追跡!水道水ができるまで 250617
4年生が阪ノ下浄水場の見学に出かけました。4年生は水道の水ができるまでの学習をしています。
まず、大きなパネルで水道の水ができるまでの流れ全体を説明していただきました。傍らには、1立方メートルのモデルやメダカの水槽があり、とても分かりやすい説明でした。さらに建物横には、断水時に川の水をトイレ用等に活用する手動の簡易浄水機がありました。子どもたちは、一人ひとりレバーを動かし、水が浄化されるのを確認しました。
次に、薬剤を入れて水中の混ざり物を固まりにして沈める混和池を見ました。さらに、細かい砂やゴミを沈める沈殿池を見ました。入り口には粒の大きさが揃った砂が置いてあり、感触を確かめました。「すごーい!だんだん水がきれいになっていってる。もう飲めるのかな?」など、感動しながら見学していました。
浄水場の電源ルームは、壁のような機械に圧倒されました。巨大モーターを動かす400アンペアの電源です。みんなスイッチを入れたくて、大勢手を挙げました。ジャンケンで勝ち抜いた代表がスイッチを入れると…。まもなくものすごい轟音を響かせて動き出しました。子どもたちは、その巨大さに圧倒されました。
最後に、災害時に用いる簡易浄水機に触れさせていただきました。交代で機械を操作します。いると、あっという間に大きなバケツに水が注がれます。これには、「災害の時に役に立つね」「ぼくの家にも欲しいな」「ずいぶんきれいになるね」と驚いていました。
来たぁ~っ!プールの季節 250616
梅雨の晴れ間となった日、小プールからにぎやかな声が聞こえてきました。1年生が、朝から楽しみにしていたプールで歓声をあげていました。まだ、シャワーの水にも、「キャー!」「つつ冷たい!」と、思わず叫んでしまう子が続出です。
最初は、水に慣れるようプールサイドで身体に水にかけました。少しずつプールに入っていきます。続いて、足を伸ばして座ると気持ちよさそうです。顔を沈める練習をしました。プール全体を眺めると、頭を半分くらい入れる子が多いです。教師の合図で、一斉に顔をつけます。もちろん、恐る恐るといった子もいます。間もなく、半分くらいの子が「プハーッ!」と顔を上げました。一方、合図があるまで、じっと水中をみつめている子もいました。
さらに、前のこの肩に手を載せて列車をつくりました。これで端から端まで歩きました。シュッポー、シュッポー少しずつ前進!子どもたちは水しぶきを上げながら、ひたすら対岸へと歩き続けます。隣や前の子が上げる水しぶきが顔にかかると、顔をゆがめる様子が印象的でした。
最後に、自由にプールの中で動き回りました。暴れ回りましたというのが適切でしょうか?「キャー!顔に水かけないでよ」「よーし!つかまえるぞ」「待て~!」…。津久田小で初めてのプールに感激ひとしおのようでした。
クイズで知るゲストの招待は? 250615
外国語活動・外国語の授業にゲストが登場しました。いったい誰でしょう?
4年生の教室をのぞくと、Kahoot!(カフート)を使ってクイズ形式の学習を行っていました。
Kahoot!(カフート)は、子どもから大人まで楽しく知識を深められる教育用の無料ツールです。スマートフォンやタブレット、パソコンを使って参加できるため、授業や家庭学習、さらには企業の研修など、さまざまな場面で活用されています。操作もシンプルで、出題者(先生や講師)が作成したクイズに対して、参加者が自分のデバイスで選択肢を選んで答えていくスタイル。正解やスピードに応じて得点がつくため、まるでゲームのような感覚で楽しみながら学習できます。
「ジェス先生と、どんな関係の人でしょう?」「どこの国出身でしょう?」「好きな食べ物は何でしょう?」…。クイズが出題されると教室内に歓声が響きます。現時点の順位が表示され、より一層大きな歓声があがりました。ゲストは、なんとジェス先生のおばさんでした。
3年生、津久田の二大偉人について学ぶ 250613
3年生が津久田地区にまつわるの二大偉人、角田無幻さんと角田柳作さんについて学びました。講師は、お馴染み須田昭司先生です。徒歩で津久田地区をめぐった際には、お二人にまつわる場所をたずねました。
