見たぞ!消防士のすごさ 251117 Admin カテゴリ:3年
3年生が渋川広域消防本部見学に出かけました。喜び勇んでバスに乗り込む子どもたち。乗り込むとすぐにベルクの看板が見えてきました。消防本部では、最初に、パワーポイントでの消防署の仕事や消防士の働きについての全体的な説明がありました。事前に調べてきたので、よく頭に入ったようです。
続いて、救急救命法のプチ体験を行いました。子どもたちの目の前に横たわるのは、実習用の人形です。上半身しかないのに驚きました。これを使って胸骨圧迫の実習です。胸骨圧迫では、胸の真ん中を重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。この時には、1分間に100回の速いテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。「大変なんだね」「ずっとやると疲れるね」といった感想も聞かれました。多くの子どもが顔を紅潮させててフーフー息をあげていました。
この後、施設や設備の見学になりました。子どもたちは、間近で見る消防士さんが身に付ける服やいろいろな種類の消防自動車の説明に熱心に耳を傾け、メモを取りました。大きな画面に渋川広域の地図があり、リアルタイムで様子を把握できることが分かりました。
特別に、消防士の服装をさせていただきました。三者三様、上から下までビシッと消防士の服装を身につけた子は、身が引き締まる思いだったようです。「どう?かっこいい?」と、友達に確かめる子もいました。さらに、実際に使わ れる荷物を背負うと、重くて腰が折れてしまいました。「え~っ!こんなに重い荷物背負うの!」とびっくりしていました。いろいろな消防車・救急車を間近で見て、中に入れていただいてと貴重な体験をすることができました。救急車・ポンプ車・はしご車・化学車のほかに、小さな赤い車もありました。「いったい何に使うのかなぁ?」と、学校にいるときから疑問でした。
さらに、水消火器体験をさせていただきました。昨年行われた避難訓練では、4年生~6年生の代表が勢いよく水を発射させ喝采を浴びました。今日は、何と全員が体験出来ることになりました。子どもたちは、大満足。火が消えたことを示す表示がくるくる回転すると、「やったぁ!」という声があがりました。
最後は、高い場所からロープを伝わって降りてくる高所救助の様子を見学させていただきました。「あんな高いところから、怖いなぁ」「ロープで伝わってるね」「勇敢だね」といった声が聞かれました。
ぶつけて悔いなし!3松の質問 251115
3年生の総合的な学習では、地域の素晴らしいモノ・コトを学習します。もちろん津久田人形の学習は外せません。その一貫として、地域めぐりでは、人形浄瑠璃を演じる舞台や人形を格納する倉庫を見学させていただきました。
津久田人形芝居は、江戸時代中期(享保8年頃)に興ったとされる三人遣い浄瑠璃系の人形芝居です。伊勢講のついでに大阪で芝居を見てきた当時の人々が始めたものだそうです。なんという熱意でしょう。現在、津久田桜森八幡宮境内の人形劇舞台と人形多数が県の文化財指定になっています。
この日は、津久田人形クラブの講師の皆様に、子どもたちが考えた質問に答えていただく時間が設定されました。3松教室には、狩野先生・須田先生・池田先生の重鎮と本物の人形がデーンと聳えていました。
最初の質問は、「津久田人形芝居は、なぜキンメイチクの近くにあるの?」というコロンブスの卵のような鋭いものでした。子どもの質問とはいえ、予想外の内容にしっかりと思索をしてきていただきました。明快な回答に、さっとメモをとる子がいました。他にも、
①人形は何から作られているのですか? ②人形はどうやって作るのですか? ③人形は何で塗ってあるのですか?
④人形はメイクをしているのですか? ⑤人形の重さはどれくらいですか? ⑥人形が壊れたらどうするのですか?
⑦1体作るのにどれくらいかかりますか? ⑧1年に取れるくらい公演しているのです?
