並び立ちました。この後、団の幹部が勝利への決意を述べました。でも、いつもおとなしい6年生は、ちょっとバイタリティが足りないようです。これでは低学年まで、「勝ちたい!」という願いが伝わっていきません。そのうち榛名団が声が多きなってきました。ヒビビッと響いてきたのです。これに負けじと子持団が一皮むけ始めました。残念なのは赤城団。団幹部が恥も外聞も捨てて、まず声を出さないと組織がまとまりません。この先が心配になりました。
これから、団でまとまって作戦づくりや練習を行っていきます。上級生には、リーダー役の苦手な子もいますが、必ずリーダーになる仕組みです。下級生の面倒をみることで困ることもあります。そのような経験をするなかで、多様な人とのかかわり方を学んでいきます。一方、下級生は、「ぼくも大きくなったら、団長や応援団長になって……」と上級生の背中を見て、その動きを覚えていきます。
種がとれたよ! 250903
9月に入っても熱帯地方にいるような空気の中、3年生が校庭の植物を観察しました。3年生では、「植物の育ち方は、種子から発芽し子葉が出て、葉が茂り、花が咲き、花が果実になった後は個体は枯死するという一定の順序があること」を学びます。グループで1台Chromebookを持ち出して、写真を撮ります。もちろん、帽子や水筒は必須になります。春から育てているヒマワリやホウセンカ、図書室前のミニ野菜畑も気になるところです。
ミニ野菜畑に行ってみると、暑さでヒマワリが立ち枯れ状態になっていました。水道から遠く、水が届きにくい場所です。「あっ!花が下へ向いているよ」「2m38cmあったよね」「種がとれそうだよ」種がとれることが分かると、「まいたときと同じ種だったよ」「私もほしい」「もっとほしい」と、次々に手が出てきました。写真の技量もアップしてきたようです。
オクラや枝豆、ピーマンの苗も暑そうです。大きくなりすぎて食べられないオクラを切ってみました。「まいたときと同じような種があるよ」「色が白いけど、形はそっくりだね」「星形の断面も見たいな」という声が聞かれました。
児童玄関前でも、いろいろな花がありました。「ホウセンカは、まだ実が弾けないよ」「ホウセンカの種は実の中に隠れているね」「ヒャクニチソウはまだまだだね」という声が聞かれました。
最後に、ヘチマ棚を見ました。「電柱にまでつるが伸びてるよ」「お母さんが好きなんで、ゴーヤがほしい」「ヘチマも大きくなってきたよ」といろいろな発見がありました。
興奮!ウニが見えたよ 250902
5年生の理科では、植物の種子、魚の産んだ卵、人の受精卵を通して、「生命の連続性」に関わる学習を行います。今回は、ヘチマ(単性花)やアサガオ(両性花)の花と実の様子から、実になるのは花のどの部分かを予想しながら花のつくりを観察し、花にはおしべやめしべ、がくがあること、めしべのもとの部分が実になることをとらえます。また顕微鏡を使って花粉を観察し、植物の種類によって花粉の色や形などが違うことをとらえていきます。そしておしべの花粉のはたらきについて考え、制御すべき要因に着目しながら受粉実験を行い、植物は花粉がめしべの柱頭につく(受粉する)と実ができるという見方や考え方ができるようにします。
この日は、二人組でヘチマとアサガオの花粉を観察しました。子どもたちは、メダカのたまごの観察で解剖顕微鏡や双眼実体顕微鏡は使ってきました。でも、一般的な顕微鏡を使うのは、初めてになります。
最初に、花粉の採取に向かいました。方法は簡単。セロテープで花粉を集め、スライドガラスに貼り付けます。「アサガオの花粉が見えないよ」「ヘチマは黄色くて、分かりやすいね」という声が聞かれます。
顕微鏡の注意を守って、観察スタート!「反射鏡を動かして、視野を明るくしよう」「ボクがピントを合わせるよ」「最初に40倍で見よう」「すごい!見えてきたよ」「ウニみたいのが見えてきたよ」「ヘチマはラグビーボールみたい」「アサガオは周りに毛が生えてるよ」と、子どもたちは興奮していました。余裕があるペアは、市販のユリ、マツ、カボチャのプレパラートもステージに載せました。「マツの花粉は、ミッキーマウスみたい」という声があがりました。たしかに空気袋がついて、ミッキーマウスに見えてきました。