角田無幻さんは、日本一の書家です。現在でも、津久田地区だけでなく、子持、前橋など多くの場所で関係する石碑などを見ることができます。寛保3年(1743)下野田村(現吉岡町)の修験宗華蔵寺の亮観の二男として生まれました。学習のつかみに、津久田小の周りにある石碑の写真が登場しました。
無幻さんは、仏教の学問を修めるかたわら熱心に漢字を勉強したそうです。「和歌二・一代集」という本を写した際、その字のみごとなことで有名になりました。さらに、天皇に書写の手本を差し上げたので、書についてはますます有名になり、遠近から無幻さんの書を求める者が多くなり、教えを願う者が後を絶たなかったということです。
天皇に漢字の手本書「千字文」を差し上げたので、それ以後は「勅」「天覧」という字を使うことを許されます。でも、こうなると「お筆どめ」どいって今までのように書を人びとに与えることがでさなりました。故郷の門人たちも、今までのように無幻さんの所へ自由に出入りできなくなりました。そこで、無幻さんは、通行権を与えたり、貴族の着物を着せて返したりしました。また、書については、反古(失敗した)になった作品を与えたそうです。須田先生は、実際の「千字文」を持参されました。「あっ!漢字だらけだ」「難しそう」という声が聞かれました。
子持の伊熊に「青面金剛塔」があります。この前を沼田の殿様が通過する際には、降りて歩かなければならないので、家来が「勅」の字を削ったというエピソードなど、興味深いエピソードが続きました。
角田柳作さんは、明治のはじめできて間もない津久田小で学んだのち、前橋中学に進み、東京専門学校(現在の早稲田大学)を卒業しました。福島や仙台で中学の先生をした後、ハワイ、ニューヨークに渡り、コロンビア大学に日本文化を研究するアメリカで初めての研究機関Japanese Culture Centerを設立して、ドナルド・キーン氏など多くの日本文化研究家を育てました。
今回、柳作さんが食べたという辞書の実物が登場しました。子どもたちは、「えーっ!」「本物!」と、びっくりしていました。「今日から辞書を食べますか?」という問いに、「病気になっちゃうよ」「ページの裏表覚える何でできないよ」「何日かかるかなぁ?」という声が出ました。過去に子どもたちが作ったかるたにも、このエピソードが触れてありました。
さらに、青い目の人形のエピソードもありました。昭和初期、日米の関係悪化が急速に進みつつあった中で、お互いの感情を通じ合わせよう、互いの文化を理解し合おうという願いで日米の友情人形の交換が行われたのです。校長室に、この青い目の人形の写真が鎮座しているそうです。最後に、早稲田大学で記念公演をされたキーン先生と並んだ須田先生が登場(写真)しました。ちなみに、津久田小の持久走大会には、「角田柳作先生記念」という冠が付いています。
2時間以上にわたる学習会でした。難しい内容にもかかわらず、ダレることがなかった3年生。学習の前半に出てきた内容を質問されても、よく覚えていました。子どもたちも素晴らしい!
さよなら!アゲハ 250612
3年生では、モンシロチョウが卵、幼虫、さなぎ、成虫と成長する様子を観察し、その他の昆虫の成長についても調べています。キャベツ畑は、百葉箱下の花壇にあります。畑と言っても、6株のみの小さな小さな畑です。隣には、ひだまり・なかよし学級のブロッコリーがあり、ここにもモンシロチョウがたまごを産みにやってくるようです。子どもたちは、たまごが付いている葉を採集し、飼育箱に入れました。グループで競い合い・協力し合いながら、キャベツをやり、フンの掃除をしてきました。金曜には、持ち帰って世話をする子もいます。その甲斐もあって、モンシロチョウの成虫は、すでに空に放ちました。
3年生は、生き物が大好きな子が多いだけでなく、何事にも好奇心が旺盛です。用意した学習課題をどんどん発展させていきます。今回は、クワガタやアゲハを持ってきて自主的に飼育していました。「アゲハがさなぎになったよ」「さなぎが透明になったよ」「朝来たら、成虫になっていたよ」と報告に来ます。
この日は、いよいよ最後の成虫を放すことになりました。フタを開けると愛着を持って育ててきたチョウが空へ飛んでいきました。子どもたちは、「さよなら!元気でね!」とお別れを惜しみました。
汗だくのネコとネズミ 250611
「鬼遊び」は、「追う→逃げる」ところに魅力がある遊びです。場所や人数を決め、簡単なルールで遊ぶことができるとともに、ルールを工夫して楽しむことができます。体育委員が毎週水曜日に企画する全校遊びでもお馴染みです。体育館に行ってみると、2年生が体育で鬼遊びをしていました。