という質問が出ました。
人形の動かし方や黒子の衣装の説明も追加されるなど懇切丁寧な説明で、最後は時間が足りなくなってきました。それにしても3年生の集中力が特筆に値します。難しい内容を興味深く聞いていました。12月に津久田人形桜座による伝統芸能教室を鑑賞する事前学習として、充実した時が流れていました。
煙に巻かれた子どもたち? 2511144
これからの季節は、空気が乾燥して火災が発生しやすいです。そこで、今年も火災を想定した避難訓練を行いました。今回は、教職員にも子どもたちにも、発生場所を知らせませんでした。想定は、大きな地震が発生後に、火災が起こったというものです。
校内放送で不協和音の緊急地震速報がなりました。あの気分が不快になる音です。5年生の教室では、子どもたちが一斉に机の下に潜り込み、しっかり頭を守っていました。地震がおさまって間もなく、けたたましい音で火災報知器が鳴り出しました。火災発生場所は、1階技術員室でした。でも、初期消火は失敗。駆けつけた教員は、職員室に緊急連絡しました。
続いて、避難指示の放送をよく聞きます。火災のニュースを見ると火の怖さが伝わってきます。しかし、深刻な被害の多くは、煙や有毒ガスによって逃げ遅れることが原因と言われています。そのため、鼻と口をハンカチで覆って避難しました。「東階段を降るよ」という指示で動き始めます。でも、すぐに唖然とすることに…。なんと6松教室前では、防火シャッターが降りていました。しかたなしに、先導の教員が開けている狭い防火ドアをくぐって進みました。1階でも同じ事が起きていました。児童玄関まで行けないので、1年教室から校庭へ出ました。
避難場所に集合した子どもたちは、校長と東分署職員様の話を聞き、訓練全体を振り返りました。クイズ「下校途中で畑で火事になりそうな所をみつけたらどうするか?」では、「近くにいる大人に知らせる」という適切な選択肢を選ぶ子が多かったです。
避難訓練終了後は、全校児童(※一部不参加)が煙霧体験に臨みました。煙霧体験では、児童玄関前にに設営したテントの中にスモークを充満させ、実際の?災現場を想定した訓練です。口と鼻をハンカチで押さえながら、体を低くして手探りで進みます。6年生から勇気を出してスタート!テントの中からは、「(煙で)まったく見えない」「中が真っ白で怖い」と児童の声が飛び交い、火災現場の怖さを体感することができました。
くぎ打ちは任せて! 251113
図工室から、リズムよくトントンという音が聞こえてきます。大工さんでもいるのかなと思って、のぞいてみました。この日は、3年「トントンどんどんくぎうって」で木材にくぎを打ち込んでいました。
金づちでくぎをうつのは、初めての子が多いので、最初にくぎの正しい打ち方を学びました。子どもたちは、大・中・小3種類のくぎを使っていきます。サンプルの木材で正しいくぎのうち方を練習です。
①打ち始めは、左の親指と人差し指でくぎの下の方を持ち、右手で金づちの柄の頭に近い方をもって、軽く打つ。
②くぎがしっかりささったら、柄の下の方を持って、ひじと手首を使って打ち込んでいく。
③打ち終わりは、柄の頭に近い方を持って、頭の丸い面で打ち込む。
「金づちで木にくぎをどんどん打っていこう!」という指示が出ました。子どもたちは、角材をうまく組み合わせて、試行錯誤しながら作品を仕上げます。自分の好きな動物や昆虫、車や飛行機などの乗り物、建物などになっていくのでしょう。級友の部品を持っていてあげる子、リズムよくくぎを打ち付ける子、失敗したくぎを抜く子など様々です。まわってみると、「短いの(くぎ)打つの難しい」「曲がっちゃうよ」「あっ、今度は馬に見えてきた!」「お父さんから教えてもらったよ」「ウサギに見えるでしょ」といった声が聞かれました。
楽しい作品が出来上がりそうです。
描け!踊る自分 251112
4年生は、校内絵画展に運動会の絵で臨みます。モデルは「津久田小ソーランVer.2025」で一生懸命踊った自分の姿。色とりどりの音楽と和太鼓のリズに合わせて、出来るだけ腰を低く落とし、止まる時はピタッと止まるなど、ダイナミックに全身を使っていた姿が思い出されます。カラフルな法被がきらびやかに躍動していた姿を画用紙いっぱいに描いていきます。
