アメリカに日本学を育てた偉大な先輩・角田柳作先生
日米の架け橋となった”Sensei”
角田柳作先生は、明治のはじめに、学校ができて間もない本校で学んだのち、前橋中学にすすみ、東京専門学校(現在の早稲田大学)を卒業しました。
福島や仙台で中学の先生をした後、ハワイ、ニューヨークに渡り、コロンビア大学に日本文化を研究するアメリカで初めての研究機関”Japanese Culture Center”を設立して、ドナルド・キーン氏など多くの日本文化研究家を育てました。
司馬遼太郎氏の「街道を行く 39 ニューヨーク散歩」で紹介されていますが、その誠実で清廉な人柄は本校の子どもたちのお手本とするところです。
平成19年度、早稲田大学の創立125周年記念事業の中で、左のポスターのような企画展が開かれたいへん好評でした。
そして平成20年には、先生ゆかりのニューヨークはコロンビア大学で展覧会が開かれました。
また、同年9月1日から、上毛新聞の特集「山河遙か 上州・先人の軌跡」で取り上げられました。
現在、津久田小の図書室には、柳作先生の生家より寄贈して頂いた写真などを活用して「角田柳作先生コーナー」がもうけられています。