まず、体育館にいろいろあるラインの上を移動する運動から始まりました。歩いて、小走りで、後ろ向きで、ケンケンで…。「スピードを上げるよ」「黄色い線から緑に跳び移ったよ」「後ろ向きだと倒れちゃう」といった声が聞かれました。決められたルールを守りにながら、軽やかに動き回る子どもたちが印象的でした。
続いて、2列に並んだ子どもたちは。ネコとネズミに扮して「追う→逃げる」の遊びをしました。教頭が呼ばれた動物が逃げ、もう一方が追いかけます。「ネネ、ネコ!」で、勢いよく飛び出す子、よく聞いていない子、すぐに捕まる子、ダーッと壁まで走って行く子、様々です。よく聞いていないと、「ネネ、ねっこ!」「ネネ、粘土!」「ネネ、寝間着!」などのフェイクもあるので、要注意です。子どもたちは、「寝間着って何?」と、意味が分からないようでした。終わってみれば、汗でビショビショでした。
続いて肋木遊び。体育館壁面にある、姿勢の矯正や身体各部のトレーニングを目的に使用される器具・遊具です。スウェーデン人の生理学者ペール・ヘンリック・リングさんが考えた「体操をするための棒」です。あいさつ代わりに、棒に手と足をかけて登ってみました。遊んだことがないのに、「こんなの簡単だよ」という子が多かったです。上に登ってから、反対側に移って降りるのは苦労していました。「怖いよ」「無理!できない」という子も少なくありません。でも、棒のくぐり方のコツを教わると、ほとんどの子ができるようになりました。この調子で、肋木の端から端まで移動しました。高さを変えたり、反対側に移動したり、子どもたちなりに工夫していました。
授業の振り返りでは、再びラインの上を走りました。誰かと会ったらジャンケンをして、負けた方がコースを譲りました。滝のような汗を流しながら、充実した表情をしている子が多かったです。
電気回路の秘密を探れ! 250610
4年生は、モーターカー・プロペラカーレースに勝利するため、モーターを速く回す方法を追究しています。
最初に、「電池の数を増やせば、電流の大きさが大きくなるからモーターは速く回る。」と予想しました。理科室にあるモーター、乾電池、導線を使って試しの活動を行いました。「あれっ? ぼくの風車は、風が来ないよ!」「あっちのグループと逆回りだよ」「乾電池の向きが逆なのかな?」「先生の風車みたいに、もっと速く回したいな!」「電池を増やせばいいんじゃない!」という声が聞こえてきます。
これを受けて、1本でつなぐ時・2本の直列つなぎの時・2本の並列つなぎの時の3つのつなぎ方の速さを比較実験しました。待望のモーターカーのキットを使って回路を組み立てます。「早く車が作りたいなぁ」「でも、基本が分からないとダメだよ」というやりとりもありました。4年生は、ミニ四駆の経験が少ない子が多く、配線に苦労する子が多くなってきました。また、マニュアルを読まない子(読めない子)が増えています。
いよいよ実験。3つのつなぎ方を自分で試してモーターの回り方を比べる子、友達と協力して同時に3つをくらべる子、プロペラに手を当てて風の強さでくらべる子など様々です。モーターの回転では、はっきりしないので簡易検流計を導入しました。その結果、直列つなぎが値が大きく、1本の時と並列つなぎが同じ値だということが分かりました。
この結果を生かして、プロペラカーを作りに挑戦です。楽しみで楽しみで手が震えるようです。「動くかなあ…?」と心配しつつ導線を結ぶ子も多そうです。組み立てられた子から、スイッチを入れます。すると、「動いた!」という歓声があがりました。床に置いて、走らせてみると牛歩のようです。「なんで遅いの?」「電池が切れた?」「プロペラの向きかな?」いろいろ新しい課題が見つかります。
電動糸のこぎりを攻略せよ! 250609
5年生が図工で、実用的な「スペシャル伝言板」を完成させました。26cm×36cmの板材を電動糸のこぎりで切り刻んで仕上げました。