運動会では、リズムもテンポも速めてロック調にアレンジされた4年生~6年生の「津久田小ソーランVer.2025」が好評を博しました。ダイナミックな動きは、厳冬のニシン漁を連想させました。経験の浅い4年生も、がんばって食らいついていきました。 最後は、学年毎のユニットで、ダイナミックなポーズをキメました。もちろん会場からは、滝のような拍手が起こりました。
下描きでは、Chromebookで写真を見ながら構図を決めました。力強さが表現されるように、身長に写真を選んでいきました。感動はあっても、大きく表現することはなかなか難しいものです。表情や法被のたなびきなど難しいです。でも、最初に大雑把に下書きをすると、書きたい部分が全部入ることが分かりました。「顔がよく似ているね」「腕の動きがリアル」「影つくと、グッと締まるね」といった声が聞かれました。
彩色では、空の色、髪の色、肌の色にこだわりました。絵の具をチューブから出したまま使うのでなく、作った色を試し塗りしながら、色を置いていきました。
激闘!ブラックマンVSホワイトマン 251111 Admin カテゴリ:全校
帽子が飛ぶような風が吹いているものの持久走に最適な日差しの中、角田柳作先生記念校内持久走大会が行われました。今回から、赤城・榛名・子持の団対抗となりました。優勝団に贈呈される豪華なトロフィーが走るインセンティブになっているようです。ただしコンディションはベストではありません。体調不良のため、高学年を中心に欠席が多くなってしまいました。開会式では、校長が、「マラソンには、『苦しいならやめようよ』と誘惑するブラックマンと『最後まで走り抜こう』」と励ますホワイトマンがいます。ブラックマンに負けないようにがんばろう!」と述べました。誰にでもあるブラックマンとホワイトマンの戦い、どちらが勝ったでしょう。
1・2年生は、学校のまわりを走ります。校地北側は卒立橋までのコースを1周します。2年生は、1年生に負けないぞとばかり、やる気が漲っているようです。一方、1年生は、はじめての大会になります。両学年とも、この日のために休み時間の練習を重ねてきました。
いよいよ号砲が鳴ります。プールの北側に立っていると子どもたちが次々に走り去っていきました。女子のトップ集団は2年生が多く、1年生も混じっていました。力強い走りで他を大きく引き離して走り過ぎていきました。その後は、1・2年生が混ざり合って走り過ぎていきます。コースの中では、学校の北側がやや上りで苦しくなるようです。子どもたちは、ゼーゼー!ハーハー!と苦しそうでした。総じて一日の長がある2年生の方が、1年生を圧倒した感じです。はじめて持久走に臨む1年生は、ペースを保つのが難しいようです。ブラックマンに負けてしまうのか?それに比べて、2年生はさすがに安定しています。1・2年とも、トップの選手が新記録を出しました。
男子は、2年生数名がロケットスタート!圧倒的な走りで、まもなく後方を置いてけぼりにしました。1年生も懸命にがんばりますが、追いつきませんでした。そのままゴールしました。後ろは下克上の状態です。真ん中より後ろの子になると、卒立橋で歩きそうになります。最後の登りでは、急激にスピードダウンしていきました。でも、最後まで諦めない姿勢が立派でした。男女とも上位は、2年生が占めていました。上位に食い込んだ1年は、目がギラギラとしていて、意欲溢れていました。沿道で応援するお父さん・お母さんからも、闘志をもらっているようでした。
3・4年生は、卒立橋を二度回ります。それに伴い登りが二度です。3・4年女子は、すぐに4年生の上位陣が飛び出しました。卒立橋を曲がると苦悶の表情を浮かべています。4年生2名が飛び出しました。その後ろの選手たちは、上り坂で長い集団になっていました。特に3年生は、二度の登りにブラックマンが顔を出します。それでも東門が見えると、急に息を吹き返します。今までの疲れがどこへやら、最後のトラックでは抜きつ抜かれつ状態でした。最後のグループには、安全確認を行っていた教員が大きな声で励ましました。その後ペースメーカーのように一緒に走って行きました。
3・4年男子は、試走の反省を生かした走りを見せます。スタートから間もなく4年生が飛び出し、3年生が懸命についていきます。それに続いて3・4年生が列を作って卒立橋を通過していきます。トップ集団は、2周目も軽快にステップを刻みます。最後の上り坂、沿道の応援に励まされながら、歯を食いしばって進んでいきました。ホワイトマンが踏ん張ります。3年男子も健闘、好タイムが続出しました。