単元のヤマは、理科の醍醐味が味わえる条件を制御した結実実験です。
昆虫界最強のカブトムシ到来! 250901
貴重なカブトムシの配布に応募したところ、なんとコーカサスオオカブトが当たりました。好奇心溢れる3年生に告知したところ、尋常でない目の輝きが表れました。もちろん、3年生は理科で昆虫について学習します。でも、日頃から生物の話題があがれば、バッタやカミキリムシ、カマキリの卵嚢、カエルなどの飼育が始まります。モンシロチョウの学習では、アゲハの幼虫を持参するほどです。生物に関する学究の徒が多い雰囲気です。
コーカサスオオカブトは、昆虫界最強と言われています。光沢が強く、カブトムシの中で特に好戦的です。ツメも大変鋭く、前胸背板と腹部との間に挟まれると爪切りのようにスパっと切断でき、角以外も全身武器といった感じで、まさに最強のオオカブトです。飼育ケースを開けたとたん、その光沢ある黒々とした身体に高貴なモノが感じられました。 市の職員から届くやいなや、3年生の教室へ。待ちに待ってましたとばかりの子どもたち。もちろん準備は万全でした。「専用のマット、準備しておきました。」「昼休みに、木や草を集めました」「普通のゼリーじゃ、食べないよ」「角ではさまれないように気をつけて!」といった声が聞こえてきました。
噂を聞きつけて、隣の教室からも大勢集まってきました。一言居士も多いようです。ある男の子が、「任せて!ボクがお披露目させるよ」と、他学年の子にも開陳していました。飼育は難度が高いようですが、子どもたちはやってくれると思います。
マスターするぞ!のこぎりの技 250829
3年生で「釘打ち」を経験した子どもたち。今年は、「のこぎり」で木を切ることに挑戦です。現在、図工「のこぎりギコギコ」で、木材を切って作品を組み立てる学習に挑戦しています。のこぎりで木を思いのままに切っていき、切ってできた木切れを組み合わせたり、つないだりしながら、作りたいものを考えていきます。どんな作品になるか、とても楽しみです。
いよいよ実践。最初に、教師から「力を抜いて刃の重みで切っていく感覚でいくと、スムーズに切れます。」と確認されました。さらに、「目線は真上に、板に垂直に、しっかりと押さえて、引くときに削れる…」、どのポイントを理解していても、やってみるとなかなかうまくいかないものです。切り始めは、「棒が」ぐらぐらするよ」「なかなか切れないよ~」「曲がっちゃうよ」「粉がたくさん出て、線が見えないよ」と悪戦苦闘していた子が目立ちました。また、早く切ろうと焦って、無意識に力が入り過ぎる子もいました。体勢が斜めになってのこぎりが真っ直ぐ引けない子は、「もう少し体を真っ直ぐにして切りなさい」というアドバイスされていました。
「うまく切れると、切り口はきれいだね」と言う子もいました。時間が経つと、要領をつかむ子が増えていきました。「最後に切れはしがポトッって下に落ちる瞬間が、気持ちいい!」「もっとやりたいな」という声も聞かれました。さすがに、お父さんが大工さんの子は、スムーズに木を切っていました。
ここは天国か?特別教室エアコン稼働! 250828
2学期が始まって2日目。恒例の発育測定が始まりました。3時間目からは、場所を移して理科室で実施しました。昨年までは、理科室で発育測定なんて考えられませんでした。れからは気温に左右されません。特別教室に待望のエアコンが入ったからです。
ちなみに、5年生の発育測定では、身長の伸びを気にしている子が多いようでした。
20分休みの図書でも、快適な環境で図書の貸し出しが進められていました。心なしか、いつもよりカウンターの前の列が長いようです。「夏休み前までは、暑かったよね」「涼しくて、読書が進みそう」とは、図書室にいた子の弁です。