最初に板材に、木取り考えて下絵をかきます。ペンでメッセージを書くホワイトシートの大きさと位置を考えながらデザインしていきます。「仕上がりを考えて、デザインしなさい」という指示で始まりました。既存のキャラクターをそのまま用いるのは、あまりにも芸がありません。キャラクターに縛られない斬新なデザインが多いとよいのですが…。この後、絵の具で色をつけていきます。ニスを塗って映えるように、ちょっと濃いめの色をつけました。じっくりと彩色に取り組む子もいる反面、電動糸のこぎりに早く触るため「彩色もそこそこ…」という子も見受けられました。
いよいよ電動糸のこぎりで板を切り分けます。実物の機会を見ると、さすがに臆する子も出てきました。そこで、指を切らないように事前に動画を見たり、試し切りを行ったりしました。「ゆっくり送りながら!」「曲線を切るときには、板をゆっくり回す!」と約束をよく守っています。それでも板の押さえが甘い、電動糸のこの歯と下書きの線の向きがずれているなどの失敗も見られました。「板がブルブルしている」「角張っているところがが難しい」「もっとゆっくり動かした方がいいんじゃない」「(切り終わりそうなところで)だんだん慣れてきた」といった声が聞かれました。
切り終えた子からニス塗りになりました。時々横から眺めながら、厚みが一様になるようにハケで丁寧に塗っていきました。ニスが塗られると、一段と見栄えがよくなりました。伝言板は紐でつるす仕様ため、穴を2カ所空けなければなりません。キリを使い慣れない子どもたちは、悪戦苦闘していました。
後は、磁石がくっつくホワイトシートを貼るだけです。友だちに手伝ってもらいながら、シートを貼って世界で一つだけの伝言板になりました。出来上がった作品は、授業参観でご覧下さい。
イキイキ池作り 250608
5年理科では、メダカのたまごを育てることを通して「魚のたんじょう」を学びます。さらに、これに関連づけながら人の赤ちゃんの誕生について探究していきます。津久田小では、須田昭司校長先生のときから宇宙でふ化した「宇宙メダカ」も飼育しています。本年度は、子どもたちの希望もあり、倉庫にあった池を引っ張り出して、整備することにしました。場所は、理科室前の犬走りに鎮座させました。管理は、学習の当事者5年生と生き物を飼育・栽培する環境委員に任せることにしました。
池の中の砂利や植物の配置は、もちろん子どもたちが考えました。「植物に根が生えるように、ブロックの上に砂をまくよ」「砂利を入れると、水が澄んでくるんじゃないかな?」「外水道からホースで水を入れていくよ」「横に穴があるから、水は溢れないよ」「穴に網をすると、メダカが逃げないよ」「鳥に食べられないように蓋をしなくちゃ」といったアイデアがでてきました。水が澄んでくるまでには時間がかかりました。「水が澄んできたから、理科室のメダカを入れるよ」「池の水に慣れさせるように、少しずつ入れていった方がいいよ」と、経験豊富な子が言いました。
池が完成すると、水遊びが好きな低学年の子がかき混ぜたり、カエルを入れようとしたりしました。でも、「勉強のための池」と納得させました。現在では、毎日たまごが生み付けられる環境になりました。
昨年度の飼育の失敗で、2匹になってしまった宇宙メダカ。絶滅の危機に瀕していましたが、須田元校長先生に持ってきていただきました。池の隣に置いて、繁殖させていきたいと思います。
Back to the クラス目標! 250606
「32って数字は何でしょう?」「32人?」「校長先生の年齢?」…。子どもたちは頭をひねりますが、なかなか手強いようです。本年度はじめての朝礼の冒頭です。これは、「一学期の残りの日数でした」4月7日から始まって、あと残りが32日ということです。
では、今までの40日、どんなワクワクがあったか?どれだけ成長したか?スクリーンには、4月からの記憶に残った出来事が映し出されました。1年生は、入学式・初めての給食・交通安全教室・アサガオへの水やりなど、初めて出会ったことがたくさんありました。みんなでものすごく成長したことを確認しました。
2年生は、黄金週間明けの野菜の苗植え・JAと駐在におじゃましたまちたんけんが思い出されます。3年生は、バスで出かけた市内めぐり・汗を拭きながら歩いた津久田地区めぐりが出てきました。もちろん4年生は、ヒメギフチョウに会いにモロコシ山へ登ったことです。
5年生は、クラスのキャラクター「はちみつキング」の旗が登場しました。クラスにオリジナルキャラクターがあるなんて素敵だと思います。6年生は、東京鎌倉方面への修学旅行です。新横浜プリンスでの夕食の写真に会場から、「美味しそう」「ズルい!」という羨望の声があがりました。