卒立橋に立っていると、5・6年生女子が次々に走り去っていきました。トップは、6年生が悠々とした走りを見せました。試走の反省を生かして最初から飛ばしていきます。続いて5年生。各々の表情からは、自分の壁を破ろうという気持ちがひしひしと伝わってきます。少し距離を開けて第2集団が続いていきます。最後は、苦しい上り坂。ゼイゼイという息づかいが聞こえてきました。でも、上位陣は変わりませんでした。その後ろの選手は、上り坂でのつばぜり合いが続いていきました。沿道の熱い応援に、練習では歩いて選手も歯を食いしばって走り続けていました。
男子は、県陸上記録会出場の6年生が韋駄天のような走りで駆け抜けます。懸命に続くのは6年生の集団です。そのまま、グーンと矢のようなスピードで駆け抜けました。後半は登りの試練が脚にきます。でも、最後まで諦めない姿勢が立派でした。後半の上り坂は、最後の戦いにかける6年生が歯ぎしりをしながら登っていきます。「もうちょっと、20分休みに走っておけば…」という後悔の念を抱いた選手も少なくなかったはずです。トップ選手は、余裕で新記録達成です。
2学期後半も、ブラックマンに負けないように自らの目標を達成してもらいたいです。また、沿道の皆様からの温かい応援は、選手をどれだけ勇気づけたことか。しかも、お子さんだけでなく、多くの選手に及んでいたことは特筆に値します。
閉会式では、お楽しみの校長賞・担任賞が設けられていました。無作為に箱の中から引いたボールと同じ出席番号の選手は、小躍りしてます。なんと得点が2倍になるのです。さて、注目の優勝団は、表彰集会での発表となります。
描け!わたしの大切な風景 251110
校内絵画展へ向けた子どもたちの奮闘レポート、最後は6年生です。6年生は「大切な風景」をテーマに、今までの学校生活の中で思い入れのある場所・ものを選んで絵にしています。例えば、校庭から見た校舎、机と椅子、階段、特別教室、といった身近なものから、アルプスなど校庭の遊具、樹木などです。
子どもたちの絵は成長とともに少しずつ変化していきますが、絵の印象が大きく変わるポイントには、「遠近法」という技法が関係しています。高学年になると、遠くのものは小さく、近くのものは大きく描ける子が増えていきます。そんな「遠近感のある絵」は、上手に見えるのではないでしょうか。また、部分部分を構成する一番明るい色で薄く、画面全体を塗り上げ、全体を見ながら彩色していく事にも挑戦しています。今回は、チューブから絵の具を出してすぐに塗る、森全体ではなく木を見て、一部分だけ異様に細かく描くことからの脱皮を目指しています。「ぼく、キャラクターは得意なんですけど…」「(実物を見ないで)室内で色を塗りたいんですけど…」「一度塗りでいいですか?」の問いに対しては、「アウト!」ということにしています。
タブレットPCもフル活用。描きたい場所を撮影し、その都度形や色を確かめることができます。昔は、ありえないツールです。
現在、完成を目指して、最後の関門となる「光と影」を入れる段階へ入ってきました。ただ、6年生は、完成までにかかる時間を見積もって、今日は〇〇までやりきるといった取り組みができません。締め切りが見えてきて焦る子が多いようです。最高学年の絵画ですから、全校の見本となるようなマイ・ベストな作品にしてもらいたいです。
再現!利根川 251109
5年生が理科で、利根川を事例に「流れる水のはたらきと土地の変化」の学習をしています。子どもたちは、川の水の速さや量に着目し、条件を制御した実験を通して、浸食・運堆積堆積の各作用や石の形の大きさや形の変化、洪水を防ぐ工夫などを学びます。
この日は、プランターの受け皿に校庭の土を入れて川のモデルを作りました。ここに、急な水路と緩やかな水路、水の量の違いで水の働きを調べました。プラスチックコップからゆっくりと地面に水を流し、けずられるところや土や石がたまるところを観察しました。また、カーブの内側と外側に旗を立てて、どちらが削られるか比べました。さらに、水量を増やして、流れの速さや地面のけずられ方を調べました。「いつも同じくらいの水を出すんだよ」「水の勢いが強すぎるよ」「カーブのところに注目!」「川に沿って堤防作っちゃダメだよ」という声が聞かれます。木の削りカスや鰹節、色チョークを流して、流水のスピードや各作用を視覚化する工夫が行われました。また、川岸を削る様子を動画で撮影して、教室で再生できるようにしていました。