3時間目の図工室では、4年生がのこぎりで木を切っていました。「涼しいから、作業がはかどるよ」「1学期は教室の授業ばっかだったね」その通りです。酷暑の中、図工や音楽は教室やエアコンがある学習室で行われていました。
「ここは、天国だね」と、しみじみ言う子もいました。
2学期始まる 250827
ニコニコ顔で、真っ黒に日焼けした子どもたちが、久しぶりに学校に戻ってきて2学期が始まりました。児童玄関では、宿題のポスターや大きな袋を手にした子どもたちが、元気よくあいさつしてきました。宿題の事前提出により、両手が空いている子もチラホラ見えました。誰かと見紛うばかりに、ぐっと身長が伸びた子も見受けられます。待望の発育測定は、明日からになります。
2学期は子どもたちが達成感を味わい、自らを成長させる機会、多くの人と関わる機会がたくさんあります。運動会・持久走大会・体験学習。そして人の心を大切にする人権集中学習、人の命を大切にする避難訓練。全ての行事が自分から取り組む心を磨く素晴らしい行事です。また、みんなで協力しなければ進まない行事でもあります。是非真剣に取り組み心とからだを成長させて下さい。
始業式では、久しぶりの校歌が体育館いっぱいに響きました。1年生も、しっかりと歌詞を覚えていました。続いて、各学年の代表児童が2学期にがんばりたいことについて作文を読みました。どの子も、漢字をしっかり覚える、算数の苦手な単元に力を入れる、持久走大会等に力を発揮する、運動会で親に誇れるような活躍をするといった気合いが漲っていました。
校長は、「2学期も引き続き、ワクワクすることを体験しよう、安全・安心に過ごそう、いつでも相談しよう」と呼びかけました。さらに、再び、「今年は、戦後80年」に関わるトピックを熱く取り上げました。おもむろに2冊の書籍を取り出しました。なんと自宅から、前橋空襲に関わる「時計は生きていた」(作:木暮正夫)と「はだしのゲン」(作:中沢啓治)を持参したのでした。 残念ながら、津久田小で「はだしをゲン」を読んだことがある子は1名しかいませんでした。
始業式の後、先日の陸上の県大会で、3位になった子の表彰が行われました。2学期には、どんなワクワクが待っているのか、楽しみになりました。
待ってました!特別教室へのエアコン設置 250804
1学期の終盤、体温を超えるような暑さのため、音楽室や家庭科室・図工室では授業ができませんでした。図書室でも、長く本を読んでいると、サウナにいる感覚になりました。すでにエアコンが設置された普通教室に移動して授業が行われました。
子どもたちの熱中症対策とともに快適な学習環境を整えるため、待望のエアコン工事が始まっています。いよいよ音楽室、理科室、家庭科室、図工室、図書室など特別教室に設置されることになりました。夏休みが始まると同時に着工となりました。
多目的室には、大量の資材が運ばれました。ブルーシートの青色がまぶしいです。作業員の皆さんは、ファンがついた作業着でがんばっていました。現在、音楽室・家庭科室・図工室には、取り付けが完了しました。
2学期からは、快適な環境で授業が行われそうです。
守るぞ安全!通学路合同点検 250801
学校・渋川警察署・土木事務所・土木維持課・土木管理課・交通政策課・教育委員会による通学路の合同点検が行われました。
今回は、赤北中北約200m付近東斜面で土砂の吹き出しの危険性を点検しました。樹木が繁茂する斜面は、土砂崩れによる道路の遮断が心配です。鉄橋狩野々橋交差点T字路は、段差をなくすことやグリーンベルトを設けることが課題となりました。
小池原1号橋西変則四差路は、横断旗の破損が進んでいました。持ってみると、ただの棒でした。早急な補給が必要です。
敷島駅北踏切は、道路の幅狭にも関わらず、交通量が多いことで知られています。実際、子どもたちのすぐ脇を車が通過していきます。ここでは、グリーンベルトの設置、道路脇の草刈りが必要でした。
その他にも、横断歩道や停止線が消えかかっている場所を点検しました。学校としては、危険なところは早期に改善していく方向でお願いしました。これからも、保護者・地域の皆様から情報をいただけるとありがたいです。