ここからが本題です。「あと32日、どう過ごすか?」と問われました。その答えは、教室の全面に掲げられた「学級目標」に立ち返ることです。画面は、1年生~6年生までの学級目標が映し出されていきます。みんなの顔が貼付された学年がありました。子どもたちが手書きした学年もありました。誓いを新たにして、充実した32日を過ごすことができるでしょうか。そのためには、頭の中から目標がとんでいてはいけません。最後に、全員が頭の中で自分たちの目標を唱えることにしました。
ヒメギフ幼虫観察会へGO! 250605
ヒメギフチョウは1頭のメスから100個前後の卵を産んでいのですが、ここ最近は年間 1,000個程度しか卵が見つかまりません。第1回学習会では、須田先生から「今年は見られるかもしれないです」と言っていただきました。卵は人の手でふ化させるとのことです。でも、黄金週間後の現地観察会では、ヒメギフチョウの影も形も見られませんでした。
6月上旬、子どもたちは再びモロコシ山へ向かいました。今回は、ヒメギフチョウの幼虫観察会です。
講師の皆様と一緒に、前回のコースを散策しました。子どもたちは、学習会で学んだように注意深くウスバサイシンの葉の裏をめくります。でも残念ながら、ヒメギフチョウの幼虫は見当たりませんでした。講師にイケマという山草を紹介され、葉の裏をめくってみると…。なんと、アサギマダラの卵があるではないでしょうか。思わず、「わぁー!」という歓声があがりました。アサギマダラは、数千kmもの距離を旅する蝶です。「あそこに、アサギマダラが舞ってるよ」「まっ、まさか!」「津久田小に来るのは、10月ですよ…」なんと、今回九州地方に生息するフジバカマでおびき寄せていたのでした。ラッキーにも、数頭のアサギマダラを確認することができました。今回は、油性の黒色フェルトペン(細書き用)で、左右両方の後翅の腹面にマーキングしました。これから、南西諸島あたりであたりで確認されるでしょうか。楽しみになりました。 その後は、植物を観察したり、セミの抜け殻も探したりしました。
最後に、下に降りて保護看板やシカを進入防止ネットの場所へ行きました。「ネットの内側と外側では、草の生え方に違いがあるね」「内側は草が残っていて、外側は食べられてるよ」「ネットは必要だね」という声が聞かれました。
これから、他学年でもヒメギフチョウ保護に関する学習が続きます。
タブレットPCと初遭遇! 250604
1年生で、待望のタブレットPCのアカウントとパスワードの入力作業を行いました。子どもたちは、タブレットPC(Chromeboo)」を使うのを楽しみにしていました。朝から、「今日、タブレットだよね」とワクワクしている子が見受けられました。
なにしろ初めてなので、タブレットPCの扱い方の指導になります。ログインするために、自分のアカウントを入力し、児童用のポータルサイトの画面にたどり着くまでが大変です。出会い方によって、Chromebookが嫌いになる可能性もあります。分かりやすいように、IDを住所、パスワードを鍵にたとえながら指導を行います。「パスワードって聞いたことあるよ」「覚えられるよ」という声が聞こえてきます。
パスワードの入力画面では、キーボードに書かれた文字を探しながら一文字一文字丁寧に入力しました。タブレットPCが起動すると、「わーっ、ついた!」「つかない!あっ、ついた!」など、様々な歓声があがりました。ローマ字を知らない子どもたちに、情報ボードに使用するキーを示しながら、2名の教員で指導に当たりました。
その後は、実態に合わせて、内蔵カメラによる撮影、アプリの体験を行いました。起動したカメラに写った自分の顔を見て、「写ってる」「シャッター押していいの?」という声があがりました。「教室内で見える物とっておいで!」と言うと、張り切って出かけていきました。音楽アプリ「Chrome Music Lab」では、キーボードを出して、知っている曲を弾きました。「これ、ピアノの発表会の曲だよ」「幼稚園で弾いた曲、聴かせるよ」と言う子がいました。教室中、軽やかなメロディーがいっぱいになりました。さらに、ネット検索の方法を学びました。