さらに、大雨が降って流量が増えた川と通常の川を比較する実験では、新しく購入した備品が登場。一つのはこの中でボトルの数を変えて水を流しました。水や砂の量、川の形などの条件をしっかり制御できるようになりました。「水の量が2倍になったら、すぐに洪水が発生したよ」「カーブの外側が破れた」「とんでもないことが起こった」といった声が聞かれました。
次は、湯桧曽・津久田・伊勢崎の石を見て、形や大きさのちがいができた理由を追及します。理科室には、石のモデルとなる園芸用の吸水スポンジが置いてありました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」始動! 251107
「縄文の森」とは、なんて魅力的な言葉でしょう。小学校では、6年生が社会で学習します。渋川市では、史跡瀧沢石器時代遺跡の保存整備事業に伴い、「育てよう!縄文の森プロジェクト」を実施します。縄文時代の植生環境や発掘調査によって発見された配石遺構を復元し、自然との共生が図られていた縄文時代を体感し、学ぶことができる場の創造を目指しているそうです。津久田小では、5年生がこの中の植樹プロジェクトの参加に手を挙げました。子どもたちは、ドングリの植え付けから育苗、現地での植樹までを一環して行っていきます。5年生は、6年になっても引き続き、ドングリに関わっていくのです。津久田小では、以前からヒメギフチョウ保護の一助となるよう、ミズナラのドングリを植えています。
校庭に出てみると、緑色の旗が風にたなびいています。この日は、文化財保護課の皆様を講師に、縄文時代に盛んに利用された「どんぐり」をはじめとした堅果類8種をプランターに植えました。育成する堅果類は、コナラ・ミズナラ・クヌギ・シラカシ・スダジイ・クリ・クルミ・トチノキです。先日、モロコシ山で採取したミズナラのドングリも植え込みます。
冒頭、プロジェクトの全体像について説明を受けました。その壮大さと責任の重さに、お祭り好きな子どもたちも決意を新たにしたようです。子どもたちの前には、赤玉土や腐葉土が入った入れ物が並んでいます。ここで、8種類のドングリが手渡されました。「いろいろな種類があるね」「みんな形がちがうね」「食べられるものもあるよ」「これ見たことある (※校庭東端のアルプスの周りにある)」といった声が聞かれます。早速、二人組でプランターの中で土作りにトライします。「最初に、赤玉土を入れるよ」「平らにして…」「次に、腐葉土を入れるよ」
出来上がったら、プランターの下穴から出てくるまで水をやりました。「なかなか染みないね」「時間がかかりそうだね」とは、子どもたち。しっかり水が行き渡ったところで、手渡されたドングリを植え込みました。「芽が出るといいな」「来年、待ってるよ」という声もかかりました。
「育てよう!縄文の森プロジェクト」は、始まったばかり。これから粘り強く、ドングリを育成していきます。
Live at Hokkitsu community center 241106
渋川・北群馬児童生徒音楽会の11月7日午後の部で、津久田小3年~5年生の歌声が北橘公民館の大ホールに響きました。今まで練習では、何度も困難にぶつかってきました。例年になく、歌詞が覚えられない子や暗譜ではない子が多かったのです。でも、練習を見る度に劇的に向上していきました。この日も、リハーサルからノリノリで声が出すぎるほどです。実際、「山椒は小粒でも…」ではないですが、声のパワーでは大きな学校に引けをとりませんでした。「本番に強い津久田小」は、この日も健在。「今までで一番よい仕上がりだった」という声が聞かれました。
今年の演目は、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(二部合唱)」(作曲:ロバート・シャーマン)と「Voices(二部合唱)」(作詞・作曲:中山真理)です。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、1964年の映画『メリー・ポピンズ』の劇中で歌われる楽曲です。不思議な響きのこの言葉は、願いを叶える言葉です。♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス アンディリディリディリアンディリラーイ♪という楽しいリフレインは、思わず身体を揺らしたくなります。心地よい緊張感から始まったこの曲も、冒頭から滝のような声が出ました。伴奏も軽快です。もちろんサビの部分の振り付けも、いつもより一体感がありました。この日の魔法の言葉は、子どもたちのどんな夢を叶えてくれるのでしょうか。
伴奏者が入れ替わって、次の曲は「スマイル・アゲイン」。しっとりとした歌い出しから好調さがうかがえました。サビの♪Smile Again Smile Again うつむかないで (同)笑って見せて (同)どんなあなたも みんな好きだから♪もピッタリ合って感動的でした。この日も、「子音をしっかり発音すること」ということに注意しながら、丁寧に歌っていました。身体全体を使った振り付けも、曲のよさをアピールしていました。
この日は、渋川広域の中学生の滝のような声量の「大地讃頌」など、素晴らしい歌声も聴けました。さすが中学生はすごかったです。
音楽会参加曲完成・披露 251105
今年も渋川北群馬児童生徒音楽会では、保護者の皆さんへの発表はありません。そこで、本日の音楽集会は、子どもたちへ・保護者の皆様への渋川北群馬児童生徒音楽会参加曲披露の場になりました。他流試合とも言える音楽会に参加する3年生~5年生は、やる気満々でした。でも、終了後聞いてみると、結構緊張していたとのことです。
1カ月前、体育館では場所決めが行われていました。神妙な顔でそれぞれの位置につく子どもたち。学年はバラバラで、パート別に並び直しました。ストレートに前へ出る声を出す6年生たちと合同練習をして、自分たちの歌がまだまだ発展途上だということも知りました。それからの3学年の合同練習があって今日につながりました。
演目は、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(二部合唱)」(作曲:ロバート・シャーマン)と「Voices(二部合唱)」(作詞・作曲:中山真理)です。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は、1964年の映画『メリー・ポピンズ』の劇中で歌われる楽曲です。不思議な響きのこの言葉は、願いを叶える言葉です。♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス アンディリディリディリアンディリラーイ♪という楽しいリフレインは、思わず身体を揺らしたくなります。サビの部分では、手を挙げたり指を回したりする振り付けが入ります。歌いながら軽快に振り付けをするのが苦手な子もいるので、何度も何度も練習を重ねました。魔法の言葉で、持久走大会や音楽会に挑戦する子どもたちを鼓舞しているかのようでした。
「スマイル・アゲイン」のサビは、♪Smile Again Smile Again うつむかないで (同)笑って見せて (同)どんなあなたも みんな好きだから♪と、津久田タイム等で大切にしているものとピッタリ合って感動的です。もちろん大人にとっても胸に刺さります。背中を押される思いがします。「子音をしっかり発音すること」ということに注意しながら、丁寧に歌っていました。曲の最後は、身体全体を活用したポーズが炸裂し、耳目を集めました。
終了後、子どもたちや教職員が感想を述べました。「声が前に出ていて、楽しさが伝わってきました」「全員で行ったアクションがピッタリ揃っていて、迫力がありました」「ゼロからはじめて、感動させる歌に仕上がっていた」など、感想が仕上がりを物語っているでしょう。
本日学校に来られなかった皆様は、期間限定のYouTUbe配信をご覧ください。
生きているだけで100点満点 251104
最近のニュースは、いじめが原因の自殺、殺人事件や深刻な交通事故など、人の命を粗末にする事件が跡を絶ちません。そこで、津久田小では、助産師会の講師による、「いのち大切さ助産師講座」を実施し、命の誕生の不思議さ、一つしかない自分の命、家族の宝物である自分そして友達の大切さについて学びました。
講座では、まず、タイムマシーンに乗り込み、時間をさかのぼりました。行き着く先は、お母さんのお腹の中です。ここで、謎の紙片をいただきました。よく見ると中央に穴があり、白い球も付いていました。子どもたちは、「命の始まりの大きさは、折り紙に針であけた穴と同じ大きさ」という事実に、その穴を見て命の始まりに不思議さに驚いていました。
さらに、助産師さんが不思議なエプロンを身につけて登場。子宮の形のポケットには、小さな小さな胎児が入っていました。「こんな、小さいの?」 理科で学習前の4・5年生は、またも驚きです。次々に、3カ月・5カ月・8カ月・10カ月の胎児が出てきます。会場から前に出てきた子どもたちは、愛おしそうにだっこします。一列に並ぶと、胎児の大きさと重さができました。