5時間目は、生活科で本葉が出たアサガオの観察です。観察用紙をまとめられた子から、タブレットの内蔵カメラでアサガオの写真を撮りました。残念ながらパスワード数字を覚えていたのは、2~3人でした。再確認すると、「今度は忘れないよ」と言う子が続出しました。明日は、タブレットPC上の学習問題(ドリルパーク)を体験する予定です。これから子どもたちは、タブレットPCを持ち帰ります。学校公開や学習参観等で、子どもたちがタブレットPCを活用する姿もご覧下さい。
待望のプール開き 250603
みんなが、今か今かと楽しみにしていたプール開きが行われました。1・2年生の自然体験学習が延期になるほどの雨が降っていましたが、屋内なので関係ありません。
最初に、校長は「YES-NOクイズ」でプールでの注意を確認しました。例えば、「楽しいからプールサイドで騒いでよい?」「②ちょっと熱があってもプールに入ってよい?」「③先生の言うことは聞かなくてよい?」校長がクイズを読み上げるやいなや、会場は大盛り上がりです。さらに、①各自が目標をもって楽しく泳いで体を鍛えましょう、②絶対に事故は起こさないことを例を挙げて話しました。最後は、全校でプールの方角へ向き、事故がないようにお願いしました。
続いて、体育委員長が水泳にかける意気込みと目標を発表しました。「苦しくても、足をつかずに泳ぎ切りたい」「クロールをしっかりマスターしたい」と、淡々と述べていました。
体育主任は、水泳の意義やプールを利用する際の具体的な注意事項について話しました。養護教諭からは、正しい生活習慣が必須、傷がある時は入らないなどの注意事項の説明がありました。(その後、保健室の前に掲示)子どもたちは、「早く入りたいなぁ」「今日は暑いんで、だめですか?」と言ってくる子もいました。
20分休みには、校長・教頭・体育主任がプールに集い、安全祈願を行いました。厳粛な雰囲気の下、お酒と塩をプールに注ぎました。
これから、プールに入る機会が多くなります。朝の検温とプールカード持参をお願い致します。
花いっぱいの学校へ!ふれあい活動 250602
「花と笑顔と元気いっぱいの津久田小」を具現化する活動の一つが「ふれあい」です。この日は、サルビアやマリーゴールドを植える前の花壇整備を行いました。
1年生は、7つある大きな丸プランターの草むしりを行いました。チューリップの球根を回収したあとは、雑草がびっしり生えていました。子どもたちは、7つのグループに分かれて、小さい雑草まで丁寧に抜き取っていました。
2年生は、6年生のヘルプを得て、1・2年教室前の花壇と教室前の畑の草むしりを行いました。ここの草は頑固です。根がしっかりしていて、手で抜くのが大変でした。子どもたちは、「うーん、抜けない」「力が足りないよ」という声が…。
ヒメギフチョウの保護で移植するドングリ苗の管理は、3年生になりました。ミズナラの苗は、角プランター全体に根を張っています。おまけに角プランターも雨風を受け、加水分解が進んでいます。子どもたちは、重たいプランターを運び出し、丹念に草をむしっていました。
4年生は、アサギマダラが好むフジバカマのまわりの除草を行いました。津久田小では、須田先生にいただいたフジバカマを体育小屋横、職員北駐車場、プール下の3カ所に植えています。秋には、アサギマダラがやってくるでしょう。子どもたちは、長く伸びたフジバカマの間の雑草を粘り強くとっていました。
5年生は、学童横の花壇にチャレンジしました。門や松があったりしてそもそも場所が悪く、背の高いヒマワリや雑草が生い茂っています。子どもたちは、草の中に潜って雑草を抜きました。隣の花壇は、浅鍬とシャベルで土を掘り起こしました。力自慢の男たちが活躍しました。もう一つ、ブランコの後ろにヒャクニチソウとマリーゴールドを植えました。
6年生は、ここ一番先輩としてかっこいい姿を見せたいところです。ひとつは、本年度整備している南側フェンス沿いの花壇です。ここは、背が高いアジサイが影をつくり、風で運ばれた枯れ葉や枝がたまっています。さらには、土がふかふかで、中にいろいろな根が張っている難所です。もう一つは、2年生のお手伝い。担当した6年生は環境委員会委員長も含む、精鋭部隊でした。さすが時間いっぱい粘ってきれいになりました。
最後は、むしった草が山のようになり、達成感が得られたのではないでしょうか。集めた山のような雑草は、環境委員が一輪車で校庭隅に捨てました。