胎児の心拍数が多いのに違和感を持った子どもたち。代表の子が会場を走ると、ほぼ同じ心拍数になりました。「なるほどな!」と、6年生も納得です。実際の動画を見ても、胎児が出てくるまで懸命にがんばっていることも実感できました。
最後に、出産シーンのドキュメント動画を視聴しました。赤ちゃんが出てくるまでのお母さんの表情は、見ているだけで苦しそうです。それだけに、出産後のお母さんと家族の表情は感動を呼びました。
子どもたちは、講座を通して「生きているだけで100点満点」というキーワードの意味をしっかりと理解していました。この講座の宿題は、子どもたちが帰宅後、お父さんかお母さんをギュッと抱きしめ、「今ここにいる奇跡」のお礼を言うことです。
願うは安全!通学班会議 251102
久しぶりに通学班会議が行われ、各班のメンバー、登校時の約束、通学路の確認を行いました。
安全を守るための通学班に、問題が見え隠れています。例えば、コロナ禍が一段落したころから、車での送迎が増え、高学年の児童が伴っていない班もあります。坂道を低学年の子だけで歩いてくる通学班も見受けられます。このことも一因となって、子どもたちの体力が低下しています。もう一つ。児童数の減少で、広範囲からまとまって通学する班も見られます。結果、待ち合わせ時間に全員が集合できないことがありました。改善策として、集合場所から離れている子に時計を持たせることにしました。おかげさまで通学路の危険箇所につきましては、通学路の合同点検の充実により改善が進んでいます。
会議が始まる前、班長が1年生を教室まで迎えに行きました。この日は、年度当初の会議後、問題はなかったかどうか話し合い、担当の教員が指導を行いました。各班とも、次のようなことが確認されました。
①待っているときや歩行中は、ふざけたり騒いだりしない。
②右側通行、横断歩道の渡り方等、交通ルールをしっかり守る。
③班長は先頭、副班長は一番後ろにつき、安全に登校する。
④登校途中は、地域や交通指導の人にしっかり挨拶する。
⑤スクールバス利用者は、バスの約束を守る。
最近、熊の出没情報がメール配信サービスで届けられます。昨年度から、班長に熊鈴を持たせています。近隣の地区で情報があった場合には、皆様への状況提供だけでなく、複数人で下校させています。
楽しいハロウィンパーティー 251101
10月になると、街のあちこちでハロウィンの飾りやイベントを見かけるようになります。ハロウィンはもともと英語圏の文化であり、「Trick or Treat!」や「Happy Halloween!」といった英語の表現がそのまま使われます。カボチャのランタンや魔女の帽子、コウモリのモチーフなど、子どもたちの目を引くものがたくさんあり、子どもたちもワクワクします。1年生の教室へ行ってみると、そんな季節行事を英語遊びに取り入れていました。教室内は、様々な飾りを身につけた子どもたちで熱気ムンムンと言った状態でした。
最初に目についたのが、奇妙でかわいい動きが目立ったハロウィン四隅ゲームです。これは、先生の指示やクイズの答えごとに子どもたちが教室の四隅に移動するゲームです。クイズで当たり外れありにしても良いですし、当たり外れのない内容にして、言葉の意味を理解させるのも有効です。四隅には、Jack-o-lantern、Black cat、Wizard、Witchの絵が掲示されていました。間違えた子どもたちからリタイアして、後ろへ下がっています。子どもたちは、互いに飾りを付けた顔を見合って大笑いしていました。
続いて、音楽に合わせてモンスター・フリーズ・ダンスで楽しみました。ハロウィンぽい音楽が鳴っている間、子どもたちはモンスターになりきって自由に動きます。音楽がストップする際に、先生が"Freeze!"と声かけし、子どもたちは止まります。子どもたちは、よくモンスターの雰囲気を出しています。声かけで止まれなかった子は、がっかりしていました。
さらに、学習のまとめとして、先生の前で一人ひとり「Trick or Treat!」や「Happy Halloween!」といったハロウィンの表現をしました。先生の前には、長い列ができました。報酬はかわいいシールです。
最後に、思い思いのポーズで集合写真をとりました。